【1942~56年の強気相場】
S&P500指数は、1942年~1956年にかけ、
約9ドルから約49ドルへと、約5倍以上上昇しました。
ただ、この14年間米国のインフレ率は平均4%を超え、
米10年債利回りも平均2.5%という水準にありました。
インフレ率が米10年債利回りを3年間上回っていた時期もあったにもかかわらず、約9ドルから約49ドルへと、約5倍以上上昇しました。
ただ、この14年間米国のインフレ率は平均4%を超え、
米10年債利回りも平均2.5%という水準にありました。
ダウは年率平均11%で上昇し、特に1942~46年にかけて120%上昇しました。
1951年にはインフレ率が7.9%に上昇したにも関わらず、
米国株式市場は1949~56年の間に更に230%上昇。
この間、米10年債利回りは平均約2.5%前後で推移していました。
(尚、インフレは1953年鈍化しました)
【ポイント】
過去が未来と同じとは限りませんが、
高いインフレや長期的なインフレの環境下でも、
株式市場が上昇しないとは「限らない」ということがわかります。
当時の高インフレと低金利(例 1951年 インフレ率7.9%に対して10年債利回り2.5%)という組み合わせや、
第二次世界大戦による失業率の低さ(1942年以降5%未満で推移)
という環境は現在の市場に通じる点もあります。
一方で、当時は米国経済が急成長していた(現在は微増)といった違いもあります。
ただ、今後AIが、インターネットが普及した時のように生産性を向上させるとの研究・意見もあります。
もちろん、短期的にはどうなるかわかりません。
予想以上の引き締めや、景気や企業利益の鈍化が起これば、株価は下がるでしょうし、
その逆もあると思います。
結局「わからないから」こそ、リターンがあるわけですし、
「わからないからこそ」どっちにころんでもいいように、
自身の許容できるリスクの範囲内で、
適切に分散しつつ資産を配分することが大切だと思います。
まあ、いろいろな考え方や予想があると思いますが、
この記事が頭を柔らかくしたり、
あるいはより詳しく何かを調べたり勉強するきっかけとなれば幸いで鵜s。
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