ジョン・ブレナン氏は、ジャック・ボーグル氏の後を継ぎ、
1996年から2009年までバンガードの会長兼CEOを務めた人物です。
今回は、ジョン・ブレナン氏の発言の中から、
個人的に好きな言葉をいくつか紹介したいと思います。
コロナウィルスや大統領選挙など不確実性の高い相場が続く中、
S&P500や米国株式に長期投資する方に
絶対に伝えたい欲しい言葉です。
S&P500に10年間投資をした場合。
ITバブル崩壊後のダメージを引きずっていた、2003年2月の発言です。
「10年」という長期投資としては比較的短い期間でみても、
興味深い結果がでています。
10年単位で見た場合、
S&P500インデックスがマイナスのリターンを出したのは、
1926年以来わずか1度です。(配当を再投資した場合)
それは1929年から1938年までの10年間で、
その時の米国株式の平均リターンは-0.8%でした。
それでもまだ、今後の株式のパフォーマンスに関して悲観的でしょうか?
長期投資においては10年は「短い」とさらっと言い切る姿勢が素敵です。
もう一ついきます。
今度は質問に対しての回答です。
「質問」米国株式市場の下げ相場が4年目に入りましたけど?
将来に目的を持って投資している長期投資家にとって、再び米国株式市場に目を向ける時ではないでしょうか?
ただし、今日すぐにも利益を出そうと思って、株式に飛びついてはいけません。
明日でもありません。言ってしまえば、来月でも、来年でもありません。
こちらも素敵な言葉ですね。
「下げ相場が4年目、それがどうした?逆に良い時期では?」
という強い姿勢が伝わってきます。
S&P500投資家は、今日明日や、来年の株価を気にせず投資を続けることが大切だと思います。
もし、これから「何か」があって、
S&P500や米国株への投資を続けるのが不安になった時は、
今日紹介したブレナン氏の二つの言葉を、
是非思い出して頂ければ幸いです。
私は「何か」あっても、普通にVOOへの投資を続けていこうと思います。
※いつも本当にありがとうございます。