【6月11日 米国株式市場】
ダウ 38,747 ‐0.31%
S&P500 5,375 +0.27%
ナスダック 17,343 +0.88%
S&P500とNasdaqが最高値を更新。ダウは小幅に下落しました。
AI技術「アップルインテリジェンス」を導入すると発表したアップルが7%上昇。S&P500やNasdaqを牽引しました。
ラッセル2000は‐0.36%と小型株は下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.90%と下落しました。
米10年債利回りは4.404%。‐0.065と低下。
VIX指数は12.85。+0.86%と上昇しました。
10年債入札への需要は極めて旺盛で、応札倍率は2.67倍と引き締めサイクルが始まる前月の2022年2月以来の高水準となりました。米国債入札が好調だったことを受け、12日発表の消費者物価指数(CPI)は年内の利下げにつながる内容になるとの見方が広がりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 157.12 +0.06%
NY原油 78.18 +0.57%
NY金 2,315 +0.22%
ドル円は157円台前半。原油と金は続伸しました。
ビットコインは67,260ドル。‐3.22%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
テクノロジーセクターと通信が上昇。その他9セクターは下落しました。
【スタイルボックス】
銀行株をはじめバリュー株や小型株が下落。大型グロース株が上昇しました。
【個別株】
アップルは+7%と上昇し最高値を更新。エヌビディアを抜き再び時価総額2位となりました。
音声アシスタント「Siri」などのアプリに生成AI技術「アップルインテリジェンス」を導入すると発表。概ね事前に予想された通りの内容でメディアの反応はよくありませんでしたが、アナリスト等の評判はよく多くのアナリストが目標株価を引き上げました。
米ソフトウエア大手オラクルは決算を発表。株価は時間外で9%上昇しています。クラウド収益が前年比20%増加の53億ドルとなり、クラウドサービスへの需要の高まりを示しました。
【まとめ】
S&P500とNasdaqは最高値更新。バリュー株や各セクターが小幅に下落する中、アップルや大型グロース株の上昇が各指数を押し上げました。
市場では、12日に発表される米消費者物価指数(CPI)と連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が注目されています。
先週発表された5月の米雇用統計を受け、FRBが今後数カ月間に利下げに動くとの見方は後退し、9月に利下げが実施される確率をほぼ五分五分と織り込んでいます。
今回のFOMCでは金利見通し(ドット・プロット)が公表されますが、3月時点の年内3回の利下げ予想は下方修正されると見られており、年1回か2回に中央値を修正してくるものと見られています。
これら市場の予想とCPI、そしてFOMCの結果やパウエル議長の講演などとのギャップがあれば株価は良くも悪くも上下する可能性があります。
ただ、経済はFRBメンバーですら正確に予想したり、自分の手足のように思い通りコントロールすることはできませんから(だから根強く高いインフレに苦しんでいるわけですから)変に予想し「いついつにこうなる」と自分勝手に決めつけすぎないことが大切です。
インフレは今晩急に消えてなくなるものではありません。「インフレVS金利VS景気」の構図はもうしばらく続きますから、今後の推移を慌てずどっしりと見守っていくことが大切です。
オルカンやS&P500などに長期投資をしている方は、金利やインフレ率、景気サイクルが時間と共に変化していくことは当たり前のことと捉えましょう。何十年も変わらないなんてことはまずありません。
変化を恐れるのではなく、変化を当たり前のことと受け止め、味方につけていくような投資することが大切です。
いろいろなやり方がありますが、私はインデックスファンドを用いて低コストで手間をかけずに、市場や流行、経済環境の変化対応していきたいと思います。
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