新NISAが始まるっていうのにいつまでもS&P500かオールカントリーにしか投資しないのは時代遅れ。SBI・Vシリーズが新たに5本の投資信託を発表し、投資のプロたちは今からウハウハしてる。全商品の特徴と上手な運用方法を解説していく
— ゆたか@お金を教える人 (@yutaka_snks) June 25, 2023
1. SBI・V 米国増配株式
→S&P500より高いパフォーマンス力が魅力… pic.twitter.com/YYEDV5661z

【S&P500やオルカンは時代遅れ説】
Twitterでは毎日おもしろい新説が飛び出てきますね。
「新NISAがはじまるのにS&P500かオールカントリーにしか投資ないのは時代遅れ」
・・・・だと私は一切思いません。
むしろ、いろいろ手を出して追加コストをかけるよりもオルカン一本の方が賢明だとも思います。
以下、ゆたかさんのツイートを引用しながら感想を書いていきたいと思います。
『新NISAが始まるっていうのにいつまでもS&P500かオールカントリーにしか投資しないのは時代遅れ。SBI・Vシリーズが新たに5本の投資信託を発表し、投資のプロたちは今からウハウハしてる。全商品の特徴と上手な運用方法を解説していく
確かに金融資商品を売ることで儲かるプロは、新しい顧客を獲得するよい機会だとウハウハしながら喜んでいることでしょう。
更にインフルエンサーを目指す方に拡散してもらえたのだからほくそ笑んでいると思います。
で、投資のプロ達が運用するファンドのうちどのくらいがコスト控除後で、S&P500やオルカンを上回れるのでしたっけ?教えていだ抱ければ幸いです。
【VIGについて】
1. SBI・V 米国増配株式→S&P500より高いパフォーマンス力が魅力
切り取る期間によってはS&P500よりもリターンの高い実績があるETF(VIG)に連動する投資信託
「S&P500より高いパフォーマンス力が魅力」と言い切ってもよいのでしょうか?
「切り取る期間によってはS&P500よりも高い実績がある」
それってかなりのETFや投資戦略でそうなのでは?
VIGはS&P500と比べて底堅く、安定したパフォーマンスが人気で連続増配を記録する企業にだけ投資するので、相場の下落時にも堅調な動きを見せる
わかります。
S&P500への集中投資では不景気のときモロにその影響を受け、リーマンショックやコロナショックではともに50%以上の値下げがあり多くの投資家を苦しめた
私の記憶ではコロナショックの時の最大ドローダウンは約29%だと記憶しており、50%も下げてないと思うのですが。
そして、VIGは確かにマシですが、リーマンショックの時に40%以上下げていますし、S&P500より若干マシ程度には投資家を苦しめています。

米国連続増配株投資を個別の株式により自分でセクター分けして月に1回のリバランスを行うことにより、割安株を買い増し配当による不労所得を得る投資手法は言わずと知れた王道の一つだが、この投資手法を投資信託一本でできるのは超魅力的40〜50代のかたで老後に向け資産収入(不労所得)目的で投資を始めるならこの投資信託をコツコツ買い増していくと良い
VIGが保守的なETFというのは一理あるけれども、結局S&P500との相関が0.96(設定来)と高いため、
)あまりS&P500と変わらないという事実があります。
バリュー投資や配当投資の手法は王道ですが、S&P500の方がもっと王道なのではとも思います。
私自身VIGは好きなETFの一つですが、よほどの理由がある方以外は、コストの低くより分散されているS&P500の方を個人的にはお勧めします。
【VEAについて】
バリュー投資や配当投資の手法は王道ですが、S&P500の方がもっと王道なのではとも思います。
私自身VIGは好きなETFの一つですが、よほどの理由がある方以外は、コストの低くより分散されているS&P500の方を個人的にはお勧めします。
【VEAについて】
2. SBI・V先進国株式(除く米国)→アメリカを除いた先進国へ分散して投資できるここ最近はアメリカ中心の投資がトレンドだが、アメリカに偏りすぎたポートフォリオを調整するのに有効な商品
日本、英国、カナダ、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリアなどの先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3800銘柄で構成されている
その通り。
魅力的なところは大型株に限らず中型株、小型株にも投資できる点
ただし、小型株の構成比率が小さいため、大中型株のみの指数とあまり変わらない。
