【11月12日 米国株式市場】
ダウ 43,903 ‐0.88%
S&P500 5,986 ‐0.24%
ナスダック 19,283 ‐0.08%
米国株価市場は反落。大統領選後の上昇からの利確の動きが見られました。
また週内に発表されるPPI、CPIなどの経済指標への警戒感が株価を落ち着かせた他、米10年債利回りの上昇も株式市場の重しとなり、特に小型株が大きく下落しました。
ラッセル2000は‐1.77%と小型株は大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.65%と大きく下げました。
米10年債利回りは4.429%。+0.122%と上昇。
VIX指数は14.72。‐1.74%と低下しました。
欧州中央銀行(ECB)当局者が米新政権による保護主義政策が、世界経済の成長を阻害する恐れがあると警告したことなどを受け、欧州株は2%下落しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 154.67 +0.62%
NY原油 68.06 +0.03%
NY金 2,599 -0.81%
ドル円は154円台に。金は続落。
ビットコインは88,814ドル。+0.27%と小幅に上昇しました。
トランプ大統領は暗号通貨全般を支持しており、自国を世界の暗号通貨の中心地にすると公約している。
【S&P500マップ】
テスラなどの一部のトランプ銘柄が大きく下落。その他幅広い銘柄が売られました。
【セクター】
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが下落、特に小型株が大きく下落しました。
【個別株】
タイソン・フーズは決算を発表。利益が予想を上回り、株価は6.5%上昇。配当の引き上げも発表しました。
ライブ・ネイション・エンターテインメントもアナリストの予想を上回る夏の利益を発表。株価は+4.74%と上昇しました。
【要人発言】
リッチモンド連銀のバーキン総裁は米経済が順調だとの見方を示し、これが利下げを可能にしたと発言。
一段と価格に敏感な消費者がインフレ抑制に寄与しているとし、企業が人材を確保しているため労働市場はなお底堅いと指摘。
米金融当局は経済が今後どう展開しても適切に対応できる状態にあると語りました。
【米国債について】
取引がなかった11日の反動もあり、今日は米国債が大きく動きました。
10年国債の利回りは金曜日終盤の4.31%から4.43%に急上昇し、これも株式市場の圧力となりました。
米国債利回りは9月以来急上昇していますが、その主な要因の一つは米国経済が懸念されていたよりもはるかに回復力を維持していることにあります。
インフレ率が目標の2%に迫った今、FRBが雇用市場の活況維持のために引き続き金利を引き下げているため、国債利回りが引き続き堅調に推移すると期待されています。
また直近の米国債利回り上昇の要因の一部はトランプ氏によるものです。
トランプ氏は関税やその他の政策を掲げており、経済学者らはこれらがインフレや米国債務、そして経済成長を押し上げる可能性があると指摘しています。
今週水曜日と木曜日にはCPIとPPIの発表があります。
【まとめ】
ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利を受けてウォール街を席巻した激しい「トランプトレード」の勢いが落ち着き、主要株価指数は反落。
トランプ氏の盟友マスク氏のテスラやトランプ・メディア&テクノロジーも5%以上下落しました。
今年S&P500は年初から25%以上上昇しています。S&P500が2年連続で+20%以上のリターンを記録したことは、過去100年間で3回しかありませんでしたから、去年と今年がどれだけいい相場だったかがわかります。
今年このままいくか、来年以降どうなるかわかりませんが、私はいつも通り投資を続けていきたいと思います。
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