【9月23日 米国株式市場】
ダウ 42,124 +0.15%
S&P500 5,718 +0.28%
ナスダック 17,974 +0.14%
米国株式市場は小幅上昇。ダウ平均は最高値を更新。S&P500も先週記録した過去最高値に接近しました。S&P500の均等加重「S&P500イコールウエート指数」は、0.5%上昇し過去最高値となりました。
今日はFRB関係者の発言が続いたことも市場を後押ししました。
ラッセル2000は‐0.34%と小幅に下落。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.52%と上昇しました。
米10年債利回りは3.739%。+0.011%と小幅に上昇しました。
VIX指数は15.89。‐1.61%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 143.60 ‐0.17%
NY原油 70.73 ‐0.38%
NY金 2,627 +0.22%
円は対ドルで小幅上昇。原油は続落。金は3営業日続伸し最高値を更新しました。
ビットコインは63,124ドル。‐0.29%と小幅に下げて終えました。
【S&P500マップ】
【セクター】
ヘルスケアと通信を除く9セクターが上昇。一般消費財、エネルギー、不動壇、公益などが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが小幅に上昇して終えました。
【経済指標】
総合
結果 54.4 予想 54.0 前回 54.6
製造業PMI(速報値)
結果:47.0 予想:48.5 前回:47.9
サービス業PMI(速報値)
結果:55.4 予想:55.3 前回:55.7
9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4と、8月の54.6からほぼ横ばいとなりました。
総合PMIでは受注の伸びを示す指数が鈍化し、雇用は2カ月連続で縮小。将来の生産を示す指数はほぼ2年ぶりの低水準に下がりました。
需要見通しに対する懸念の強まりや、11月米大統領選に絡む不透明感が背景。
【要人発言】
米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、企業からサプライチェーン問題に対する懸念が以前よりはるかに薄れているとの声があったと明らかにしました。
米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、企業からサプライチェーン問題に対する懸念が以前よりはるかに薄れているとの声があったと明らかにしました。
企業関係者の見方は安定しているとし、労働市場は依然逼迫しているものの以前ほどではない。ただ、消費者に値上げ分を転嫁するのは以前ほど容易ではないとの報告も受けていると発言しました。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は雇用市場の弱さを指摘し、年内にもう一度50bpの利下げを支持する考えを示した。
アトランタ連銀のボスティック総裁は大幅な利下げで緩和サイクルを開始するのは金利を中立水準に近づける上で有益だと述べ、利下げを肯定しつつも、大幅利下げペースを確約するべきではないとも指摘しました。
金融市場は年内はあと0.50%の利下げを見込んでいる。11月と12月のFOMCで0.25%ずつというのがメインシナリオのようですが、どこかでもう1度0.50%大幅利下げがある可能性も留意している模様。
27日に、FRBがインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)指数が発表されるため注目が集まっています。
【まとめ】
S&P500は年初来で約21%(ドルベース)で上昇、円ベースでも先週末時点で14%ほど上昇しています。
今年を振り返ってみると「新NISAは国の陰謀」からはじまり、最近では「ブラックマンデーの再来」などが話題となりましたが、
それらを受けて騒いだり、慌てふたいていた投資家より、年初投資や毎月積み立て、暴落時に買い増しなど、基本に忠実に投資をしていた投資家に株式市場は報いる形となりました。
ノイズやメディア、変な投資情報とは一定の距離を置くことが大切です。
もちろん、基本通り投資をしていても、うまくは行かない時期もあるでしょう。
ただ、例えば長期的に見た場合パッシブ運用のインデックスファンドが8~9割のアクティブファンドを上回るように、基本を外れず投資をしていれば、私のような凡人、ただの一般人でも、その他の多くの「よりひどい」アイディアを避けることができます。
今年いろいろ動揺してしまった方は、経済や金融について、YOUTUBERの独自理論や予想ではなく、なぜその基本が大切なのかを、基本的な入門書をなどを読んで今一度勉強しなおしてみることをお勧めします。
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初心者の方の必読書、2冊あげときます。参考までに。
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