【8月16日 米国株式市場】
ダウ 40,659 +0.24%
S&P500 5,554 +0.20%
ナスダック 17,631 +0.21%
米主要株価指数は小幅に上昇。S&P500は7営業日連続の上昇となりました。
今週はS&P500が4%弱、ナスダックが5%超の値上がりとなり、週ベースでは昨年11月以来の大幅な上昇となりました。
ラッセル2000は+0.30%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.65%と上昇しました。
米10年債利回りは3.890%。‐0.036低下。
VIX指数は14.80。‐2.82%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.71 ‐1.05%
NY原油 76.70 ‐1.87%
NY金 2,506 +2.03%
ドル円はミシガン大学消費者態度指数を受けて147円台後半に。
原油は反落。値動きが激しい一週間となりましたが週間ベースでは小幅安で終えました。金は2%上昇し、7月に記録した最高値を更新しました。
ビットコインは59,512ドル。+3.41%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
金融セクターが大きく上昇。8セクターが上昇も全体的に小幅な動きとなりました。
【スタイルボックス】
バリュー株や中方株が上昇。全体的に小幅な動きとなりました。
【ミシガン大学消費者態度指数】
結果:67.8 予想:66.9 前回:66.4
米ミシガン大学が発表した8月の消費者信頼感指数(速報値)は67.8と前回の66.4(確報値)から上昇。予想も上回る強い結果となりました。
昨日の小売売上高に続き米経済が底堅いことが示唆され、雇用統計を受けて広がった景気後退への懸念が和らぎました。
1年先の期待インフレ率は2.9%と前月確報値から変わらず。5年先の期待インフレ率も3.0%と横ばいとなりました。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米経済が過熱している兆候はないため、FRB当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重に対応する必要があるとの見解を示しました。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米経済が過熱している兆候はないため、FRB当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重に対応する必要があるとの見解を示しました。
【まとめ】
今週はS&P500、ナスダックが急上昇し、週ベースで11月以来の大幅な値上がりとなりました。先週までは4週連続で下落していましたが、その下落分のほとんどを取り返す形となりました。
ただ、ここ数日は夏休み期間中ということもあり、出来高も少なく、小幅な値動きにとどまっています。市場参加者が戻ってくればまた良くも悪くも市場の雰囲気が変わる可能性があるので油断しないようにしましょう。
PPIやCPI、小売売上高など今週発表された経済指標は、インフレの鈍化と米国経済の底堅さを示し、FRBが9月に利下げをするとの予想を裏付けた他、予想外に悪化した雇用統計を受けて広がっていた景気後退への懸念を後退させました。
毎年恒例のジャクソンホール(谷)でのパウエルFRB議長の講演を1週間後に控え、今後の政策について示唆するのではないかとの期待が高まっています。
為替もやや戻しましたが、理論や教科書的に考えれば、今後長期的には円高に向かっていく可能性が現状高いと思われます。ドル資産を持つ方はもちろんですが、円安の恩恵を受けていた日本株を持つ方も注意しましょう。
一時期は「為替の影響がない」として日本株を勧めるインフルエンサーもいましたね。
もちろん影響の少ない銘柄はありますが、少なくとも日本株式市場全体としてみれば(TOPIX等の指数など)は為替の影響を受けますので注意しましょう。
為替が有利になる企業不利になる企業いずれもありますが、日本株式市場全体としてみれば円安の方が良い状態になる企業が多いのが現状です。
数年前に為替と日本株について同じことを書いたときはいくつか批判的なコメントも頂きましたが、やはり理屈通り・教科書通りで、ここ1~2年から直近の株価の動きをみれば初心者の皆様も何となくわかってきたのではないかなと思います。
勉強不足とまではいいませんが、基本を学んだり、数字を正しく見ずに、意見を決める一部の方々や一部インフルエンサー(権威や肩書の有無・人気や知名度の有無問わずいる)の作文・感想文や独自理論に惑わされることなく、
私はいつもどおり投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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