バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

過去60年間の景気後退について】

「景気後退」について心配している方もいるかもしれません。

そこで、今回は「景気後退」についてのバンガードの研究を一つ紹介したいと思います。


【バンガードの研究】

下のブラフは、米バンガードが、調査可能な23の先進国市場の、1960年以降の108件の不況を分析したデータです。

ここでいう不況とは「実質GDPの成長率が2四半期連続マイナスだった時」と定義しています


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バンガードのレポートより引用

各□が不況(景気後退)の主な原因を表しています。

〇「インフレ」  インフレ
〇「外圧」    輸出需要の低迷による景気後退
〇「財政的不均衡」持続不可能なエクイティ、信用評価など資本の誤配分。
〇「コモディティー価格の暴落」 
〇「その他」   気象現象、増税、政治的要因など


【近年の不況の要因はさまざま】

1960~89年の間の23の不況のうち、21がインフレに起因するものでした。

1990年代初期以降、中央銀行のインフレターゲティングにより、インフレによる不況は少なくなりました。

しかし、その一方で、1990年以降、多種多様な原因より85もの不況が発生しています。

このグラフでは、2008年前後のリーマンショックや、欧州危機の影響が印象的なものとなっていますね。

ただ、グラフ上は同じ▢一つですが、不況の深さ、長さ、回復までにかかる期間等は、それぞれ異なるという点には注意が必要です。



【不況に打ち勝ってきた株式市場】

では、投資家はどうすればよいのでしょう。

一つ、簡単な例を挙げたいと思います。


例)1986年以降の米国株式市場(青)

米国を除く先進国株式市場(赤)

10000ドル投資した場合のリターン

(ドルベース、インフレ調整済み)


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1960年以降、ほとんどの期間、先進国のどこかしらで不況が発生してきました。

しかし、米国株式市場、及び先進国株式市場は、長期的にはインフレや様々な不況に打ち勝ち、力強く成長を続けてきました。

ただ黙って投資を続けることは、それだけでとても強力な戦略となります。


【株式投資を続けよう】

株式市場に、しっかりと資産を配分しているのであれば、

数日、数週間、株価が下落するのはもちろん、

数か月~数年に及ぶ、不況や景気後退時も慌てずに、

それを維持することが大切です。



【まとめ】


資本主義は、企業の成長・生産性・革新を通じて富をもたらし、

その所有者たる投資家にとってはプラスサムゲームを提供する

ジャック・ボーグル 「マネーと常識」より引用

株式市場は、短期的にはどうなるかわかりません。

しかし、資本主義経済が続く限り、

長期的には(上下を繰り返しながらも)

右肩上がりで成長していくと私は思います。


【株式市場を信じよう】

株価が下落したり、市場が不安定になったり、

大きな調整や景気後退が囁かれ始めると、

冷静さを欠いたり、不安になってしまう方もいるかもしれません。


しかし、株式市場は、

過去、数々の大事件を乗り切ってきたということも忘れてはいけません。


【結論】

株式に資産を配分し、

長期的にそれを維持し続ける事が大切だと私は思います。


もし、不安になった際は、

一呼吸おいて、

過去の長期チャートと不況や出来事について、

思い出してみる事をお勧めします。


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