【9月6日 米国株式市場】
ダウ 40,345 ‐1.01%
S&P500 5,408 ‐1.73%
ナスダック 16,690 ‐2.55%
米国株式市場は主要3指数ともに下落。S&P500は2023年3月来の大幅安となりました。
8月の米雇用統計では労働市場の減速が続いていることが示され、景気後退の懸念が再燃。その後のFRB関係者の発言も下落の要因となりました。
ラッセル2000は‐1.91%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.85%と下落しました。
米10年債利回りは3.716%。‐0.017と低下。
VIX指数は22.38。+12.46%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 142.27 ‐0.83%
NY原油 68.16 ‐1.67%
NY金 2,497 ‐0.77%
雇用統計を受けてドル一時141円78銭を詰けました。
原油は続落。金も雇用統計発表後に一時上昇したが、その後下げに転じました。
ビットコインは53,696ドル。‐4.41%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全11セクターが下落。特に情報収集や通信、一般消費財などのグロース系のセクターが下落しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが下落。特にグロース株や小型株が下落しました。
【雇用統計】
【まとめ】
米国株式市場は下落も、S&P500が‐1.7%と2%にも満たない下落で特に騒ぐ必要はないでしょう。
以前から何度もブログにデータを載せていますが、S&P500が日に2%下落することは割とあります。
また、欧州株も5日続落、週間で1年半ぶり大幅安となりました。
@charliebilello
週間ベースでは、S&P500とダウは2023年3月以来最大の下落を記録。ナスダックは22年1月以来最大となりましたが、半年や2年前にあったくらいのレベルです。
日本人投資家にとっては為替でダブルパンチとなっているかと思いますが、
それぶん一昨年のS&P500の20%の下落のダメージを為替に救われ、さらにその後の上昇を受け、現在は為替で含み益がある状態かと思いますのでトントン、というかまだ為替益があると思われます。
これも騒ぐほどではないと思いますが、やはり一時的にでも資産が増えるとそこにアンカーがいってしまうのかなとも感じます。
でも、これも何度もいっていますが、S&P500は最高値を「下回る時期」がほとんどで、時期によっては結構長いので、あまりヤキモキしない方がいいでしょう。
株価の大きな上昇や下落が起こると、景気や将来について過度に楽観的や悲観的な反応を見せるメディアや解説者もいますが、長期的にみるとたいてい未来はそこまで良くもなく、悪くもない結果となる場合が多いように思います。
ただ、右肩上がりの長期チャートをみていると初心者の方は誤解しがちですが、米国株式市場といえど「常に右肩上がり」ではなく、暴落や長期停滞を経験したことがあり、上昇相場の中にも下落があり、そんな感じで血反吐を吐きながら進んできた歴史があります。
S&P500は過去普通にこれくらい下落してきました。S&P500に投資をするのであれば、投資をする前に、為替リスク+これくらいの下落を想定するのは当たり前のことです。
ちょっとした下落にイチイチ騒ぐ意味がわかりません。景気や金利にサイクルがあることも当たり前のことです。
下落もせず、好景気だけの右肩上がりの相場が自身の投資している期間ずっと続くと思っている方が私は怖いです。
S&P500への長期投資は、快適な新幹線や飛行機のファーストクラスの移動ではなく、先も見えず、コースも決まっていないマラソンを「未来は良くなるだろう」という一筋の希望の元、自分のペースで走り続ける。
そんなものだと思います。
米国株式市場に過度に期待したり、悲観的になったりせず、現実主義で投資を続けていくことが大切だと思います。
短期投資家の方であればいくらでもやることはありますが、私はインデックスファンドに長期投資をしているので特別なことはせず、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村
米国株式市場は主要3指数ともに下落。S&P500は2023年3月来の大幅安となりました。
ナスダックはより大きく下落。マグニフィセント・セブンを含む主力の大型成長株の下落が各指数を押し下げました。
年初から米国株式市場をけん引してきたフィラデルフィア半導体指数は4.5%下落しました。
年初から米国株式市場をけん引してきたフィラデルフィア半導体指数は4.5%下落しました。
8月の米雇用統計では労働市場の減速が続いていることが示され、景気後退の懸念が再燃。その後のFRB関係者の発言も下落の要因となりました。
ラッセル2000は‐1.91%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.85%と下落しました。
米10年債利回りは3.716%。‐0.017と低下。
VIX指数は22.38。+12.46%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 142.27 ‐0.83%
NY原油 68.16 ‐1.67%
NY金 2,497 ‐0.77%
雇用統計を受けてドル一時141円78銭を詰けました。
原油は続落。金も雇用統計発表後に一時上昇したが、その後下げに転じました。
ビットコインは53,696ドル。‐4.41%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全11セクターが下落。特に情報収集や通信、一般消費財などのグロース系のセクターが下落しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが下落。特にグロース株や小型株が下落しました。
【雇用統計】
・8月米国 失業率 4.2%(予想 4.2%・前回 4.3%)
・8月米国 非農業部門雇用者数 +14.2万人(予想 +16.5万人・前回 +11.4万人)
【金融市場の反応】
・8月米国 平均時給(前月比)0.4%(予想 0.3%・前回 0.2%)
・8月米国 平均時給(前年比)3.8%(予想 3.7%・前回 3.6%)
失業率は予想と一致。非農業部門雇用者数は予想を下回りましたが概ね予想の範囲内で、事前に警戒感が漂っていたことを鑑みるとそこまで悪くない数字でした。
【要人発言】
