という記事がありました。
要点をまとめると、
〇同じ指数との連動を図るインデックス型投信は基本的に同じ値動きをするため、商品選択ではコストの低さが重要なポイントになる。
〇(過去5年間のデータですが)国内株式型のアクティブファンドには、信託報酬とリターンに規則性はみられなかった。
というような内容となっています。
【同じ指数でもリターンに差が】
私が今回特におもしろいのと感じたのがこちらの表です。
同じ日経平均に連動する投資信託を比較したもので、
リターンの上位5位と下位5位を表しています。
同じ日経平均に連動する投資信託であるにもかかわらず、
上位グループと下位グループのリターンに差があることがわかります。
トップと最下位を比較すると、
1位の「日経225インデックスe」のリターンは82.66%。
最下位の「しんきんインデックスファンド225」のリターンは76.35%で、
たった5年の間に6%以上の差がついてしまっていたとのこと。
5年リターン上位と下位を比べると、上位ファンドは信託報酬が低い傾向にあった。信託報酬は日割りで運用資産から差し引かれ、
期間が長くなるほど運用の複利効果をそいでしまう。
1年リターンでは大きな差が出なかったが、
5年リターンの1位と最下位では6%超の差が生じた。
とし、日経平均連動型の信託報酬と5年リターンの関係をグラフ化。
インデックスファンドでは、信託報酬が低いほどリターンが高いことが分かる。
とまとめています。
とまとめています。
【まとめと感想】
それぞれの投信と指数との乖離率とか、
アクティブファンドのもっと長い期間の検証など、
個人的にはもっといろいろ調べてみたいなと思う点はあったものの、
同じ指数に投資をするなら、コストが低い方がよいという意見には、心から同意できます。
もちろん、細かい話をすれば、他にも見るべきポイントはいくつかあるのですが、
インデックスファンドに投資をするのでしたら、
①まずは、どの資産クラス(指数)にどのくらいの配分で投資をするのかを決め、
②次にその指数に連動する商品の中で、最も良い商品はどれかを選択する。
というのが基本的な流れだと思います。
そして、今回の日経新聞の記事にもあるように、
商品選択ではコストの低さが重要なポイントの一つとなると思います。
もう、ほとんどの方は耳タコかもしれませんが(笑)
コスト差は長期になればなるほど効いてきます。
私自身が割と大雑把な性格なこともあり、
0.0数%の差くらいは気にしない。妥協できるという方の気持ちも、もちろんわかります(笑)。
乗り換えコストもありますし、そこら辺は臨機応変に各々のバランスでやっていいと思いますが、
https://toyokeizai.net/articles/-/264898?page=3
これからインデックス投資を始める方は、せめて手数料0.5%以下であることを一つの目安として商品を選ぶのが良いと思います。
将来のリターンはコントロールすることができませんが、
投資にかかるコストは投資家自身である程度コントロールすることが可能です。
まずは自分にできる事、基本をしっかりと行うことが資産形成では大切だと私は思います。
いつもありがとうございます。
ちょっとだけ勉強になった。知らなかった。
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