バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。


【11月13日 米国株式市場】

ダウ    43,958 +0.11%
S&P500     5,985 +0.02%
ナスダック 19,230 ‐0.26%

ダウとS&P500は小幅に反発。Nasdaqは小幅に下落。

米消費者物価指数(CPI)が予想通りの結果となり、FRBが12月に利下げを行うとの見方を支えました。

ラッセル2000は‐0.94%と小型株は下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.51%と下落しました。

米10年債利回りは4.455%。+0.022と上昇。

VIX指数は14.02%。‐4.69%と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  155.59 +0.63%
NY原油  68.01 ‐0.16% 
NY金   2,573 ‐0.92%

CPIを受けてドルが上昇。円は7月以来の対ドル155円台に再び下げました。

金は4日続落しました。

ビットコインは89,387ドル。+1.53%と上昇しました。

ビットコインは一時9万ドルを突破。トランプ氏の大統領選勝利以降30%余り上昇しています。一方で、コインチェックは‐10%と仮想通貨関連株には利確売りが見られました。


【S&P500マップ】
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【セクター】
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【スタイルボックス】

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10月米国 消費者物価指数

(前月比)0.2% 予想 0.2%・前回 0.2%
(前年比)2.6% 予想 2.6%・前回 2.4%

『コア』
(前月比)0.3% 予想 0.3%・前回 0.3%
(前年比)3.3% 予想 3.3%・前回 3.3%

10月のCPIは前年比2.6%上昇、前月比では4カ月連続で0.2%上昇と、いずれも市場予想と一致。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIも前月比0.3%上昇と予想と一致し、インフレの落ち着きを示唆しました。

ほぼ予想通りの結果となり、米国株式市場は発表後ポディティブな反応を見せました。

フェドウオッチによると、CPI発表後市場が織り込む12月の0.25%利下げの確率は82%と、11日の58.7%から上昇。

日物金利スワップ市場でも、12月利下げの確率が前日の約50%から70%程度まで上昇しました。

ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、インフレが下降トレンドにあると確信しており、発表されたCPIデータがそれを裏付けていると発言。

一方で、ダラス地区連銀のローガン総裁は、インフレを不用意に再燃させないよう、FRBは追加利下げを「慎重に」進めるべきという見解を示した。

セントルイス地区連銀のムサレム総裁はFRBがインフレ抑制の「最後の1マイル」に差し掛かっているとしつつ、オープンな姿勢で臨むことを示唆しました。


【まとめ】

CPIがインフレの落ち着きを示したことで12月のFOMCでの利下げ期待が高まりました。

大統領選後の上昇も一服感が出る中、ビットコインは引き続き上昇し、史上最高値を更新。ただ9.3万ドルを超えたところで売りに転じ最終的には88,852ドルで終えました。

大統領選後のビットコインの上昇とは逆に金は4日続落。

ここ数年インフレヘッジ、リスクヘッジ資産として買われてきた金でしたが、インフレの落ち着きや利下げ、株価の上昇という環境の変化が逆風となっています。

今日はCPIを無事に突破しましたが、明日は生産者物価指数(PPI)、金曜日には小売売上高の発表が予定されています。

大統領選、トランプラリーが落ち着いたと思えば、経済指標からの12月のFOMC、そして決算シーズンと年末に向けてイベントが目白押しとなっています。

その結果時代では更に上昇する可能性もありますし、先走り過ぎた期待が一旦落ち着くかもしれません。

どうなるかはわかりませんが、長期投資家の方は、目先のイベントと結果に振り回されぬよう気をつけつつ、いつも通り投資を続けていきましょう。

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