バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【投資はタイミングよりタイム】

投資には「タイミングよりタイム(長期間続けること)だ」という言葉があります。

個人的には、基本的に、出来るだけ早く目標とする資産配分を完了した方が良いと思いっています。

資金に余裕のある方で、リスクが許容できる方であれば

できるだけ早く資産配分を完了した方が良いと思います。


【早期に投資を始め複利を長く効かせることの意味】

現在65歳のAさんとBさんの例を考えてみましょう。

2人は定年後のため、

毎年5%のリターンが得られる金融商品に年100万円ずつ投資し、利益は毎年再投資するとします。

Aさんは30歳から毎年100万円づつ、10年で1000万円投資し、

Bさんは45歳から毎年100万円、20年で2000万投資しました。

すると、結果はこんな感じになります。

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Aさんの積立期間はBさんより10年短く、

投入した資金も1000万円少ないですが、

Aさんは、Bさんよりも65歳時点で1,000万円も多く資産を増やしています


これは、Aさんが15年早く投資を始め、

Bさんよりも長く複利を効かせることができていたからです。

1年のリターンが5%だとしても、複利を効かせて運用していくと、

30年後の累積リターンは332%にもなります。

注)この例はあくまで説明のためのものであり、実際の収益とは異なります。


【まとめ】

こうした数字を見ると、改めて早く投資を開始することの重要性がわかります。

基本的に何事にも言えると思いますが、

投資も早く始めた方が有利だと思います。


暴落を待つというやり方もあるかもしれませんが、

いつどの程度の暴落が来るかはわかりません。

投資ではタイミングを計る事はほぼ不可能ですし、

長期的に分散されたPFを運用するのであれば、資産配分がリスクとリターンの大きなウェイトを占めます。

なので、基本的には、全く米国株投資をしたことのない方であれば、

まずは目標とする資産配分を決め、タイミングよりも、

資産の一部を米国株式に配分することをも優先した方が良いと思います。


※これはVTIやVOO、VT、先進国などを通じての配分、

もしくは米国株式に幅広く分散投資をした場合を想定して書いています。

個別株への集中投資やバリュー投資の際は必ずしもこの限りではありません。


もちろん、不安な方や一期に投資をする資金のない方であれば、

ゆっくりと配分をしていっても構いません。

何もやらなかったり、途中で暴落に巻き込まれ怖くなってやめてしまうよりはマシだとも思います。


そして、15年投資を遅く始めたBさんがダメだったかと言えば決してそうことではなく、

Bさんも65歳までに資産を十分に増やしていることがわかります。

お金と向き合うのに遅すぎるということはありません。


もし、米国株に興味を持ったのであれば、

その瞬間、興味を持った日から、

できる事からでいいので、焦らず、慌てず、変にタイミングを計ろうとせず、

資産形成・資産配分を始めて頂ければと思います。


いつもありがとうございます。

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