【含み益バリアの作り方】
最近SNSで『含み益バリア』というパワーワードを耳にしました。
なるほど、おもしろいこと言うな~と素直に感心しました。
今回は最近投資を始めて、含み益バリアがなくなってきている方に向けて、
私の過去の経験を無前て、少し記事を書いていきたいと思います。
私は長期インデックス投資家なので、
今回は自身が9年程投資をしてきたVOOを中心に書きますが、
米国個別株であれ、ナスダックや日本株であれ、
一人でも多くの不安になっている投資家の方のお役に立てば幸いです。
【2015年にVOOに一括投資したら】
私は2015年の夏ごろに、日本株を止め米国株へと移り、
VOOやいくつかの米個別株投資に投資をしました。
その後、VOO一本にしました。
当時は20万もあれば、VOOが10口買えておつりがくるくらいでした。
初めてVOOが200ドルを超えた時は高いと感じたものです。
2022年1月25日にVOOは399ドル。直近では532ドルまで上昇しました。
チャートでみるとこんな感じです。
2022年初からの下落はもちろん、今年の夏の下落や
コロナショック時も含み益バリアは大いに役に立ちました。
過去、株式市場は下落や停滞することもあったものの、
長期的には右肩上がりだったため、
長く市場に居続ける人が報われる場合がほとんどでした。
【私のVOO投資のスタート】
上の長期チャートと株価の話を聞くと、
一見、純風満帆にVOO投資をしてきたかのように見える私ですが、
実はそうではありません。
私のVOO投資の船出はなかなか前途多難なものでした。
グラフの最初の1年を切り取ってみましょう。
なかなかえげつないですよね(笑)
私が一括でVOOに投資をした2015年、
S&P500のリターンは‐0.73%。配当込みでなんとか+1.4%でした。
しかも、2015年にはチャイナショックがあったり、
その翌年の2016年にはブレグジットがあったりと、
最高値から10%以上下落することも何度かありました。
だから、個人的には最近投資を始めた方の気持ちが少しわかります。
しかも、当時は米国株の人気も情報もあまりなく、
一人孤独に黙々と投資をしていました。
下落の前の上昇局面に乗れたわけでもないので、
もしかしたら、コロナショック後に投資を始めたの方が、
まだましなスタートのかもしれませんね(笑)
【2015年に投資を投げ出していたら】
でも、もし2015~16年で投資を止めていたら、
今のような資産や含み益バリアは気づけなかったでしょう。
(2019年頃など米国株がバブルだと言われてた頃に投資をやめていても同様ですが)
良い時期に楽しく投資ができるのは当たり前のことで、
困難な時期、苦しい時期でも(できれば人生を楽しみながら)投資を続けること、
そのための環境を作ることが大切だと思います。
自身のリスク許容度の範囲内で、
長期投資に適した投資対象に投資をしている投資家の方は、
嫌な気持ちになっているかもしれませんが、
ここは感情に負けずに、資産配分を維持し、航路を守り、規律ある投資を続ることが大切だと思います。
ローマは一日にして成らずといいますが、
含み益バリアも一日にしてなりません。
より強い含み益バリアや堀を作るには、ある程度長い時間が必要です。
今後どうなるかはわかりませんが、わからないからこそ、
自身の許容できるリスクの範囲内で株式市場に適切に資産を配分し、そのリスクプレミアムを集めることが大切だと思います。
【運が悪かった時のことも考えよう】
サイコロジー・オブ・マネー
運よくいい時期に投資を始めることができたなら、それに越したことはありません。
でも、人によってはたまたま悪い時期に投資を始めてしまうこともあります。
S&P500やナスダック、米国株式市場であっても、10年以上長期的に停滞することはあります。
市場の先行きはわかりませんから、それは仕方のないことで、
運がなかったとある程度割り切るしかないと思いますし、
割り切れる範囲で投資をしたり、人生の計画を建てることが大切だと思います。
【バリアは含み益だけにあらず】
もし、米国株式市場が最悪のケースを引いても、人生に影響がでない、立て直しの効く範囲で、投資をすることが大切です。
そして、くりかえしになりますが、適切な範囲で長く市場にいつづけること。投資を続けることが大切だと思います。
また、その際は、株式だけではなく、自身の資産や属性、収入、人的資本などと合わせて、トータルで考えることが重要です。
これらは含み益バリア以上のバリアとして自身の資産形成、運用を下支えします。
バリアは「含み益」だけではありません。
含み益バリアは自分の力だけでは強化できませんが、自分の力で強化できるバリアもあります。
安全、確実に、早く資産を形成したいならそこの強化も怠らないことが大切です。
【最後に】
将来に絶対はありません。
ただ、資本主義と市場の価格形成能力と、人類がある程度合理的・啓蒙的である限り、長期的には良い可能性となる可能性が高いと私は考えています。
今含み益が消えて苦しい方、初めての調整で不安な方、リスクを取りすぎていたと感じる方、余裕な方、10人10色いろいろな人がいると思います。
私はそのみんながどんな形であれ投資を続けること、
そして最終的には目標を達成し、成功することを願っています。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村
