バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

【直近のS&P500の日次リターン】


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2020年1月1日から2022年5月13日までのS&P500の日次リターン(ドルベース)

市場は大部分を占める『普通の日』と、

1日で±3%の大きく動く瞬間(この期間では全体の2%程度)があることがわかります。


【S&P500の二面性に引っかかるな!】

以前、過去100年のS&P500の日次リターンを紹介した時にも述べましたが、

米国株式市場には二面性があり、

全体の大部分を占める平時と、極端にボラティリティの高い時期とがあります。

株式市場の混乱度


そして、なぜか『平時』が続くと、過去何度も当たり前に起こってきた下落やボラティリティが高い時期の存在を忘れてしまう情報発信者の方も一定数います。

『平時』市場がよい時にあれこれ強気なことを言うのは簡単です。

しかし、実際投資家としてより重要なのは、平時ではなく、ボラティリティが高まり、市場が困難な時にどう行動するかだと思います。




【過去S&P500が3%下げた日数】
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@charliebilello

こうしてみると平均的に分布しているのではなく、

特定の時期に集中していることがわかりますね。


【最高の日と最悪の日は近くにある】

株価はランダムと言いますが、

実際にはボラティリティが継続する傾向があります。

ボラティリティが高かった翌日はボラティリティが高くなる傾向があり、低い時も同様です。

それ故、最高のリターンをあげる急上昇日と最悪の取引日は近い時期に発生する傾向があります。

これがタイミングを計る戦略をより難しくしています。

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【リターンを得るためにはリスクを引き受ける必要がある】


よく見る株式市場の過去の長期チャートのような、

魅力的なリターンを得るためには、その過程において何度も起こり得る、

このようなボラティリティの高い日々や下落に耐える必要があります。

最終的な元本割れを気にする人は非常に多いのですが、

意外と長期投資の過程で起こる暴落を軽視して投資を始める方が多いようにも思います

過程の下落や混乱も軽視しないようにしましょう。

ボラティリティとリターン


ボラティリティをコントロールし、動的にこの変化に対応しようという戦略もあります。

成功しているプロもいる一方で、多くのプロやファンドが失敗しており、私にとっては難しすぎる戦略と捉えています。



【まとめ】

株式市場やS&P500に投資をするのであれば、よく理解したうえで投資をすることが大切です。

一般論や耳馴染みの良いイメージ論だけではなく、こういう基本的な知識をよく勉強したうえで、投資判断することが大切です。

調子のいい時期に、米国最強、S&P500最高と言うのは簡単です。

ただ、実際そうとは言い切れないため、私はそういう発言をしないよう注意し意識してきました。

もし投資するのであれば、S&P500や米国株の強さや良さを知るのと同じくらい、その限界や弱さ、不完全さも知ることが大切だと思います。

そういうリスクがあるからこそ、定期預金よりはマシなリターンが期待できるわけです。


【個人投資家にできること】

結局、未来はわからないので、普通の凡庸な個人投資家にできることは、できるだけ長く市場に居続け、自身のリスクの許容できる範囲でリスクプレミアムを集めること。

できるだけコストを抑えたり、分散してリスクを抑え、効率よくリスクプレミアムを集めること。

このくらいのものだと私は考えています。

また、市場や株価の変化を受け入れ、良い時も悪い時もあると割り切って、冷静に投資をすること。

自身の感情や収入・支出など、自分自身に確実にコントロールできることに集中しながら、投資を続けることが重要だと思います。

私はS&P500に投資をして9年。来年で10年になります。

でもまだまだ道半ば。あと30年くらいは気長に楽しく投資を続けていきたいと思います。

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