バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

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集中投資は本当に有利なのか?

最新研究が示す「市場の意外な構造」

投資の世界ではよくこんな言葉を聞きます。

「優れた企業を見つけて集中投資すれば、大きく儲かる」

確かに、歴史を振り返ると数銘柄への集中投資で巨額のリターンを得た投資家は存在します。
しかし近年の金融研究は、この考え方にかなり厳しい結論を出しています。

その代表例が、元ニューヨーク大学教授でクオンツ運用者の
**Antti Petajisto**による研究です。

彼の論文では、「集中投資は平均すると市場に負けやすい」という結果が示されました。

なぜそんなことが起きるのでしょうか。

その理由は、株式市場の意外な構造にあります。


株式市場の利益は「ごく一部の企業」が作っている

この問題を理解するうえで重要なのが、
**Hendrik Bessembinder**の研究です。

彼の論文
**Do Stocks Outperform Treasury Bills?**では、

1926年から約90年間の米国株約26,000社を分析しました。

その結果、驚くべき事実が明らかになります。

・株式の約58%は短期国債よりもリターンが低い
・多くの企業は長期的に市場平均に負ける
・市場の富の大部分は、ごく少数の企業が生み出している

さらに言えば、

上位わずか数十社が、株式市場の利益の大半を作っている

という構造が確認されたのです。


市場のリターンを作った企業

実際に市場の富を大きく生み出してきた企業には、例えば次のような会社があります。

  • Apple

  • Microsoft

  • Amazon

  • Alphabet

これらの企業は、長期的に何兆ドルもの富を生み出しました。

しかし重要なのはここです。

こうした企業は、事前に見つけることが非常に難しい。

多くの企業は

・平均的なリターン
・もしくは市場以下のリターン

で終わります。

つまり株式市場は、次のような構造になっています。

・大多数の企業 → 平凡かマイナス
・ごく一部の企業 → 圧倒的なリターン


集中投資が難しい理由

この構造があるため、集中投資には大きな問題があります。

例えば10銘柄だけに投資するとします。

もしその中に「未来の勝ち株」が入っていなければ、
そのポートフォリオは市場平均を大きく下回る可能性があります。

つまり集中投資は、

「未来の超勝ち株を当てるゲーム」

なのです。

しかしその確率は、統計的に見ると決して高くありません。


インデックス投資が強い理由

ここで強みを発揮するのがインデックス投資です。

インデックスは市場の企業を広く保有します。

そのため

・負け株も含まれる
・平均的な企業も含まれる
・そして超勝ち株も必ず含まれる

という構造になります。

株式市場では、超勝ち株のリターンが非常に大きいため、

それを取り逃さないことが重要

になります。

このため、多くの研究で

分散投資はリスクを下げるだけでなく、リターンの観点でも合理的

という結論が出ています。


投資の本質

これらの研究から見えてくる投資の本質は、とてもシンプルです。


株式市場のリターンは

ごく少数の企業が生み出している

しかし

その企業を事前に見つけることは非常に難しい


だからこそ

広く分散して市場全体を持つ


という戦略が、長期投資において合理的だと考えられているのです。


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