【9月12日 米国株式市場】
ダウ 41,096 +0.58%
S&P500 5,595 +0.75%
ナスダック 17,569 +1.00%
米国株式市場は続伸。S&P500は全11セクターが上昇しました。
IT・ハイテク株や小型株の買い戻しが続き、マグニフィセントセブン指数は1.4%上昇。小型株のラッセル2000は1.2%上昇しました。
米国株式市場は続伸。S&P500は全11セクターが上昇しました。
IT・ハイテク株や小型株の買い戻しが続き、マグニフィセントセブン指数は1.4%上昇。小型株のラッセル2000は1.2%上昇しました。
8月の卸売物価指数(PPI)を受けてFRBの0.25%利下げ観測が強まりました。
欧州中央銀行(ECB)が、政策金利を0.25%p引き下げることを決定。ユーロは一段高となりました。
ラッセル2000は+1.22%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.91%と上昇しました。
米10年債利回りは3.693%。+0.04%と小幅に上昇。
VIX指数は17.07。‐3.50%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 141.80 ‐0.39%
NY原油 69.18 +2.67%
NY金 2,559 +1.91%
ドル円は141円台後半。
原油先物相場は続伸。金相場は反発し、スポット金相場は最高値を更新しました。
ビットコインは58,052ドル。+1.34%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全11セクターが上昇。特に通信や素材が大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが上昇。
特にグロース株や小型株が上昇しました。
【経済指標】
〇生産者物価指数(PPI)
(前月比) 結果:+0.2% 予想:+0.1% 前回:+0.1%
(前年比) 結果:+1.7% 予想:+1.8% 前回:+2.2%〇生産者物価指数(PPIコア指数)
(前月比) 結果:+0.3% 予想:+0.2% 前回:±0.0%
(前年比) 結果:+2.4% 予想:+2.5% 前回:+2.4%
(前月比) 結果:+0.3% 予想:+0.2% 前回:±0.0%
(前年比) 結果:+2.4% 予想:+2.5% 前回:+2.4%
8月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比+0.2%上昇した。サービス価格の上昇を背景に、伸びは市場予想0.1%を上回ったものの、前年比では低下。インフレの鈍化を示唆する内容となりました。
〇新規失業保険申請件数
結果:23.0万件 予想:23.0万件 前回:22.7万件
新規失業保険申請件数は小幅に増加。エコノミスト予想と一致しました。
フェドウオッチによると、金融市場は来週のFOMCで0.50%の大幅利下げが行われる確率を約13%、0.25%の利下げ幅については約87%と織り込んでいます。
7月の雇用統計などを受けて大幅利下げと景気後退の懸念が拡大していましたが、直近の経済指標は0.50%の大幅利下げを行うほど米労働市場や経済は悪くないことを示唆しています。
【要人発言】
欧州中央銀行(ECB)は政策金利を0.25%引き下げ、ユーロは一段高となった。
欧州中央銀行(ECB)は政策金利を0.25%引き下げ、ユーロは一段高となった。
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレは25年のうちに2%に低下する」と発言。
一方で「9月はエネルギーの動向により低いインフレ率を示す可能性が高い、しかし、第4四半期にはインフレ率が再び上昇する」と「金利の道筋は事前に決定されていない。10月の会合については一切約束されていない」と今後については明言を避けました。
【まとめ】
12日の米国株式相場は続伸。今週はすでに1.3兆ドル(約184兆円)を超える時価総額がS&P500に上乗せされました。
9月の頭の下落とアノマリーを結び付けて騒ぐ声もありましたが、だいぶ戻した感がありますし、そもそも株価は8月前半や数か月前の水準にすら下落しておらず、そこまで騒ぐほどのことではなかったということがわかります。
もちろん、来週のFOMCや月後半どうなるかはわかりませんが、あまり動き回って売買コストや税金をかけすぎると、投資コストで自らの手でリターンを押し下げることに繋がるので注意しましょう。
市場の先行きを読んでPFを動かすのは一見すると賢く上手くいきそうな戦略ですが、下手に行うと売買タイミングのミス(売る時と戻ってくる時2度当てないと意味ない)と投資コストで二重のペナルティーを受ける可能性があります。
今年上半期も「年初一括投資はダメ」から始まり、いろいろなタイミング戦略が飛び交い、「ブラックマンデー」とかいろいろな喧騒がありましたが、結局なんだかんだで「できるだけ早く・長く・リスク許容度を守り、バイ&ホールド」はそんなに悪くない戦略であり続けました。
私自身はコストを正当化しつつ、タイミングを当て続ける自信がないため、また「概ね悪くない戦略を長く続けること」は悪くない戦略だと思うので、コストを抑えつつただ黙って市場に居続けようと思います。
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