バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。


【2020年のハイパーグロース株ブームと2021~22年の崩壊】

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(画像が見ずらい方はクリックして頂けると拡大できます。)

上の図は、2020年のハイパーグロース株のリターンと、2021~22年のリターン、そして2020~2022年までのリターンを示したものです。

バブルや高すぎるバリュエーションは永遠に続かないということ、個別株の銘柄選択や投資タイミングを計るのは決して簡単ではないということがわかります。


【当時の投資家から学ぶ事】

また、当時の様子を振り返ってみると、ブームの渦中にいて儲けている人の一部には否定的な意見が耳に入らなくなり、あるいは傲慢になり、強い言葉を発したり、他人を煽り始める方も何人も見受けられました。

それと同時並行で起きた、レバナスの教祖様やトレンドフォロー型のじっちゃまブームもそれを加速させていきました。

私にも「S&P500を簡単にアウトパフォーマンスできるのに、なんでS&P500に投資を続けているんですか?」というコメントが届いたり、

逆に、S&P500のみに長期投資を続けると息巻いていた方が、目先の高パフォーマンスにつられ、ブームがだいぶ明らかになった後の高値圏で、グロース株に乗り換える場面もありました。

しかし、例えば、この上昇トレンドの恩恵を最も受け、第2のウォーレンバフェットと呼ばれたキャシーウッド率いるARKKは2021年2月の最高値から80%以上下落し、

2014年以降のアウトパフォーマンスを全て吐き出す形となりました。

 ARKK   VTI
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ブームになる前に投資をして、最高値圏で売り抜けた方は儲けたことでしょう。素晴らしいと思います。

しかし、人気が出始めた後、特にコロナショック後に投資をして今も持っている方は、ひどい結果になったと思います。

VTIの20倍近いコストを支払ってこれでは投資家は報われません。


【過去の失敗を学ぼう】

ARKKや小型グロース株に限らず、こういうブームは何度も繰り返されてきました。

ただ、新しく参入する投資家はそういうことを知りませんし、

同じ失敗を繰り返してしまう投資家の方もいます。

「賢者は歴史に学び、愚者は自分の失敗に学ぶといいます」といいますが、

投資判断をする前には、過去のことをよく学び、「夢物語」ではなく、

現実を見て判断することが大切だと思います。

嫌なことや耳の痛いことから目を背けてはいけません。


市場は常に変化をしていいます。

永遠に同じ投資環境や相場が続くことはまずありません。

バベルの塔が崩れたように、無理のある戦略は崩壊しますし、

恐竜が滅びたように、特定の環境下では最強の戦略も、

環境が変われば(ある環境に最適化していればしているほど)脆さを発揮し、消えていきます。


【まとめ】

最後に、一つおもしろい記事を紹介します。

私のとても仲の良い投資家の一人レムさんのブログです。

この記事には昨年の投資の失敗談がおもしろくまとまっています。

https://valuemorumotto.blogspot.com/2022/12/2022.html?m=1

アリババ、メタ・・・・一見大損しているように思います。


しかし、この記事の本当におもしろいところは、

レムさんは昨年資産を増やしていることです。

理由はいくつかあり、そもそもリスク資産のポディションを小さくしていたこと、

他の銘柄で儲けていたこと、メタは安値で買っていたのでプラスなこと。

そして、自身の労働収入。

更に、レムさんは資格を取得したり、転職して自身の価値を高めようと努力していました。


資産形成の手段は株式投資だけではありません。

人的資本や収入の向上も資産形成(特に初期には)大きく貢献します。

目先のブームに安易に乗って儲けようとするのも、まあいいですが、

インデックス投資をするにせよ、アクティブ投資や個別株投資をするにせよ、

それと同時に、元手を増やす努力を続ける事が大切だと私は思います。


それは株式市場と違い、ある程度のところまでは結果を、

自分の力や努力でコントロールすることができますし、

増えた収入は、下落相場では強力なプロテクターとなり、上昇相場ではアクセルともなります。

確実に資産を増やしたい、リスクを少なく資産を増やしたい、早くお金持ちになりたい。

そういう方ほど、夢物語に安易に載せられるのではなく、現実を見据えて、

できる努力ややるべきことをしっかりと行うことが大切だと思います。

また、無責任なインフルエンサーの流行を後追いしているだけの、

上辺の発言に騙されないことを強くお勧めします。

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