【11月15日 米国株式市場】
ダウ 43,444 -0.70%
S&P500 5,870 -1.32%
ナスダック 18,680 -2.24%
米国株式市場は下落。FRBの利下げとトランプ氏の勝利による上昇相場が一服。
週足ではS&P500が-2.08%、ナスダックが‐3.15%、ダウが‐1.24%とそれぞれ下落し、S&P500は週間ベースで約2カ月ぶりの大幅安となりました。
経済指標やパウエル議長等の発言を受けて、今後の利下げ期待が後退したことなどを受け株式市場は続落しました。
ラッセル2000は‐1.42%と大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.26%と小幅に下落しました。
米10年債利回りは4.402%%。‐0.018と小幅に低下。
VIX指数は16.14。+12.79%と大きく上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 154.29 -1.26%
NY原油 67.04 -2.42%
NY金 2,562 -0.16%
ドル円は154円台。
原油先物は2%以上下落。4日ぶりの下落となりました。中国の需要低迷やFRBの利下げペース鈍化を巡る懸念が重しに。
金はほぼ横ばい。2カ月ぶり安値近辺での推移となりました。
ビットコインは91,374ドル、+4.61%と大きく上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
公益・金融・不動産を除く8セクターが下落。
トランプ次期大統領が、著名な反ワクチン活動家であるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を保健省長官にしたいと述べたことを受けて、ワクチンメーカーが下落。モデルナは6%下落、ファイザーは4.7%下落しました。
ただ、ケネディ氏が就任するには上院の承認が必要であり一部のアナリストは同氏の当選の可能性に懐疑的です。
【スタイルボックス】
グロース株や小型株が大きく売られました。
【個別株】
〇ディズニーが+5.4%と9日続伸。今日はアナリストが目標株価引き上げを発表。今後3年間のガイダンス公表は同社の長期戦略に対する自信の表れだと指摘。
〇ドミノ・ピザとプールが上昇。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ株を購入したことが明らかとなりました。
〇パランティア・テクノロジーズが上昇。NY取引所での上昇を廃止し、26日よりナスダックでの取引されると発表。S&P500に続き、Nasdaq指数に採用されるだろうとの期待から株価は11%上昇しました。
【経済指標】
10月米国 小売売上
(前月比)0.4% 予想 0.3%・前回 0.4%
(前月比)0.4% 予想 0.3%・前回 0.4%
(前月比)0.1% 予想 0.3%・前回 0.5%
CMEのフェドウオッチによると、市場ではFRBが12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を据え置くとの見方が強まりました。
1カ月前時点では約14%だった金利据え置き見通しが42%まで上昇。2025年の利下げ期待も後退した。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、コア個人消費支出(PCE)価格指数について、2024年いっぱいは2%台後半に高止まりすると予想してきたが、25年第1・四半期には再び低下するとの見通しを示し、パウエル議長ら同様利下げを急がない姿勢を示唆しました。
【まとめ】
トランプ氏の勝利が世界中の金融市場に衝撃を与えた選挙日以来、投資家は、トランプ氏の関税引き上げ、税率引き下げ、規制緩和の好意から生まれる勝者に賭け、銀行、米国の中小企業、仮想通貨の株を即座に買い始めた。
しかし、その熱は次第に落ち着き、投資家はトランプ氏のホワイトハウス復帰に伴う潜在的なマイナス面も考慮に入れて始めた。
加えて、FRB関係者や経済指標が、FRBが利下げを急がないことを示唆したことも、利下げを織り込んでいた株式市場にとって逆風となった。
現在、S&P500企業、特に割高なグロース企業は大きな成長を迫られている。その理由の1つは、株価が収益よりもはるかに速いペースで上昇し、割高になっているがあげられる。
今週の株価は2か月ぶりの軟調さを見せたにもかかわらず、S&P500 種指数は今年に入ってまだ約 23%上昇しており、数日前に記録した史上最高値圏に近い水準だ。
下落したとはいえ、喜び勇んで買うほど安くもない。言い方を変えれば、騒ぐほどの下落ではない、普通(やや割高な)水準だ。
今後どうなるかはわかりませんが、私はいつも通り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村