【米国株VS米国を除く全世界株式】
米国株VS米国を除く全世界株式5年間の月次ローリングリターン(1975/1/31~2022/3/31)
青線はS&P500インデックスのリターンから、「MSCI World ex USAIndex(全世界株式除く米)」のリターンを差し引いた値を示しています。
青線が0より上なら米国株が、0より下の時期は国際株がアウトパフォーマンスしました。
時期によって勝者が入れ替わっていることがわかります。(米ドルインデックスチャートの推移との比較も面白いですね)
出典: Morningstar, Bloomberg, and Hartford Funds,
【S&P500投資家としては】
米国株VS米国を除く全世界株式5年間の月次ローリングリターン(1975/1/31~2022/3/31)
青線はS&P500インデックスのリターンから、「MSCI World ex USAIndex(全世界株式除く米)」のリターンを差し引いた値を示しています。
青線が0より上なら米国株が、0より下の時期は国際株がアウトパフォーマンスしました。
時期によって勝者が入れ替わっていることがわかります。(米ドルインデックスチャートの推移との比較も面白いですね)
出典: Morningstar, Bloomberg, and Hartford Funds,
【S&P500投資家としては】
S&P500に投資をしている米国株が引き続き好調であることを願っていますが、歴史は、米国以外の地域の株式がアウトパフォーマンスする時代があるということを何度も示しています。
実際、スウェーデンや(最近不調ですが)オーストラリアは過去100年の長期リターンの年率で米国株市場を上回っていますし、
米国を信じる米国一本投資家の方であっても、必ずしも、米国株式市場や米国企業が将来最もリターンをあげる投資対象とは限らない。ということも理解しておくことが大切です。
集中投資をするのであれば、もしダメだった時にそれを受け入れる覚悟やそれに対する備え(米国株のリターンに人生や資産形成の成否を依存しすぎないように、収入をあげるなど)が必要です。
また苦しい時期、耐える必要がある時期の存在を十分覚悟したうえで投資をすることが重要です。
アウトパフォーマンスしている投資対象を見つけるたびに、コロコロ乗り換える戦略はよりコストがかかりますし、高値掴みの可能性もあります。
実際、スウェーデンや(最近不調ですが)オーストラリアは過去100年の長期リターンの年率で米国株市場を上回っていますし、
米国を信じる米国一本投資家の方であっても、必ずしも、米国株式市場や米国企業が将来最もリターンをあげる投資対象とは限らない。ということも理解しておくことが大切です。
集中投資をするのであれば、もしダメだった時にそれを受け入れる覚悟やそれに対する備え(米国株のリターンに人生や資産形成の成否を依存しすぎないように、収入をあげるなど)が必要です。
また苦しい時期、耐える必要がある時期の存在を十分覚悟したうえで投資をすることが重要です。
アウトパフォーマンスしている投資対象を見つけるたびに、コロコロ乗り換える戦略はよりコストがかかりますし、高値掴みの可能性もあります。
ちなみに、参考記録ですが、1975年以来、米国株と国際株のアウトパフォーマンスサイクルは平均7.9年で入れ替わっていました。
現在、米国のアウトパフォーマンスサイクルに入って12年以上になります。
もちろん、まだまだ米国株のアウトパフォーマンスが続く可能性もありますが、潮流がいつ変わってもおかしくないということも覚えておくとよいでしょう。
【米国株と全世界株式どちらがよいか】
米国株と全世界株式どちらがいいか悩んでいる方も多いと思います。
結局のところ、結果的にどちらがよかったかは、自身が投資を始めた日とやめる日の株価、自身の投資期間に依存するので、未来になってみないとわかりません。
理論的には、より分散がきいていて、よりリスクを抑えることが期待できる、全世界株式の方が良いと思いますし、現状コスト差もほとんどありません。
個人的には、この二つで迷っている時は、より保守的な選択肢を選択した方が、投資を長く続けやすい、間違いを防ぎやすいという意味では良いと思っています。
迷っている時点でリスクを取りすぎている可能性もありますし、
投資家が自らの手で起こしてしまう失敗。
例えば、途中でいろいろ乗り換して無駄なコストを掛けたり、流行っている投資対象に高値で飛び乗ったり、あるいはこれから大きくアウトパフォーマンスするけど、直近は低迷している投資対象を見過ごす可能性などを避けることができると思っています。
個別株等では迷ったときは両方投資するというのが合理的な選択肢となりますが、今回は全世界株式の方に米国株式市場が既に内包されているため、資産配分の問題となります。
両方に投資をするのであれば、ポートフォリオ『全体』の資産配分が自身の目標やリスク許容度と合っているか。あえて米国に加重する意味はあるのかをよく考えることが重要です。
米国に集中投資をする場合は、信じるという気概も大切ですが、(これは全世界株式の方にもいえるのですが)、
先ほど話したように、もし今後10年、20年米国(あるいは株式市場)が低迷した時に、現実的にどうするかをよく考え、投資をすることが大切だと思います。
上手くいって上振れする分には構いませんが、全然上手くいかず、株式市場が歴史的な下振れしても、私たちの生活や人生は続いていきます。
私は株式は最も魅力的な投資対象の一つだと思います。しかし、万能でも絶対でもありません。(だから預金や債券より高いリスクプレミアムが期待できるわけなのですが)
人生にセーブポイントはなく、過去に戻れるわけでもなく、投資可能期間が有限である以上、
上手くいかなかった時の可能性もよく考え、株式市場の出来に依存しすぎないような資産形成や人生の計画を建てることが重要だと思います。
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