バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【各資産のリスクとリターン】

1991年11月21日に発売されたとある投資本の中に一つの表がありました。

当時の各資産の過去10年のリターンとリスクを表したものです。

債券利回りが高くて羨ましいですね。

00.

ここでの「株式」はTOPIXを。

米国株式は「S&P500」を表しています。

この表をみると、過去10年間の平均リターンとリスクは

TOPIX       14.45%  19.07
S&P500  11.04%  20.68

となっています。

こうして見ると、わざわざリスクが高くてリターンの低いS&P500に投資をするよりも、

TOPIXに投資をした方が良いようにも思えます。



【その後のTOPIX】

しかし、その後のTOPIX(税引き後配当込みチャート)を見ると、

2015年くらいまでの約25年の間、苦しい状況が続いていたことがわかります。


00.


過去10年間が良いリターンだったからと言って、

次の10年間も同じように続くとは限らないという事がわかります。

幸いなことに、この1991年の投資本はとても良書で、

(当時S&P500に投資をする良い手段が個人投資家にあったかどうかは別として)

資産分散によるリスク低減効果を説き、

TOPIXとS&P500を両方持つ事を「当時」の時点で提案しています。

私はこの本にあと30年早く出会いたかった。と思っています(笑)。



【まとめと感想】

今回は日本を例に出して話しましたが、

もちろん、米国も1930年代、70年代、2000年代と10年以上パッとしない時期が続いたことがありました。

最近「過去10年のリターンや成長を見て」

ナスダックや米国株に集中投資をする人も増えてきたようにも思います。

それももちろんいいと思います。

が、過去のリターンは未来のリターンの保証にはなりません。

是非、約30年前の日本の投資家が見ていた景色や数字、

その後がどうだったか「も」合わせて考えてみると良いかと思います。


ジョン・テンプルトン卿は、

相場で最も高くつく四つの単語は、

「This time is different(今回は違う)」だと述べていました。

リーマンショック以降続く今回の米国の上昇相場が、

いつもと違って永遠に続けばいいのですが・・・

そんなわけもなく

いつもありがとうございます。


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永遠なんてものがあるのでしょうか。

でも私は今まで通りVOOへの投資も続けていこうと思います。