「質問」
※この記事は4年前に書いた記事ですが、今でも全く同じ意見なので再掲します。
先日、読者の方からこんなコメントを頂きました。
まず、コメントありがとうございます。
そしてVOOへの投資心から応援します。
おっしゃるとおり、VOOへの投資は長く続けることが大切だと思います。
「私の考えと理論上のお話」
さて、質問の答えなのですが、
株価が下がった時に、購入出来たら最高です。
しかし、本当に下がるかどうかは誰にもわかりません。
また下がったとしても、いつ下がるか、どこが底値かなんて、後になってからでないとわかりません。
そして、当然株価が上がる可能性もあります。
資産をVOOに配分していなければ、その上昇を逃してしまう可能性もあります。
「投資タイミングはわからないなら」
タイミングはわからない。未来はわからない。
と想定するのであれば、
今すぐ、VOOに投資をして、自身の目標とする資産配分を目指すのが妥当だと思います。
理論上は、今すぐ一括投資した方が有利です。
もし、私なら今すぐ(月曜日にでも)投資をします。
また、VOOの運用会社のバンガードも基本的には「今すぐ投資を始める事」と「一括投資」を勧めています。
ただ、一括投資が怖かったり(後悔しそうだったり)
株価が下落した際に動揺してしまい、投資を辞めてしまう可能性があるのであれば、
何度かに分けて購入していくやり方も全然ありだと思います。
「一括投資か分割か」
詳しくは、以前書いたこの記事が参考になるかと思います。
「S&P500(VOO)に投資をするなら一括投資が良いのか?毎日積立がいいのか?」
もし株価が下がって、5%以上資産配分が崩れたら、リバランスをしてさらに株を購入してもいいと思います。
大統領選挙といえど、数ある変数、一つの要素に過ぎません。
ですから、
VOOに投資をする投資家がやるべきことは特に変わりません。
タイミングを計るリスク
そしてタイミングを計る戦略にもリスクが伴います。
大統領選挙前に株価は下がるのか?
最後に、大統領選挙前に株価は下がるのか?
という点を深堀して絞めたいと思います。
大統領選挙がある1年間で最も株価が低かったのは
1988年は年初。1992年は3月。といった感じでまちまちです。
大統領選挙の年の米国株式市場の1か月毎のパフォーマンスを順位付けしたグラフからも、そのランダム性がわかると思います。
バンガードのHPより引用
過去の傾向というのは、
後付けバイアスに基づくものだったりもします。
また将来も続くとは限りませんので、注意が必要です。
二次・三次的な思考
そして冷静に、より広い視野で周囲を見てください。
もし、本当に株価が下がると決まっているなら、
全ての機関投資家・個人投資家はすでに株を全て売却して、大統領選挙前に底値で株を買い戻せばいいはずです。
でも、そこまで極端なやり方をしている方はまずいません。
実際にそうなるとは限らないからです。
もちろん、トレーダーの方やそういう予想に基づいて投資をするやり方もありますが、
ことS&P500に長期投資をする場合は、タイミングや予測に基づく戦略は、あまり重要ではない考え方だと個人的には思います。
まとめ
VOOに投資をする場合は、
特定の予想やシナリオに「賭ける」のではなく、
また、結果論で考えるのではなく、
どっちに転んでもいいように、
自分のリスク許容度や目標に基づいて、適切な資産配分を心がけること。
そして、長く投資を続けることがより大切だと思います。
とはいえ、私は考えを押し付ける気はありません。
この意見が気に食わなければ、是非、戯言と聞き流して、自分の投資を貫いて頂ければ幸いです。
最後になりますが、
VOO(S&P500)に投資をしようという気概、個人的には嬉しく思います。
どういう選択をするにせよ私はあなたを応援しています。
お互いこれからも末永く投資を続けていきましょう。
いつも本当にありがとうございます。
※この記事は4年前に書いた記事ですが、今でも全く同じ意見なので再掲します。
先日、読者の方からこんなコメントを頂きました。
これからVOO(S&P500ETF)を購入する予定でいますが、
大統領選挙前は株価が下がる可能性が高いという情報も聞きました。
ただ投資は長く続けることが重要とも聞きます。
今すぐ投資すべきか株価が下がるタイミングで購入した方がいいのか、
ご意見をお聞かせいただけないでしょうか。
まず、コメントありがとうございます。
そしてVOOへの投資心から応援します。
おっしゃるとおり、VOOへの投資は長く続けることが大切だと思います。
