
楽天のトウシルで、国内ETFと海外ETFに対して、コスト差(ETFの経費率)だけで比較している記事を見かけた。
でも、これを判断する際は再投資効率(再投資の際のコスト)まで比較するのが正しい。
りんり@バンガードS&P500ETF(VOO)@SandP500ETF
この制度改正以降、国内投信や国内ETFは海外ETFに対して大きな優位性を持つようになった。
2023/05/09 17:22:10
多少の経費率の差は再投資効率で打ち負かされる。
基本的には国内投信≧国内ETF>>海外ETFで考えていい。
基本的には投信、で、正当… https://t.co/o2b17cfQ09
詳しくは、この「SBI証券の記事」を読むとよい。
もし、この記事を読んでよくわからなかったら、大雑把に
海外に投資をする場合は、基本的に、米国ETFよりも国内投信や国内ETFの方が、ちょっと有利な税制&手間がかからないと覚えておくとよい。
そして、よくわからない、理解するのがめんどくさいと思った方こそ、無理に米国ETFに手を出すことなく、国内投信を利用すべきだと思う。
2020年1月以前の記事や動画、検証や比較を見る際も少し注意が必要で、投信やETF、米国ETFを取り巻く環境は、この制度以前と以後で異なるということを覚えておいてほしい。
海外ETFは昔はコストが安かったり、あるいは自分の投資したい投資対象に投資する手段(S&P500ですら良い国内投信がそもそも存在しなかった)として重宝されていたが、
今は国内投信の多様化、低コスト化、優遇制度などによって、海外ETFの魅力は薄れ、
外国税控除などよく理解している方や特殊な投資対象にアプローチしたい時の手段となった。
特に新NISAの場合は、配当を手動で再投資しようとすると、非課税枠を消費することになるので、非課税枠を潰すことなく配当を再投資ができる投信が有利だ。
新NISAで配当戦略を薦める方もいるが、理想は新NISAは配当を出さずにファンド内で自動再投資される投信、配当戦略やるにしても特定口座等で配当投資をするのが無難というか効率的だと思う。
私は2015年からVOOに投資をしていたこと。
当時S&P500やVXUSに対応するような投信がなかったこと。
バンガードが好きで、国内の運用会社があまり信用できなかったことなどから、PFの大部分は米国ETFだが、
これはポディショントークとか、私の保有比率とかは関係なく、
基本的には国内投信≧国内ETF>>海外ETFだということを初心者の方は覚えておいた方がよい。
私自身、今後は新NISAでは制度上有利な投信(オルカン)を使う予定だ。
過去最も合理的だった方法がいつまでも合理的だとは限らないから勉強は大切だし、
制度が変わったならそれに柔軟にあわせることも大切だ。
変なこだわりのせいで無理に合理性を捻じ曲げるようなことがあってはならない。
米国株ブロガーでも、米国ETFブロガーでも、
この事実は事実として認めて、冷静かつ客観的に判断すべきである。
でも、そこまでバンガードのETFが悪いわけではないし、細かいこととも言えるから、
気にしない方はそこまで神経質にならなくてもいいと思う。
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