バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

株価が下落した時のクッションに

リーマンショックの際、世界の株式が平均して約34%下落しましたが、

米国投資適格債券の市場は8%以上のリターンをあげました。

「参考」 2008年のリターン(ドルベース)

VTI  -36.96%
VXUS -44.10%
BND     +6.86% 


国内債券も健闘

また、意外と知られていませんが、

リーマンショックを挟む、2006年7月から2016年7月の10年間で見た場合、

国内債券は、世界株式と匹敵するリターンを残していたりもします。

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https://gentosha-go.com/articles/-/6880より引用

※日本国債:シティ日本国債指数、世界株式:MSCI世界株価指数( 円換算)


もちろん、低リスクで。(なんと株式の約1/10)

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同様に、コロナウイルスにより、株式市場のボラティリティーが高まった、

2020年1月~3月まで間、世界の株式市場はドルベースで約16%下落したのに対し、

世界債券市場は1%強のリターンを残しました。




バンガードの調査によると、

また、バンガードの調査によると、

1988年1月から2020年11月までの間、

株式の月次リターンがマイナスの時でも、

債券の月次リターンは約71%の確率でプラスを維持していました。


ニッセイ基礎研究所の予測によると、

ニッセイ基礎研究所の予測によると、

金利上昇で「キャピタル」リターンはマイナスとなるものの、

インカムリターンがそれを補い、

今後10年間の国内債券インデックスの累積トータルリターンは+5%

「金利上昇でもプラス」になると予想しています。

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https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=66149?&site=nli


まとめ

債券はいらない。金利上昇でうんぬん・・・

といった意見が良く聞かれます。

それらの意見や主張はとてもよくわかります。

個人的には、リスクの取れる方や元手の少ない方は今まで通り、株式100%で全然良いと思います。

ただ、山崎元氏も国内の政策金利が2%くらいになると債券も考えても良いとおっしゃっていたように
自分の投資環境や今後と照らし合わせて、一度じっくり考えてみてもいいのかなと思います。

株式と債券との関係性は、

〇保守的な投資家の方

〇リターンよりも安定した運用を求める方

〇高齢で投資可能な期間が短い方

〇リタイア後でリスクを取りたくない方

〇安定したインカムを求める方

このような投資家の方々にとっては大いに考慮に値するテーマだと思います。


もちろん、未来に絶対はありませんが、

そこら辺の予想やニュース記事、周囲の意見等で、何となく聞きかじった程度で判断するのではなく、

過去のデータや傾向、数字、金利や株式との関係性等、いろいろ勉強して、考えてみると良いかもしれません。

以前も書きましたが、債券の基本は金利とタームです。

ここだけでも抑えておくといいでしょう。

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