【過去60年間の景気後退について】
「景気後退」について心配している方もいるかもしれません。
そこで、今回は「景気後退」についてのバンガードの研究を一つ紹介したいと思います。
【バンガードの研究】
ここでいう不況とは「実質GDPの成長率が2四半期連続マイナスだった時」と定義しています。
【近年の不況の要因はさまざま】
1990年代初期以降、中央銀行のインフレターゲティングにより、インフレによる不況は少なくなりました。
しかし、その一方で、1990年以降、多種多様な原因より85もの不況が発生しています。
このグラフでは、2008年前後のリーマンショックや、欧州危機の影響が印象的なものとなっていますね。
ただ、グラフ上は同じ▢一つですが、不況の深さ、長さ、回復までにかかる期間等は、それぞれ異なるという点には注意が必要です。
【不況に打ち勝ってきた株式市場】
では、投資家はどうすればよいのでしょう。
一つ、簡単な例を挙げたいと思います。

1960年以降、ほとんどの期間、先進国のどこかしらで不況が発生してきました。
しかし、米国株式市場、及び先進国株式市場は、長期的にはインフレや様々な不況に打ち勝ち、力強く成長を続けてきました。
ただ黙って投資を続けることは、それだけでとても強力な戦略となります。
【株式投資を続けよう】
株式市場に、しっかりと資産を配分しているのであれば、
数日、数週間、株価が下落するのはもちろん、
数か月~数年に及ぶ、不況や景気後退時も慌てずに、
それを維持することが大切です。
【まとめ】
株式市場は、短期的にはどうなるかわかりません。
しかし、資本主義経済が続く限り、
長期的には(上下を繰り返しながらも)
右肩上がりで成長していくと私は思います。
【株式市場を信じよう】
株価が下落したり、市場が不安定になったり、
大きな調整や景気後退が囁かれ始めると、
冷静さを欠いたり、不安になってしまう方もいるかもしれません。
しかし、株式市場は、
過去、数々の大事件を乗り切ってきたということも忘れてはいけません。
【結論】
株式に資産を配分し、
長期的にそれを維持し続ける事が大切だと私は思います。
もし、不安になった際は、
一呼吸おいて、
過去の長期チャートと不況や出来事について、
思い出してみる事をお勧めします。
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「景気後退」について心配している方もいるかもしれません。
そこで、今回は「景気後退」についてのバンガードの研究を一つ紹介したいと思います。
【バンガードの研究】
下のブラフは、米バンガードが、調査可能な23の先進国市場の、1960年以降の108件の不況を分析したデータです。
ここでいう不況とは「実質GDPの成長率が2四半期連続マイナスだった時」と定義しています。
〇「インフレ」 インフレ
〇「外圧」 輸出需要の低迷による景気後退
〇「財政的不均衡」持続不可能なエクイティ、信用評価など資本の誤配分。
〇「コモディティー価格の暴落」
〇「その他」 気象現象、増税、政治的要因など
〇「財政的不均衡」持続不可能なエクイティ、信用評価など資本の誤配分。
〇「コモディティー価格の暴落」
〇「その他」 気象現象、増税、政治的要因など
【近年の不況の要因はさまざま】
1960~89年の間の23の不況のうち、21がインフレに起因するものでした。
1990年代初期以降、中央銀行のインフレターゲティングにより、インフレによる不況は少なくなりました。
しかし、その一方で、1990年以降、多種多様な原因より85もの不況が発生しています。
このグラフでは、2008年前後のリーマンショックや、欧州危機の影響が印象的なものとなっていますね。
ただ、グラフ上は同じ▢一つですが、不況の深さ、長さ、回復までにかかる期間等は、それぞれ異なるという点には注意が必要です。
【不況に打ち勝ってきた株式市場】
では、投資家はどうすればよいのでしょう。
一つ、簡単な例を挙げたいと思います。
例)1986年以降の米国株式市場(青)と
米国を除く先進国株式市場(赤)に
10000ドル投資した場合のリターン
米国を除く先進国株式市場(赤)に
10000ドル投資した場合のリターン
(ドルベース、インフレ調整済み)

1960年以降、ほとんどの期間、先進国のどこかしらで不況が発生してきました。
しかし、米国株式市場、及び先進国株式市場は、長期的にはインフレや様々な不況に打ち勝ち、力強く成長を続けてきました。
ただ黙って投資を続けることは、それだけでとても強力な戦略となります。
【株式投資を続けよう】
株式市場に、しっかりと資産を配分しているのであれば、
数日、数週間、株価が下落するのはもちろん、
数か月~数年に及ぶ、不況や景気後退時も慌てずに、
それを維持することが大切です。
【まとめ】
資本主義は、企業の成長・生産性・革新を通じて富をもたらし、
その所有者たる投資家にとってはプラスサムゲームを提供する。
ジャック・ボーグル 「マネーと常識」より引用
株式市場は、短期的にはどうなるかわかりません。
しかし、資本主義経済が続く限り、
長期的には(上下を繰り返しながらも)
右肩上がりで成長していくと私は思います。
【株式市場を信じよう】
株価が下落したり、市場が不安定になったり、
大きな調整や景気後退が囁かれ始めると、
冷静さを欠いたり、不安になってしまう方もいるかもしれません。
しかし、株式市場は、
過去、数々の大事件を乗り切ってきたということも忘れてはいけません。
【結論】
株式に資産を配分し、
長期的にそれを維持し続ける事が大切だと私は思います。
もし、不安になった際は、
一呼吸おいて、
過去の長期チャートと不況や出来事について、
思い出してみる事をお勧めします。
いつもありがとうございます。
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