【正しく道具を使うということ】
名工が打ったどんなに素晴らしい包丁でも、
使い手が正しく使わなければ、
良い料理は作れませんし、時には自らを傷つけてしまうことがあります。
良い薬でも、飲み方を間違えれば毒になります。
道具は正しく使うことが大切です。それは投資でも同様です。
【インデックスファンドも正しく使おう】
過去の株式市場の売買記録を見ると、投資家の多くが、上昇相場で高値を維持しているタイミングで多くの投資を行い、逆に下落相場になると資金を株式市場から引き上げています。
このような投資手法は「高値掴みの安値売り」につながり、投資パフォーマンスの下落を引き起こす可能性があります。
このような投資手法は「高値掴みの安値売り」につながり、投資パフォーマンスの下落を引き起こす可能性があります。
「マーケットタイミング・リスク」
タイミング戦略は、成功するとポートフォリオのリターンを改善する可能性があります。
しかし、常に投資タイミングを成功させることは非常に困難です。
タイミング戦略がうまくいかないと、何もしなかった時に比べてリターンを大幅に損なう可能性もあります。
「ベスト一か月を逃したら・・・」
下の図は1970年~2019年の、1年ごとのS&P500指数のリターンを表したグラフです。
「緑」が1年間のトタールリターン
「水色」が最もリターンの高かった1か月(Best Month)を除いた、1年間のトータルリターンを表しています。
「水色」が最もリターンの高かった1か月(Best Month)を除いた、1年間のトータルリターンを表しています。

https://advisor.visualcapitalist.com/staying-rational-marketvolatility/
ご覧の通り、たった一か月市場に居なかっただけで、
S&P500から得られるリターンが、大きく損なわれていることがわかります。
S&P500から得られるリターンが、大きく損なわれていることがわかります。
特に、49年間のうちの7年は、
(1970、1978、1984、1987、1994、2011、2015)
一年間のリターンは本来プラスだったにもかかわらず、
最良の一か月を逃したことで、リターンがマイナスの領域に引きずり込まれていることがわかります。
【マーケットタイミングについて】
日々大きく値動きするマーケットを見ていると、マーケットタイミング戦略に手を出したくなる誘惑にかられます。
この戦略は一見すると魅力的な投資手法に見れますが、将来の値動きは全く予想ができず、プロであっても当てることができません。
そのため、うまくいくかどうかはやってみないとわからない、博打のような戦略だと言えます。
短期的で衝動的な判断で運用するのではなく、長期で規律を守った戦略を堅持することが重要であると言えます。
この戦略は一見すると魅力的な投資手法に見れますが、将来の値動きは全く予想ができず、プロであっても当てることができません。
そのため、うまくいくかどうかはやってみないとわからない、博打のような戦略だと言えます。
短期的で衝動的な判断で運用するのではなく、長期で規律を守った戦略を堅持することが重要であると言えます。
長期的に分散したPFで運用する場合運用、資産配分がそのリスクとリターンの大部分を決定することも忘れないで下さい。

【インデックスファンドを用いたアクティブ投資】
いろいろな投資戦略があるので、一概には言えませんが、
もし、パッシブ運用の利点、理念に共感してインデックスファンド投資をしているのなら、
市場の予測やタイミングを計り、インデックスファンドを用いてアクティブな投資をするのではなく、
しっかりと資産配分を守り、規律ある投資を続けることが大切です。
インデックスファンドを用いたアクティブ投資が悪いとはいいませんが、それは上手くいく時もあれば。いかないときもある戦略です。
運や腕のある投資家の方は別ですが、長期的には多くの投資家が、ただ黙ってインデックスファンドを保有したときに比べて、自らの手でリターンを押し下げています。
【航路を逸らそうとする誘惑に注意】
また、直近の各銘柄のパフォーマンスを追いかけるような投資戦略も好ましくありません。
過去のパフォーマンスは未来のリターンとはほとんど無関係です。
日々メディアを賑わす金融商品や投資手法をその都度取り入れるような投資手法も、投資家のリターンの低下につながります。
長期投資家は不確かなマーケットに流されてプランを立てるのではなく、設定した合理的な計画や資産配分を見失うことなく、堅実に投資をすることが大切です。
過去のパフォーマンスは未来のリターンとはほとんど無関係です。
日々メディアを賑わす金融商品や投資手法をその都度取り入れるような投資手法も、投資家のリターンの低下につながります。
長期投資家は不確かなマーケットに流されてプランを立てるのではなく、設定した合理的な計画や資産配分を見失うことなく、堅実に投資をすることが大切です。
【まとめ】
長く投資を続けていると忘れがちになりますが、
計画的に、貯蓄を続けるだけでも大変な時代に、
今まで全くお金や投資に興味のなかった方が、
投資や資産運用を始めたことはものすごい、素晴らしいことだと思います。
インデックス投資を始めた方、NISAやイデコを始めた方は、
本当に、それだけでも、よく手間や勇気を惜しまず頑張りましたね。
と褒め称えてあげたい気持ちでいっぱいです。
ただ、インデックス投資や資産形成はそこがゴールというわけではありません。
長く人生を通じて続けることが大切です。
市場には好況・不況など、サイクルがあるため、投資は時に大きな感情の波をもたらします。
マーケットの混乱の中では、投資家の中には衝動的な行動をとってしまう人や、逆に思考停止に陥る方もいます。
感情やマーケットの波に負けないよう、無理のない範囲で投資をすること。
日頃から規律を守った資産運用を行うことが大切だと思います。
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