米国株は依然として割高。
しかし、それだけで投資判断はできない
2025年12月時点で、米国株のバリュエーション(株価の割高・割安を示す指標)は依然として歴史的に高い水準にあります。
ただし、米国株の中でも状況は一様ではありません。
特に比較的魅力的な評価となっているのが
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小型株(スモールキャップ)
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バリュー株
だとバンガードは指摘しています。
これらの銘柄は、米国株市場全体と比べると相対的に割安な水準にあると考えられています。
https://corporate.vanguard.com/content/corporatesite/us/en/corp/vemo/how-stock-bond-valuations-changed.html
株式リターンは「バリュエーション」だけでは決まらない
ここで重要なのは、株式のリターンはバリュエーションだけで決まるわけではないという点です。
株式のリターンは主に次の要素から構成されています。
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企業の利益成長
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配当
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(海外株の場合)為替の影響
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バリュエーションの変化
つまり、「株が割高かどうか」は重要な要素ではありますが、それだけで将来のリターンを決めるわけではありません。
バリュエーションは短期の予測にはあまり役に立たない
投資の世界ではよく
割高だからそろそろ下がるのでは?
と考えがちです。
しかし、バリュエーションは短期や中期のパフォーマンスを予測する指標としてはあまり当てにならないとされています。
実際、株式市場では
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割高な状態が長く続く
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割安でもなかなか上がらない
といったことが頻繁に起こります。
そのため、バリュエーションの変化だけを理由にポートフォリオを大きく変更するべきではないとVanguardは指摘しています。
長期では「平均に戻る力」が働く
一方で、長期的に見ると話は少し変わります。
一般的に10年以上の長期で見ると、株式のバリュエーションは
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金利
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インフレ環境
に見合った平均的な水準へと回帰する傾向(平均回帰)があると考えられています。
つまり、
短期
→ バリュエーションはあまり役に立たない
長期
→ 徐々に平均へ戻る傾向がある
という特徴があります。
投資家にとってのポイント
今回のVanguardの見方をシンプルにまとめると、次の3つです。
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米国株は依然として割高な水準
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その中でも小型株やバリュー株は相対的に割安
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ただしバリュエーションだけで投資判断を変えるべきではない
市場の動きは短期では予測が難しいものです。
だからこそ重要なのは、短期の割高・割安に振り回されるのではなく、長期の視点で分散投資を続けることと言えるでしょう。とバンガードは指摘しています。素晴らしいですね。
米国経済は引き続き強く、プライベートクレジットなど気になるリスクは抱えているものの、長期に渡る原油高騰がGDPに与える影響は、欧州や日本に比べて低い等の優位性もあります。
一方で、今の為替を考えるとこれから海外に投資するのは躊躇してしまうのもわかる水準で反あります。
それでも株式への長期投資なら為替の不利や長期的な上昇で為替変動分を補うであろうという期待や過去の実績があるのですが、
期待リターンの低い安全な海外債券はインカムを考慮しても為替不利分を補えるのかやや疑問が残ります。かといって利回りの高いハイイールド債はプライベートクレジットリスク問題があるから投資しずらい。
国内不動産も買いずらい情勢で、今気持ちよく買える資産クラスは国内債券くらいというのが私の率直な気持ちです。
とは言え、その嫌な感じこそがリターンの源泉でもありますし、
オルカンのような伝統的なインデックスファンドへの長期投資をパッシブに、基本に忠実に行っている方は、
このような見通しや市場の意見、自分の意見などをガン無視して、自身の目標、リスク許容度に合う適切な資産配分を維持し、規律ある投資を続けるのが正解かと思います。
順調に資産が増える何もない、ゴルディロックスな相場も楽しいですが、難しい相場のときこそ投資家の腕が試されるというもの。
とはいえ、そこまで大暴落もしてないし、私自身普段と変わらぬ平常心で、そこまで難しいか感情を揺さぶられるかと言われるとそうでもない気がしますが(笑)
アクティブに投資をしている方も、パッシブに投資をしている方もこの局面を楽しみつつ乗り越えていきましょう。
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