S&P500のみだとどうしても大型株が中心となり割高な株を多く保有するためパッシブ運用には不向きな点がたびたび指摘されている
なら、VEAではなく、VXFなどその目的用のETFがあるので、そちら勧める。
さらに構成されている先進国のうち約2割が日本である 日経平均株価が好調なのは周知の事実であり、多くの投資家が日本株に興味をもっている流れのなかで今後も日本株に期待を持てるのであれば、この投資信託を持つことで日本株の好調の波に乗ることも可能
なら、米国ETFを通さず、直接日本株や国内投信、ETFに投資をすればよい。
日本から米国ETFを通じて日本株に投資をすると、コストが余計にかかって非効率になる。
VEAの弱点はそこにある。
【3. SBI・V世界小型株式(除く米国)について】
→過去15年を振り返ると大型、中型株よりも小型株の方がパフォーマンスが高かったため、この先も米国を除く小型株投資により積極的にリターンをのぞんでいきたい人にオススメただし、小型株だけに焦点を当てるとアメリカの小型株を含む投資と含まない投資では倍くらいパフォーマンスが違った(アメリカを含んだ方が良かった)ため、あくまでアメリカに偏りすぎたポートフォリオの調整くらいで考えておくのが良いかもしれない
なぜ次のVSSでは過去10年で振り返っているのに、こちらは過去15年で区切ったのか。
ここら辺を疑問に持てるようになると、インフルエンサーに騙されにくくなる。
理由づけに苦しんだ様子がうかがえる。
アメリカに偏ったPFを調整するのに適した方法は他にある。もっとVBの長所を押してほしかった。
【4. SBI・V米国小型株式】
→過去10年では大型株や中型株投資よりも高いパフォーマンスを発揮している米国の小型株に投資できる一本下降局面では大型、中型よりも大きく値を下げるためリスク(ボラティリティ)は大きくなるものの、高いパフォーマンス力は魅力であり、年齢も若くリスクがとれる人にはオススメ。またS&P500と一緒に保有することで株式の規模を分散することができる
実は、過去記事に書いた通り、細かい点を指摘すればVSSとS&P500は相性がよくない。
中小型株にも分散したい場合はS&P500+VXFをお勧めする。
指数プロバイダーが異なるため、またS&P500の採用基準の影響で、他社の小型株ETFでは、漏れて抜け落ちる銘柄や、変に重複して二重に投資をしてしまうことになる銘柄が発生することがある。
もしくはそもそもVTIに投資をするのが良い。
S&P500から米小型株への分散であえてこれを使う必要はない。
米国小型株+全世界小型株を組み合わせることで世界中の小型株に分散投資したときにどのようなパフォーマンスになるか期待したいです
そうですか。
ただ、上から読んでいて全体的にS&P500との分散に使うといいという表現をよく見るが、
そうやって地域やサイズに分散を広げてった極地が、
時代遅れとおっしゃる全世界株式やVTなのではないのかとも思う。
なので、あえて全世界株式ではなく、S&P500や先進国インデックスでもなく、
手間や追加コストをかけて、
このVシリーズを組み合わせる必要性の主張としては弱い様にも感じる。
【VWO】
5. SBI・V新興国株式→今の投資のトレンドからは見向きもされていない新興国株式に投資できる一新興国投資の魅力はなんといってもその成長力に投資できること。短期的なリターンでは米国投資や全世界株投資よりも上回ることがあるのが特徴ここ10年はまさに米国の黄金期であり投資の中心はアメリカであった。しかしここ最近は中央銀行が金融の引き締めを続けており、株式のようなリスク資産はどちらかというならば売りが推奨される
そういう時期、新興国ってより売られたりすることもありますよね(笑)
このときにアメリカに変わって注目されているのが新興国、株式投資の歴史を紐解くと新興国が先進国をアウトパフォーム(パフォーマンスで上回る)するサイクルは定期的に発生しており、この先その可能性は十分にあると考えるなら新興国投資は一つの魅力となる
【SBI・Vシリーズを上手に活用する】
① VTよりも高パフォーマンスを発揮でき→今の全世界株式投資(VT)よりもSBI・Vシリーズの全米株式、先進国株式、新興国株式の3つを組み合わせることで、VT1本より経費率が低く、リターンの高いファンドを作れるうになります
さらにVTI 1本では構成銘柄が約9,500社ですが、この3本の組み合わせだと約1万3,600社への分散投資が可能となる
〇リターンがいいかどうかはわからない。
〇リバランスコストや運用の手間も考慮すべき。
〇3つをどう組み合わせるかによる。
〇VTIは打ち間違いかな?わたしも誤字脱字はたまにするからここはスルー
でも、その実質コストって本当に正しいの?