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁はFRBは労働市場の健全性を維持するために政策金利を引き下げる必要があるとし、複数回の利下げが必要になるとの考えを示しました。また利下げは単発ではなく、複数回になると予想。過去の事例を見ても、景気が減速した際は複数回の利下げが正当化される状況だったと語った。
FRBのウォラー理事は、FRBが今月の会合で利下げを開始する時期が来たと述べた上で、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示しました。
NY連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ抑制における進展と労働市場の冷え込みを踏まえ、政策金利の引き下げが適切になったとの認識を示しました。
ただ、いずれも0.50%の大幅利下げについて確約しなかったため、調整、失望売りがあったと指摘する声もあります。
イエレン米財務長官は雇用統計について、米労働市場が多少鈍化したとはいえ、健全であることを裏付けたと発言。ただ、「これは非常に注意深く見守る必要がある」としさらに軟化することは望まないとの考えも示した。
また、個人消費と投資支出に関するデータと傾向は依然として力強いとの見解を改めて示しました。
・8月米国 週平均労働時間 34.3(予想 34.3・前回 34.2)
・8月米国 労働参加率 62.7(予想 62.7%・前回 62.7)
失業率は予想と一致。非農業部門雇用者数は予想を下回りましたが概ね予想の範囲内で、事前に警戒感が漂っていたことを鑑みるとそこまで悪くない数字でした。
【要人発言】
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁はFRBは労働市場の健全性を維持するために政策金利を引き下げる必要があるとし、複数回の利下げが必要になるとの考えを示しました。また利下げは単発ではなく、複数回になると予想。過去の事例を見ても、景気が減速した際は複数回の利下げが正当化される状況だったと語った。
FRBのウォラー理事は、FRBが今月の会合で利下げを開始する時期が来たと述べた上で、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示しました。
NY連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ抑制における進展と労働市場の冷え込みを踏まえ、政策金利の引き下げが適切になったとの認識を示しました。
ただ、いずれも0.50%の大幅利下げについて確約しなかったため、調整、失望売りがあったと指摘する声もあります。
イエレン米財務長官は雇用統計について、米労働市場が多少鈍化したとはいえ、健全であることを裏付けたと発言。ただ、「これは非常に注意深く見守る必要がある」としさらに軟化することは望まないとの考えも示した。
また、個人消費と投資支出に関するデータと傾向は依然として力強いとの見解を改めて示しました。
【金融市場の反応】
FRBが今月の会合で0.25%ポイントの利下げを決定する確率は70%であることが短期金利市場で織り込まれている。
0.50%ポイントの利下げの確率は雇用統計発表直後は55%まで上昇しましたが、その後のFRB関係者等の発言を受けて30%まで戻しました。
金融市場の関心は、FRBがどの程度緩和を進めていくか、景気がどの程度のペースで減速するかに移っています。
昨日までは、雇用統計次第といわれていましたが、雇用統計の結果がわかってもなお、米国株式市場は未来(FRBの政策や景気)の方向性を読めずにいます。
昨日までは、雇用統計次第といわれていましたが、雇用統計の結果がわかってもなお、米国株式市場は未来(FRBの政策や景気)の方向性を読めずにいます。
【まとめ】
米国株式市場は下落も、S&P500が‐1.7%と2%にも満たない下落で特に騒ぐ必要はないでしょう。
以前から何度もブログにデータを載せていますが、S&P500が日に2%下落することは割とあります。
また、欧州株も5日続落、週間で1年半ぶり大幅安となりました。
@charliebilello
週間ベースでは、S&P500とダウは2023年3月以来最大の下落を記録。ナスダックは22年1月以来最大となりましたが、半年や2年前にあったくらいのレベルです。
日本人投資家にとっては為替でダブルパンチとなっているかと思いますが、
それぶん一昨年のS&P500の20%の下落のダメージを為替に救われ、さらにその後の上昇を受け、現在は為替で含み益がある状態かと思いますのでトントン、というかまだ為替益があると思われます。
これも騒ぐほどではないと思いますが、やはり一時的にでも資産が増えるとそこにアンカーがいってしまうのかなとも感じます。
でも、これも何度もいっていますが、S&P500は最高値を「下回る時期」がほとんどで、時期によっては結構長いので、あまりヤキモキしない方がいいでしょう。
株価の大きな上昇や下落が起こると、景気や将来について過度に楽観的や悲観的な反応を見せるメディアや解説者もいますが、長期的にみるとたいてい未来はそこまで良くもなく、悪くもない結果となる場合が多いように思います。
ただ、右肩上がりの長期チャートをみていると初心者の方は誤解しがちですが、米国株式市場といえど「常に右肩上がり」ではなく、暴落や長期停滞を経験したことがあり、上昇相場の中にも下落があり、そんな感じで血反吐を吐きながら進んできた歴史があります。
S&P500は過去普通にこれくらい下落してきました。S&P500に投資をするのであれば、投資をする前に、為替リスク+これくらいの下落を想定するのは当たり前のことです。
ちょっとした下落にイチイチ騒ぐ意味がわかりません。景気や金利にサイクルがあることも当たり前のことです。
下落もせず、好景気だけの右肩上がりの相場が自身の投資している期間ずっと続くと思っている方が私は怖いです。
S&P500への長期投資は、快適な新幹線や飛行機のファーストクラスの移動ではなく、先も見えず、コースも決まっていないマラソンを「未来は良くなるだろう」という一筋の希望の元、自分のペースで走り続ける。
そんなものだと思います。
米国株式市場に過度に期待したり、悲観的になったりせず、現実主義で投資を続けていくことが大切だと思います。
短期投資家の方であればいくらでもやることはありますが、私はインデックスファンドに長期投資をしているので特別なことはせず、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村