バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

次の10年は新興国株式がくる。

次の10年新興国株式がくる。

という声を最近よく聴きます。

そこで今回は1つの興味深いレポートを紹介したいと思います。

2011年4月 日興アセットマネジメント



【2002年3月の世界の時価総額上位】
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からの・・・・

【2010年3月の世界の時価総額上位】
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新興国、熱いですね。

同レポートでは、例のごとく、

「過去のデータは将来の保証をするものではありません」

としつつも、

経済成長に伴い、新興国企業は世界の中でますますその存在を高めていくと考えられます。

と、強く主張されており、

人口、労働力、中間層の増加、経済成長、先進国との相互貿易など、

あらゆる角度から新興国の魅力を押してレポートとなっています。



【結果】

では、このレポートの10年後どうなったか。

答え合わせをしてみましょう。
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PF1 VTI  (米国株式)
PF2 VEA   (先進国・除く米)
PF3 VWO (新興国)


【まとめ】

2021年4月が終わり、レポートから10年が経ちました。

結果を振り返ってみましょう。

・・・・・・新興国の時代はきましたか?


同レポートにも記載されているように、

「未来はどうなるかわかりません」

過去の成績も、直近の成績も、

もっともらしい分析や理由づけも、プロの意見も、

10年という時間と不確実性の前ではあまり役に立ちません。


今も、

次の10年は米国だ、インドだ、中国だ、という広告やアクティブファンド・パッシブファンドも見ますが、

どれが来るかはわかりません。


次の10年、もう一度米国がぶっちぎるのか。

新興国が巻き返すのか。

あまり期待されておらず割安な先進国が見直されるのか。

私にはわかりません。

ただ、現時点であまりこうだを決めつけ過ぎたり、

ある特定の予測や広告を信じすぎることなく、

自分の許容できる適切な資産配分・分散PFを保ち、投資を続ける事が大切だと思います。

いつもありがとうございます。