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【難しさを知ってからが本番】


投資を始めてしばらくして、

実は投資が簡単ではない事に気づく人もいるかもしれません。


たまたま運よく銘柄を当てたり、

上昇相場の中にいると、ついつい忘れてしまいがちなりますが


私達は事前に結果を知る事ができません。

使う情報も不完全で、変数もたくさんあり、

将来をコントロールすることはできません。


また、でき得る限りの適切な意思決定をしたと思っても、

株価が振るわない事はざらにありますし、

後出しの思わぬニュース(法改正、規制、不祥事など)にやられることもあります。


それでも株式投資をするのは、

多くの場合、株式は投資家が引き受けたリスクに応じて、

ある程度のリターンを投資家にもたらしてくれる可能性が高いからであり、

その他の資産に比べて、魅力的なリスクプレミアムを有しているからだと思います。



【理論を知らないよりは知っておいた方がよい】

投資は実に様々な方向からアプローチされ、研究がされています。

特に、数学、物理学方面からのアプローチは、

金融理論や近代的な投資についての学問を大きく前に進めました。

が、それらは誕生して100年経つかどうかの未熟で、未完成なもので、

複雑系である市場を完全に解明するまでには至っていません。


数字や物理学のような「正確さ」への羨望がにじみ出てしまう方や、

逆に数字や理論なんてあまり使わない。という人もいるかもしれません。


個人的には理論や数字は、完全ではないものの、ある程度役に立つと思います。

例えば、その理論が8~9割正しいのであれば、目安程度には充分なります。

少なくとも、0や5分5分ではありませんし、

自分一人の狭い観測範囲や、短い経験則から導き出された、思考や直感を頼りに、完全に手探りで投資するよりも大分マシだとも思います。


理論や過去の先行研究を、

完全とは言い切れないとか、議論の余地があるというのを踏まえた上で、

判断のための道具として、上手に使っていくことが大切だと思います。


よく0と100で考える人もいますが、

結果論で「当たった」「外れた」だけで、

その意思決定や投資を正確に評価できるものでもありません。


また、将来の予想や数字には幅を持たせた方がいいですし、

正確にはわからなくても、大まかな傾向がわかるだけでも役に立つものもあります。


例えば、「経済はどうなるか正確にはわからないけど、金利を下げ、緩和すれば、お金を刷れば、概ね景気はよくなるよね。」

というくらいのものでも、知識を全く知らずに、

逆に「引き締めれば景気はよくなるんじゃないか」という発想を思いつき、実際に何十年も試し続けてみるよりは、まあ、結果はだいぶマシなものになるでしょう。



【まとめ・感想】

投資が簡単だと思い始めたら注意しましょう。

本当に投資が簡単なら、世界一の投資家のリターンはもっとよいものであってもいいですし、

長期的に勝ち続けるウォーレン・バフェット級の投資家がもっと、もっとたくさんいてもおかしくはないはずです。

何年も長期的にベンチマークに勝ち続ける投資家の方を私は1000人も知りません。


私は、投資は難しく、わからないことだらけだと思っています。

米国株ですら超、超、超、難しいと思っています。

私が本当に投資が上手くて、スキルがあり、投資が簡単だと思っているなら、

100%パッシブ運用のインデックス投資なんてしていないかもしれません。


私は投資が下手で、難しいと思っているからインデックス投資をしています。

むしろ、私のような能力の無い下手くそでも、

ある程度戦える方法があるのが、株式投資のありがたい所だと思っています。


私は、例えば「コスト」や「分散効果」といった、

投資において数少ない確実なことをしっかりと利用し、

本当に基本的な理論を頼りに、

投資家自身にコントロールできることに注力しつつ

人生と投資を楽しんでいきたいと思っています。


まあ、いろいろ書きましたが、

投資が簡単だと思いはじめたら、油断せず、気を引き締めて、

もうちょっとだけ難しいこと、自分知らない理論、情報がないかを調べてみるのもいいんじゃないかと思います。

もちろん、投資との付き合い方、距離感は人それぞれですから、

勉強したくない人はそれでいいと思います。

勉強しなくてもある程度戦える方法があるのが株式投資のありがたい所です。


ただ、インデックス投資家の場合も、簡単だと思い始めたら、

自慢して回るよりも、もうちょっとだけ拠出額を増やすために自分にできるはないかを考えたり、

もしくは投資以外で人生をより良く生きるため、

楽しむためにはどうすればいいかを考えてみるのも良いかと思います。

また、そのリターンを得るために、相応のリスクを引き受けているという事実を忘れないようにしましょう。


長くなりましたが、一言で言えば、

調子のいい時ほど、油断せずに、自身のリスク許容度を見誤ることなく

気を引き締めて投資をしていきましょう。

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