【11月14日 米国株式市場】
ダウ 43,750 ‐0.47%
S&P500 5,949 ‐0.60%
ナスダック 19,107 ‐0.64%
米主要株価指数は下落。
PPIがインフレの根強さを、新規失業保険申請件数が米労働市場の強さを示唆したことに加え、FRBのパウエル議長が経済が好調に推移している、利下げを急ぐ必要がない。との考えを示唆したことで12月の利下げ期待が低下。株式市場の重しとなりました。
ラッセル2000は‐1.37%と小型株は引き続き市場より大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.12%と小幅に下げました。
米10年債利回りは4.422%。‐0.029と小幅に低下。
VIX指数は14.31。+2.07%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 156.35 +0.57%
NY原油 68.64 +0.31%
NY金 2,567 ‐0.23%
ドル円は156円台。原油は3日続伸。金は続落。
ビットコインは88,174ドル。‐2.56%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
原油高を受けて上昇したエネルギーセクターを除く10セクターが下落しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが下落。特にグロース株や小型株が下落しました。
【個別株】
ウォルト・ディズニー(DIS)は第3四半期決算の結果で、ストリーミングや新作映画興行が好調で利益が予想を上回り+6.3%上昇しました。
シスコシステムズは予想を上回る最新四半期の利益を報告したにもかかわらず、2.1%の下落しました。
【経済指標】
・10月米国 生産者物価指数
(前月比)0.2% 予想 0.2%・前回 0.0%
(前月比)0.2% 予想 0.2%・前回 0.0%
(前年比)2.4% 予想 2.3%・前回 1.9%
10月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年比2.6%上昇。伸びは前月の1.9%から加速し、市場予想の2.3%を上回り、根強いインフレを示唆しました。
新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示されました。
根強いインフレと労働市場の強さを示唆する経済指標を受けtえ、FRBの利下げ期待が低下。よりFRBの政策と連動する短期金利が上昇に転じると株式市場は下落に転じました。
・米新規失業保険申請件数
(11/9までの週)21.7万件 予想 22.3万件・前回 22.1万件
・米失業保険継続受給者数
(11/2までの週)187.3万人 予想 187.3万人・前回 189.2万人
(11/2までの週)187.3万人 予想 187.3万人・前回 189.2万人
新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示されました。
根強いインフレと労働市場の強さを示唆する経済指標を受けtえ、FRBの利下げ期待が低下。よりFRBの政策と連動する短期金利が上昇に転じると株式市場は下落に転じました。
その後、FRBのクグラー理事が利下げ見送りの可能性に言及したほか、
パウエル議長が、経済が強く速やかな利下げの必要性がないとの考えを示すと、下げ幅を拡大する場面もありました。
パウエル議長が、経済が強く速やかな利下げの必要性がないとの考えを示すと、下げ幅を拡大する場面もありました。
【まとめ】
米国株式市場は下落。鈍化してきているとはいえ根強いインフレと米労働市場の強さを示唆する経済指標を受けて、利下げ観測が後退しました。
トランプラリーに浮かれていた投資家が現実を思い出したといったところでしょう。
実際、トランプ氏の当選で最大の上昇を見せた銘柄の中には、勢いを失った銘柄もある。テスラは 5.8%続落しました。
株式市場は企業利益よりも速いペースで上昇しており、株価が高すぎるとの懐疑論者からの批判も高まっています。
S&P 500 は昨年の 24.2% の急騰に続き、今年も今のところ 25% 近く上昇していますがS&P500が2年連続で20%以上上昇したことは過去100年で3回しかありませんでした。
そんな中、投資家はさらなる利下げを熱望していますが、経済指標とパウエル議長はそれを急がないことを示唆。
今年のAI・半導体ブーム、トランプラリーで上昇相場に慣れすぎていた投資家は一旦我慢を強いられる可能性がでてきました。
とは言え、株式投資は元々ずっと確実に毎日毎年上がり続けるというものではなく、今年のAI・半導体ブーム、トランプラリーで上昇相場に慣れすぎていた投資家は一旦我慢を強いられる可能性がでてきました。
上昇と下落、良い時期と悪い時期を繰り返しながら成長していくものなので、特に気にすることはないでしょう。
自身が投資をする20年、30年、景気がずっと好景気で金利もずっと同じということは考えにくく、景気も金利もインフレ率も変化をしていくもの。
その変化とうまく付き合いながら投資を続けていくことが大切だ私は思います。
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