【6月12日 米国株式市場】

ダウ      38,712 ‐0.09%
S&P500    5,421 +0.85%
ナスダック 17608 +1.53%

S&P500とNasdaqは3日連続で最高値を更新。

5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を下回ったことを受けて、株価は上昇。米国債利回りは低下。ドルも下落しました。

しかし、その後のFOMCでFRB当局者による最新の金利・経済見通し(ドットプロット)で年内利下げが1回にとどまるとの見方が示され、日中の高値から押し戻されて終えました。

ラッセル2000は+1.62%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.05%と上昇しました。

米10年債利回りは4.295%。‐0.107%と低下。

VIX指数は12.04。‐6.30%と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  156.69 ‐0.24%
NY原油  78.32 +0.54%
NY金   2,322 +0.28%

ドル円はCPI後に一時は155円72銭まで上昇も、その後は伸び悩み156円台後半で推移。

原油は、米エネルギー情報局( EIA)が発表した週間統計で在庫が予想外に増加していることがわかると下落しましたが、CPIを受けたリスクオンか、その後持ち直しました。

金も序盤買いが優勢でしたが、FOMCに押し戻されてほぼ横ばいで終えました。

ビットコインは68,565ドル。1.86%と上昇しました。


【S&P500マップ】
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【セクター】
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テクノロジーや資本財などが大きく上昇。公益、エネルギー、生活必需品は小幅に下げました。

【スタイルボックス】
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今日は小型株が大きく反発。グロース株も上昇しました。


消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 
結果:+3.3% 予想:+3.4% 前回:+3.4%

CPIコア(食品・エネルギー除く)(前年同月比)
結果:+3.4% 予想:+3.5% 前回:+3.6%

米労働省が発表した5月のCPIは前年比3.3%上昇。予想を下回り前回より低下。

FRBが注目している住居費・エネルギーを除くサービス価格、スーパーコアも計算値で前月比0.04%の低下となりました。低下は2021年9月以来。前年比も4.83%の上昇に鈍化。

インフレの鈍化を示唆する内容だったCPIを受けて、市場では年内2回の利下げ期待を完全に織り込む動きが見られ、9月までの利下げ開始期待も80%程度の確率で織り込む展開となりました。

株価は上昇、債券利回りは低下、ドル円は155円台となりました。

【FOMC】

その後、FOMCの結果が公開され、予想通りFF金利の誘導目標は5.25~5.50%に据え置くことがわかりました。

今回のFOMCでは今後の最新の金利・経済見通し(ドットプロット)の公開が注目されていましたが、ドットプロットでは、年内に1回の0.25%ポイントの利下げ実施が想定され、利下げ着手は12月になる可能性が示されました。

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利下げの見通しは3月の3回から後退したものの、一時、一部からは利上げや利下げ停止の可能性もささやかれてたため、思ったよりもタカ派でないことが示されました。

また、一部では今回のドット・プロットは今日の米CPIを考慮していない可能性が高いとの指摘も出ており、ディスインフレがさらに続けば、年内に2回の利下げの可能性もある状況となりました。

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FOMC後、金融市場では、利下げ期待がやや押し戻され、9月の利下げ開始を約60%、年内2回の利下げを約60%織り込む形となりました。

【パウエル議長の発言】

パウエル議長はインフレの進展に言及したものの、まだ高過ぎるとし、確信を強めるにはさらに良好なデータ必要との認識を示してました。

「第1四半期のインフレは停滞しており、利下げには時間がかかるだろうという結論に達した。予測にはあまり自信がない

「PCE物価指数が2.6〜2.7%であれば良い状況」「政策はインフレだけでなく、データ全体に依存する」「金利変更のタイミングはデータに大きく依存している」

「最近のインフレデータはやや緩和している」「労働市場は比較的タイトだが過熱していない」

など、タカ派ではないが、ハト派でもなく、現状をよく踏まえバランス感のある発言となりました。

経済や株式市場、労働市場が堅調の今焦って利下げをする必要はないといったところでしょう。まだ高い金利を維持しつつ、慎重にインフレ鈍化を見定める余裕がFRBにはあります。


【まとめ】

米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことが材料視され、S&P500とNasdaqは最高値更新。

FOMC公表されたドットプロットで、年内の利下げが1回のみと示されたことを受け、日中高値からはやや下げて取引を終えました。

インフレの再燃も懸念されている中、インフレの鈍化を示すCPIは安心材料となりました。今後もこの調子でいくかはわかりませんが、もう何度かこういう兆候が見られれば、パウエル議長の言う通り、利下げに向かうと思われます。

さて、たびたび書いてきましたが、経済指標は過去を表し、株価は未来を織り込みます。

現在、株式市場では利下げへの期待から株価は上昇していますが、実際に今年年後半から来年のどこかで利下げとなったとき、十分にそれが織り込まれていれば、市場の反応はそこまで大きくないかもしれません。

そして市場の関心は「金利」や「インフレ」から、また次の何か「業績」「流行の投資対象」「新しいリスク」などに移っていくと思われます。

株式市場はそういうことをもう何十年と続けてきました。それに振り回されるのを楽しいと感じる方は別に良いと思いますし、私も昔はそういうことを予想したりするのが楽しかったのですごく気持ちはわかりますが、

ここ数年は、一生のうちの貴重な時間を、何十年と株式市場に囚われて生きるのもどうなのかなと思ったりもしています。

S&P500やオルカンなどに長期投資をする方であれば、金利やFRB、経済指標にあまり人生を囚われすぎないように気を付けながら、「今」を楽しんでいきましょう。

今と未来の両方の幸せの最大化。株式投資はそのための手段、道具の一つにすぎません。

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