バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

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ソ連の小話


ある所に二人の農夫がいました。

どちらもほんの少しの畑を耕し、辛うじて家族を養っていました。

違いといえば、片方の家には痩せこけたヤギが一頭いることでした。

ある日、ヤギを持たない農夫の前に妖精が現れ、

「一つだけ願いをかなえてあげましょう」と言いました。

すると農夫は、もう一人の農夫のヤギが死にますようにと願いました。


やぎが死んで、農夫の妬みは解消され、二人は前より平等になりました。

ですが、結局どちらの暮らしも良くなりませんでした。


東洋の島国では・・・

亡国の古い昔話、遠い国のジョークと思いきや、

21世紀、令和となった現在、「平等」や「格差是正」という大義名分の元、

あるいはそれにこじつけて、なぜか「下方向に」

合わせよう、合わせようとがんばっている国や企業が東洋にあるとか。



日本郵政が「格差を縮めるため」に選んだ方法


平等は善なのか?

「不平等」それ自体は道徳的に好ましくないわけではありません。

この話の本質は、

「誰もが同じだけ持つ事」は実はそれほど重要ではなく、

「誰もが十分に持つ事」が真に重要だということです。

先程の小話で言えば、「貧困」が問題なのであり、

「平等」よりも「豊かさ」を目指すべきだったというお話です。

ジョナサン・ケリーらの研究によれば、発展途上国では、格差は気力を挫くのではなく、逆に人々を鼓舞し、かえって幸福度が高くなるという結果もあります。




21世紀 この話を地でいく国があるらしい。 

しかし、なんと馬鹿げたことに、

このソ連時代の古いジョークを、21世紀に地でいく国があります。

どこの国のどこの企業とは言いませんが

少し前には「正社員」と「契約社員」の待遇を「平等」にするという大義名分で、

正社員の手当てなどを削り、低いの基準に合わせて「平等」を実現しようとした企業がありました。


果たして、それでみんなが本当に幸せになるのでしょうか?

一部の契約社員は喜ぶでしょうが、当然正社員はやる気を失います。

正社員を目指していたやる気のある契約社員も目指す意欲をそがれます。


ただ「契約社員の待遇を少し改善する」ということすらできないわけですから、

「我が社は従業員に給料を払う気も、その力もありませんよ」

「待遇もケチりますよ」

「何か問題が起きても、誠意ある対応・改善はしませんよ」

と対外的に宣伝しているようなもので、

少なくとも賢い若者はこの会社に入ろうとは思わなくなります。


真の問題の解決と長期的な成長が大切です。

このご時世、

建前や言葉の綾や圧力で上手く問題を丸め込めると思っているのでしょうか?

なんというか、昭和的なやり方だと思います。

確かに目先の支出は減らせるかもしれませんが、

ダロン・アセモグル氏らによれば、

収奪的な政治や経済の元では、イノベーションは生まれず、経済成長は持続しないという、研究を発表しています。

企業も似たようなのではないでしょうか?


問題の本質をとらえなくてはいけません。

歴史上、クーデターや革命が成功した後に樹立した新政権が、

前の政府より悪かったケースはざらにあります。

「壊すこと」それ事態が目標になってはいけません。

「妬み」や「不満」の解消が目的になってもいけません。

「今を壊したり」「他人を貶めれば」理想の未来があるわけではありません。

「幸せ」や「豊かさ」「今より良くなる」こと、

つまり「希望」が投資の目的であるべきだと私は思います。




人の不幸よりも豊かさを願うべきだと思います。

他人の不幸を願うよりも、

自分の生活や未来を幸福にすることを考えることが大切だと思います。

幸福になるために何か行動する。

その結果、何かしらの財やサービス・価値を生み出す。

それが他の人を幸せにし、その対価として受け取るお金が自らの人生を豊かにする。

資本主義のいいところの一つはこの循環にあると思います。


私は公正な株式市場が大好きです。

株式の売買には相手がいます。

株式市場は、短期的には「誰かが勝てば、誰かが負ける」

市場のαを取り合うゼロサムゲームです。

そして、コストを考えるとマイナスサムゲームとなります。

このゲームが悪いとは私は言いません。

通常の市場であれば、

立場や肩書や権威ではなく、

各々の運、スキル、努力、判断、取り得るリスクに応じて結果が出る、

平等ではないものの、ある意味でとても公正な世界だと思います。


私はプラスサムゲームが大好きです。

ただ、より好みなのは、

各企業が財やサービスなど新たな価値を生み出し利益を上げ、成長を続けることで、

市場全体としてみれば、長期的には右肩上がりとなり、

プレーヤー全員の利益合計が、投資額に対してプラスとなるプラスサムゲームとなります。

私はみんなが豊かになる世界が好きです。

個別株投資だろうが、仮想通貨だろうが、不動産だろうが、事業だろうが、

みんな損して貧困にあえぐ世界より、

みんな豊かになって、幸せになる世界の方が私は好きです。

ただ他人にリスクや責任を押し付け、他人を「騙して儲ける」インフルエンサーは嫌いです。いい情報発信者もごまんといますが

話があっちこっちそれましたが、

一言で言えば、

これからも他人を貶めることなくインデックス投資を続けていきたいと思います。


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