【7月5日 米国株式市場】
ダウ 39,375 +0.17%
S&P500 5,567 +0.54%
ナスダック 18,352 +0.90%
S&P500は4日続伸、今年34回目の最高値更新。
雇用統計を受けて利下げへの期待が高まった他、
META、アルファベット、アップルなど大型グロース株の上昇が各指数を押し上げました。
ラッセル2000は‐0.49%と小型株は下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.51%と上昇しました。
米10年債利回りは4.276%。‐0.071と低下。
VIX指数は12.48。+1.79%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 160.77 ‐0.27%
NY原油 83.44 ‐0.52%
NY金 2,389 +1.42%
米雇用統計発表後、一時1ドル=160円35銭まで上昇。ただ、その後は161円台前半に下げる場面もあるなど、不安定な値動きとなりました。
原油はやや下落も、週間統計では米原油在庫は約1年ぶりの大幅減となり需給逼迫が示唆されました。4週間ベースのガソリン消費も1年ぶりに増加。
金は続伸し、6週間ぶりの高値となりました。
ビットコインは56,403ドル。‐1.11%と下落しました。
【S&P500マップ】
マイクロソフトは1.5%上昇し終値で最高値を更新。メタも5.87%上昇し最高値を更新しました。
6月末に一度下落した後、買い戻しが見られたエヌビディアですが、今日は下落して終えました。
【セクター】
通信セクターや情報技術、生活必需品、ヘルスケアなどが上昇。
金融、資本財、エネルギーの3セクターが下落しました。
【スタイルボックス】
大型グロース株やコアが上昇。中小型バリュー株は下落しました。
【個別株】
探鉱会社との契約成立報道で買いが出た液化天然ガス供給のゴラールLNGが+6.67%と上昇。
米百貨店大手メーシーズは+米投資会社アークハウス・マネジメントと資産運用会社ブリゲード・キャピタル・マネジメントが買収提示額を約69億ドルに引き上げたとの報道を受け+9.5%上昇しました。
【雇用統計】
〇非農業部門雇用者数
結果:+20.6万人 予想:+19.0万人 前回:+27.2万人
〇失業率
結果:4.1% 予想:4.0% 前回:4.0%
〇平均時給(前年比)
結果:3.9% 予想:3.9% 前回:4.1%
6月の米雇用統計では雇用者数と賃金の伸びが鈍化。失業率は2021年11月以来の高さに上昇し、FRBが今後数カ月以内に利下げを開始するとの観測を補強する内容とりました。
雇用統計を受け、米国債相場は上昇(利回りは低下)。
株式市場は、寄り付き直後は売り買いが交錯する展開となったがその後上昇。景気減速の兆候よりも年内利下げ見通しの方が強く意識された。
フェドウオッチによると、FRBが9月に利下げを実施する確率は雇用統計発表前の66%から79%に上昇。年内2回の利下げが織り込まれています。
【まとめ】
S&P500は今年34回目の最高値を更新。Nasdaqも好調を維持しています。
祝日を挟み薄商いの一週間となりましたが、無事雇用統計を消化。現在金融市場は9月の利下げと年内2回の利下げをメインシナリオとして織り込んでいます。
FRBのパウエル議長は9日に上院で、10日に下院で金融政策に関する半期に一度の証言を行う予定となっており、金利の先行きを占うため引き続き注目が集まっています。
また、政策金利の行先と共に来週12日から始まる第2・四半期決算シーズンに注目が集まっています。
金利、企業業績と短中期投資家や個別銘柄投資家にとっては重要なイベントが続きますが、アクティブ投資をされている方は、寝不足や体調に気を付けながら、全力で取り組んでいきましょう。
少し話題が変わりますが、
昨日年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、2023年度第4四半期の運用収益はプラス9.5%の21兆3863億円と四半期ベースで過去最高となったことを発表しました。
運用が順調な時は小さく報道され、少しでも(1四半期でも)損をすると大きく、しかも数字を切り取って悪意ある報道をされることが多かったGPIFですが、しっかりと運用されていることがわかります。
もし、途中の暴落や、マスコミ、一部の国民と政治家などからの批判に負けていたらこうはならなかったと思います。
(個人的にはいくつか思うこともありますが…)長期投資、分散投資の良い成功例だと思います。
長期投資家の方やインデックス投資家の方は、長期運用していれば、その途中で当然下落や停滞する場面もあると思いますが、感情に負けず、資産配分や合理的な投資計画を維持しながら、長く投資を続けていきましょう。
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