バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。


【7月8日 米国株式市場】

ダウ    39344.79 ‐0.08%
S&P500     5572.85 +0.10%   
ナスダック 18403.74 +0.28%

S&P500は小幅に上昇。5営業日続伸し今年35回目の最高値を更新。

ダウは小幅に下落。ナスダックは小幅に上昇しました。

明日のパウエル議長の議会証言や今週から始まる決算シーズンを控え様子見の雰囲気が続いています。

ラッセル2000は+0.59%と小型株は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.29%と小幅に下落しました。

米10年債利回りは4.28% ±0.00とほぼ横ばい。

VIX指数は12.37。‐0.88%と低下しました。

パウエル議長の証言を控え、米国債券市場では短中期債が売られ長期債が買われました。2年債利回りは上昇、30年債利回りは低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円   160.82   +0.04%
NY原油    82.33 ‐1.0%
NY金   2356.2 ‐1.5%

円はドルに対してほぼ変わらず。週間ベースでは4週連続上昇となっていた原油は続落。先週週間ベースでは3カ月ぶりの上昇を見せた金も反落しました。

ビットコインは56,573ドル。+1.16%と上昇しました。


【S&P500マップ】
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エヌビディア、スーパーマイクロコンピューター、インテルなど半導体銘柄が上昇。フィアデルフィア半導体指数は約2%上昇しました。

【セクター】
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テクノロジーセクターが上昇する一方、先週大きく上昇した通信セクターが売られました。

【スタイルボックス】
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小型株が上昇。全体として小幅な動きとなりました。


【今週の予定】

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フェドウオッチによると、金利先物市場は年内2回の利下げがあると織り込んでいる。

9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で最初の利下げが行われる確率を76%、12月までに2度の利下げが行われると予想されています。

市場では9~10日に行われるFRBのパウエル議長の議会証言。11日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)。そして12日から始まる決算シーズンに注目が集まっています。

CPIでは食品とエネルギーを除くコアベースで前月比0.2%上昇と予想されています。実際にそうなれば、2カ月の数値としては昨年7~8月以来の低い上昇率となり、FRBが望むペースに近づきます。

決算シーズンは元々期待が低めここ数四半期とは異なり、今回は期待のハードルが高めとなっています。シティグループによればアナリストによる企業利益予想が上方修正が下方修正を上回っていることが示唆されている他、ブルームバーグの集計データによると、S&P500種構成企業の1年先の利益予想は過去最高水準に達したとのこと。

米企業がこの高い期待を上回ることができるか注目が集まっています。


【まとめ】

米主要株価3指数はまちまち。ダウは下落し、S&P500とNasdaqは上昇しましたが、いずれも小幅な動きにとどまりました。

パウエル議長の証言、CPI、企業決算などを控え様子見が続いています。結果次第では、良い方にも悪い方にも株価が大きく動いたり、市場の雰囲気が変わる可能性もありますので、いざそうなった時に慌てないように心構えだけしておきましょう。

肝心の今後についてですが、プロの間でも意見が割れています。

オッペンハイマー・アセット・マネジメントのジョン・ストルツファス氏は、堅調な企業業績見通しと景気の底堅さを背景に更に上昇があり得ると指摘。S&P500の年末時点の目標を5500から5900に引き上げました。

一方で、ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏は、非常に高い利益予想が既に織り込まれているとして決算発表に関するハードルは高いと指摘。割高感や高い期待への警戒感を指摘する声もあります。

どちらが正しいかはふたを開けてみないとわかりません。シュレーディンガーのアナリスト

特定のシナリオを予想しそれに賭けるというやり方もありますが、多くのプロや素人がそうであるように予想を当て続けることも、外し続けることもまた困難です。また7割正しい予想をしても1回外した時のその1回が致命的な影響を齎すミスかもしれませんし、9割外してる人が当てた1回が100倍銘柄ということもあります。

そして特定のシナリオをに合わせてポートフォリオを動かすとコストがかかりますし、分析のために多くの時間や労力がかかります。

ですので私は特定のシナリオに賭けるのではなく、上昇しても下落してもいいように、自身にとって丁度いいリスク許容度を守りつつ、市場に居続け、できるだけ低コストと時間や労力を割くことなくリスクプレミアムを集め続けていきたいと思います。

もし、特定のシナリオに賭けたいという方であれば、全おりや全ツッパではなく、1割程度PFを傾けるくらいでいいと思います。

ただ、あまり少ない額や比率でPFをあれこれいじってもは労力やコストに見合うリターンは得られませんから、特に少額で投資をしている方は、そういうことをするよりも入金力の向上に努める方が効率的だと私は思います。

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