【8月15日 米国株式市場】
ダウ 40,563 +1.39%
S&P500 5,543 +1.61%
ナスダック 17,594 +2.34%
米主要株価指数は続伸。S&P500は6営業日連続の上昇を記録し、その間に6.6%上昇。2022年11月以来の大幅高となりました。
7月の米小売売上高が予想を大きく上回ったことや、新規失業保険申請件数が減少し、米経済が引き続き底堅いことが示唆されました。
ラッセル2000は+2.45%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.23%と上昇しました。
米10年債利回りは3.926%。+0.104と上昇しました。
VIX指数は15.23。‐5.93%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.27
NY原油 78.09 +1.44%
NY金 2,455 +0.32%
ドル円は149円台に上昇。7月の米小売売上高が予想を上回る伸びを示しドル買いが強まりました。原油相場は反発。金も上昇。金は年初から19%上昇しています。
ビットコインは57,172ドル。‐2.59%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
昨日売られたアルファベットに買い戻しが入ったことを受け、通信セクターが大きく上昇。テクノロジーセクターも大きく上昇。不動産を除く10セクターが上昇しました。
【スタイルボックス】
すべてのカテゴリーが上昇。グロース株や小型株が上昇しました。
【個別株】
米小売大手ウォルマートは+6.58%と大きく上昇。決算が好調で、通期の売上高と利益の見通しを上方修正しました。引き上げは今年2回目となります。
景気後退への懸念が残る中、小売業、消費の強さは注目される要因の一つとなります。
【経済指標】
〇小売売上高(前月比)
結果:+1.0% 予想:+0.3% 前回:±0.0%
〇小売売上高(除自動車,前月比)
結果:+0.4% 予想:+0.1% 前回:+0.4%
〇新規失業保険申請件数
結果:22.7万件 予想:23.5万件 前回:23.3万件
新規失業保険申請件数も予想より低い数値となり、米労働市場が予想よりも悪化していない可能性を示唆しました。
米セントルイス地区連銀のムサレム総裁はFRBが利下げを検討する時期が近づいていると発言。
タカ派で知られるボスティック総裁も9月の利下げに「オープン」と述べました。また第4・四半期までに何かが起こる可能性はあると語りました。
9月FOMCでの利下げは確実視されているものの、直近の経済指標がインフレの鈍化と米経済の底堅さを示したため、0.50%大幅利下げについての見通しは25%程度に後退しています。
まあ、このまま普通にいけば0.25%の利下げが妥当でしょう。
【まとめ】
S&P500は6日続伸、その間に6.6%上昇し22年11月以来の大幅高となりました。
絶好の買い場というほどの下落ではありませんが、8月2週の下落はここ数か月の間では一番の買い時となりました。
まあ、とはいえそれでも4月の株価に戻っただけで、それよりも年初(というか昨年や一昨年、更にもっと早く)投資をしていた方は、より安い株価で買うことができたため、今は十分な含み益となっていることでしょう。
短期投資家の方や、下落と戻るタイミングがわかるという方は別ですが、
インデックスファンドや優良企業に長期投資をする方やタイミングがわからないという方であれば、
無理にタイミングを計ろうとせず、できるだけ早く、長く、自身のリスク許容度内で資産を市場に投じて、コストを抑えつつ、株式市場が生み出す利益、リスクプレミアムを集め続けるのが合理的だと私は思います。
長期投資家の方は長期的視点や計画を維持することが大切です。あまり目先の上昇や下落、ニュースに一喜一憂せず、航路を守り投資を続けていきましょう。
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