「私の考えと理論上のお話」
さて、質問の答えなのですが、
株価が下がった時に、購入出来たら最高です。
しかし、本当に下がるかどうかは誰にもわかりません。
また下がったとしても、いつ下がるか、どこが底値かなんて、後になってからでないとわかりません。
そして、当然株価が上がる可能性もあります。
資産をVOOに配分していなければ、その上昇を逃してしまう可能性もあります。
「投資タイミングはわからないなら」
タイミングはわからない。未来はわからない。
と想定するのであれば、
今すぐ、VOOに投資をして、自身の目標とする資産配分を目指すのが妥当だと思います。
理論上は、今すぐ一括投資した方が有利です。
もし、私なら今すぐ(月曜日にでも)投資をします。
また、VOOの運用会社のバンガードも基本的には「今すぐ投資を始める事」と「一括投資」を勧めています。
ただ、一括投資が怖かったり(後悔しそうだったり)
株価が下落した際に動揺してしまい、投資を辞めてしまう可能性があるのであれば、
何度かに分けて購入していくやり方も全然ありだと思います。
「一括投資か分割か」
詳しくは、以前書いたこの記事が参考になるかと思います。
「S&P500(VOO)に投資をするなら一括投資が良いのか?毎日積立がいいのか?」
もし株価が下がって、5%以上資産配分が崩れたら、リバランスをしてさらに株を購入してもいいと思います。
大統領選挙といえど、数ある変数、一つの要素に過ぎません。
ですから、
VOOに投資をする投資家がやるべきことは特に変わりません。
タイミングを計るリスク
そしてタイミングを計る戦略にもリスクが伴います。
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/Vanguard-Investment-Principles-for-Japanese-investors-2017.pdfより引用バンガードの調査によると、マーケット・タイミングによって資産残高を増やすことができる時もあるものの、平均すると、この戦略は市場ベンチマークを継続的に上回るリターンを生み出してはいません(ストックトンおよびシュテックマンの論文(2010年)より)。この発見に至ったのはバンガードだけではなく、これまでに学界や金融業界が行ってきた実証的研究においても、平均的なプロの投資家が一貫してマーケット・タイミングに失敗していることが、幾度も示されています。
大統領選挙前に株価は下がるのか?
最後に、大統領選挙前に株価は下がるのか?
という点を深堀して絞めたいと思います。
大統領選挙がある1年間で最も株価が低かったのは
1988年は年初。1992年は3月。といった感じでまちまちです。
大統領選挙の年の米国株式市場の1か月毎のパフォーマンスを順位付けしたグラフからも、そのランダム性がわかると思います。
バンガードのHPより引用
過去の傾向というのは、
後付けバイアスに基づくものだったりもします。
また将来も続くとは限りませんので、注意が必要です。
二次・三次的な思考
そして冷静に、より広い視野で周囲を見てください。
もし、本当に株価が下がると決まっているなら、
全ての機関投資家・個人投資家はすでに株を全て売却して、大統領選挙前に底値で株を買い戻せばいいはずです。
でも、そこまで極端なやり方をしている方はまずいません。
実際にそうなるとは限らないからです。
もちろん、トレーダーの方やそういう予想に基づいて投資をするやり方もありますが、
ことS&P500に長期投資をする場合は、タイミングや予測に基づく戦略は、あまり重要ではない考え方だと個人的には思います。
まとめ
VOOに投資をする場合は、
特定の予想やシナリオに「賭ける」のではなく、
また、結果論で考えるのではなく、
どっちに転んでもいいように、
自分のリスク許容度や目標に基づいて、適切な資産配分を心がけること。
そして、長く投資を続けることがより大切だと思います。
とはいえ、私は考えを押し付ける気はありません。
この意見が気に食わなければ、是非、戯言と聞き流して、自分の投資を貫いて頂ければ幸いです。
最後になりますが、
VOO(S&P500)に投資をしようという気概、個人的には嬉しく思います。
どういう選択をするにせよ私はあなたを応援しています。
お互いこれからも末永く投資を続けていきましょう。
いつも本当にありがとうございます。
みなさんの応援がなければ、
ここまでブログを続けることはできなかったと思います。
ここまでブログを続けることはできなかったと思います。