最近SNSで『含み益バリア』というパワーワードを耳にしました。
なるほど、おもしろいこと言うな~と素直に感心しました。
今回は最近投資を始めて、含み益バリアがなくなってきている方に向けて、
私の過去の経験を無前て、少し記事を書いていきたいと思います。
私は長期インデックス投資家なので、
今回は自身が9年程投資をしてきたVOOを中心に書きますが、
米国個別株であれ、ナスダックや日本株であれ、
一人でも多くの不安になっている投資家の方のお役に立てば幸いです。
【2015年にVOOに一括投資したら】
私は2015年の夏ごろに、日本株を止め米国株へと移り、
VOOやいくつかの米個別株投資に投資をしました。
その後、VOO一本にしました。
当時は20万もあれば、VOOが10口買えておつりがくるくらいでした。
初めてVOOが200ドルを超えた時は高いと感じたものです。
2022年1月25日にVOOは399ドル。直近では532ドルまで上昇しました。
チャートでみるとこんな感じです。
2022年初からの下落はもちろん、今年の夏の下落や
コロナショック時も含み益バリアは大いに役に立ちました。
過去、株式市場は下落や停滞することもあったものの、
長期的には右肩上がりだったため、
長く市場に居続ける人が報われる場合がほとんどでした。
【私のVOO投資のスタート】
上の長期チャートと株価の話を聞くと、
一見、純風満帆にVOO投資をしてきたかのように見える私ですが、
実はそうではありません。
私のVOO投資の船出はなかなか前途多難なものでした。
グラフの最初の1年を切り取ってみましょう。
なかなかえげつないですよね(笑)
私が一括でVOOに投資をした2015年、
S&P500のリターンは‐0.73%。配当込みでなんとか+1.4%でした。
しかも、2015年にはチャイナショックがあったり、
その翌年の2016年にはブレグジットがあったりと、
最高値から10%以上下落することも何度かありました。
だから、個人的には最近投資を始めた方の気持ちが少しわかります。
しかも、当時は米国株の人気も情報もあまりなく、
一人孤独に黙々と投資をしていました。
下落の前の上昇局面に乗れたわけでもないので、
もしかしたら、コロナショック後に投資を始めたの方が、
まだましなスタートのかもしれませんね(笑)
【2015年に投資を投げ出していたら】
でも、もし2015~16年で投資を止めていたら、
今のような資産や含み益バリアは気づけなかったでしょう。
(2019年頃など米国株がバブルだと言われてた頃に投資をやめていても同様ですが)
良い時期に楽しく投資ができるのは当たり前のことで、
困難な時期、苦しい時期でも(できれば人生を楽しみながら)投資を続けること、
そのための環境を作ることが大切だと思います。
自身のリスク許容度の範囲内で、
長期投資に適した投資対象に投資をしている投資家の方は、
嫌な気持ちになっているかもしれませんが、
ここは感情に負けずに、資産配分を維持し、航路を守り、規律ある投資を続ることが大切だと思います。
ローマは一日にして成らずといいますが、
含み益バリアも一日にしてなりません。
より強い含み益バリアや堀を作るには、ある程度長い時間が必要です。
今後どうなるかはわかりませんが、わからないからこそ、
自身の許容できるリスクの範囲内で株式市場に適切に資産を配分し、そのリスクプレミアムを集めることが大切だと思います。
【運が悪かった時のことも考えよう】
サイコロジー・オブ・マネー
運よくいい時期に投資を始めることができたなら、それに越したことはありません。
でも、人によってはたまたま悪い時期に投資を始めてしまうこともあります。
S&P500やナスダック、米国株式市場であっても、10年以上長期的に停滞することはあります。
市場の先行きはわかりませんから、それは仕方のないことで、
運がなかったとある程度割り切るしかないと思いますし、
割り切れる範囲で投資をしたり、人生の計画を建てることが大切だと思います。
【バリアは含み益だけにあらず】
もし、米国株式市場が最悪のケースを引いても、人生に影響がでない、立て直しの効く範囲で、投資をすることが大切です。
そして、くりかえしになりますが、適切な範囲で長く市場にいつづけること。投資を続けることが大切だと思います。
また、その際は、株式だけではなく、自身の資産や属性、収入、人的資本などと合わせて、トータルで考えることが重要です。
これらは含み益バリア以上のバリアとして自身の資産形成、運用を下支えします。
バリアは「含み益」だけではありません。
含み益バリアは自分の力だけでは強化できませんが、自分の力で強化できるバリアもあります。
安全、確実に、早く資産を形成したいならそこの強化も怠らないことが大切です。
【最後に】
将来に絶対はありません。
ただ、資本主義と市場の価格形成能力と、人類がある程度合理的・啓蒙的である限り、長期的には良い可能性となる可能性が高いと私は考えています。
今含み益が消えて苦しい方、初めての調整で不安な方、リスクを取りすぎていたと感じる方、余裕な方、10人10色いろいろな人がいると思います。
私はそのみんながどんな形であれ投資を続けること、
そして最終的には目標を達成し、成功することを願っています。
いつもありがとうございます。
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