この表の「実質コスト」は信託報酬とETFの経費率の合算。確信犯か。こいつクソだな。
— 河童@インデックス投資🌻 (@KappaProject) June 27, 2023
② 全世界株式(除く日本・欧州)ファンド→SBI・V全米株式とV・新興国株式(VWO)を組み合わせることによって、全世界株式(除く日本・欧州)という珍しいファンドを作ることができる日本で生活している我々は日本の会社に勤めおり、日本円で収入を得ており、日本円を貯金しています。つまり日本には既に十分に投資していると言え、さらにそこから最近低調な欧州を除くと出来上がるのが上記ファンド。アメリカの強さと新興国の成長力の2つに投資できるのが魅力
これが本当にやりたいならどうぞ。
③全世界の小型株へ分散投資→ SBI・V米国小型株式(VB)とSBI・V世界小型株式(VSS)を組み合わせることによって、グローバルの小型株式ファンドを作ることができるリスクは高くなるもののS&P500を上回るパフォーマンスが期待できるので、積極的にリターンを狙っていきたい人にオススメ!
過去記事に書いた通り、小型株効果については個人的には懐疑的。リスクは高くなる傾向があるが、S&P500を上回れるかはわからない。
【まとめ】
【まとめ】
SBI・Vシリーズを上手に活用するのことで投資手法の幅が広がり、全世界株式やS&P500への投資以上に自分の目的や目標に沿った投資を選択することができる
自分の目的は何かをよく定義することが大切ですね。効率的な資産形成だけを考えれば変に手を出す必要はないでしょう。
投資を楽しみたいというような選好、趣向や、よほどマニアックな目標がある方なら良いと思います。
「また、S&P500よりも高いパフォーマンスを期待することができる」←これはそうとは言えないので注意しましょう。
「が、S&P500よりもパフォーマンスが劣ることもある」と付け足すのがより正確で親切です。
変な新説よりも、親切な文章を心掛けたいものですね。
「が、S&P500よりもパフォーマンスが劣ることもある」と付け足すのがより正確で親切です。
変な新説よりも、親切な文章を心掛けたいものですね。
今回紹介したSBI・Vシリーズはどれも実質コストが0.1〜0.15%(年利)と超低コストなので、コスト面の心配も無し
私も旧SBI・バンガードシリーズは好きです。
が無理やりこじつけて、S&P500やオルカンをやり玉にあげてまで薦めるほどではないかなとも思います。
また制度に合わせて投資戦略をコロコロ変えるというのもどうかと思います。
自分の戦略や資産配分に合うような制度があれば、それをうまく利用するのが正しいと思います。
「自分の投資目的から適切な手段を選択していきましょう!」
山崎元氏ならこの言い回しは、「投資目的に関わらず最も効率の良い運用をすべきだ」と指摘するでしょうね。
参考になれば嬉しいです^ ^
SBI・Vシリーズは楽天証券では買えないため、SBI証券に口座開設を促すアフリエイト商材としては最適ですね。参考になります。
ありがとうございました。
私のこの記事も業者やインフルエンサーに変にのせられないための参考になれば幸いです。
いつもありがとうございます。
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