GMOが、2024年2月末時点からの、今後7年間の各市場・資産のリターンの予測を公開していましたので紹介します。
https://www.gmo.com/asia/research-library/gmo-7-year-asset-class-forecast-february-2024_gmo7yearassetclassforecast/
米大型株 ‐4.1%
米小型株 ‐2.6%
米除く先進国大型株 +1.1%
米除く先進国小型株 ‐3.4%
新興国 +4.1%
新興国バリュー株 +5.8%
https://www.gmo.com/asia/research-library/gmo-7-year-asset-class-forecast-february-2024_gmo7yearassetclassforecast/
米大型株 ‐4.1%
米小型株 ‐2.6%
米除く先進国大型株 +1.1%
米除く先進国小型株 ‐3.4%
新興国 +4.1%
新興国バリュー株 +5.8%
注)ドルベース・インフレ調整後の実質リターン(年率)。
米国のインフレ率は、15年間で平均2.3%の長期インフレ率に回帰すると想定しています。
GMOの合理的な判断に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。
ちなみにGMOは「permabear(永遠のベア)」と呼ばれるほど、
いつも悲観的な予測をするので、
それも考慮して参考にするのがといいかと思います。
(そのおかげで、同社の旗艦ファンドはITバブルやリーマンショック時には市場をアウトパフォーマンスしています(笑))
【ジェレミー・グランサム氏の見解】
あとアクティブ投資の話になるのですが、こんな悲観的な予想の中で、
GMOのCEOジェレミー・グランサム氏は、米国株については、クオリティーファクターとエネルギーセクターを推していました。
米国のクオリティ株については「強気市場ではわずかにアンダーパフォームし、弱気市場では大幅にアウトパフォームしてきた長い歴史があります (ただし、最近の上昇局面では異常に好調でした)」
「AAA株は、倒産リスクが低く、ボラティリティが低く、単純にリスクが低いため、歴史的に S&P 500よりも年間 0.5%~1.0% 上回っています 」
エネルギーセクターについては、株式市場全体と負の相関関係にあり分を抜いて分散効果があるセクターなことと資源や原材料の貴重性の向上、最近の下落により比較的割安なこと。などを理由にあげていました。
どちらも、各セクターやファクターを学んでいる方にとっては至極当たり前の意見だと思います。
興味のある方はこちらの入門書がお勧めです。
米国株にアクティブ投資をしている方は必読!インデックス投資家もおもしろい。ランダムウォーカーのマルキール氏推薦『ファクター投資入門』
(そのおかげで、同社の旗艦ファンドはITバブルやリーマンショック時には市場をアウトパフォーマンスしています(笑))
【ジェレミー・グランサム氏の見解】
あとアクティブ投資の話になるのですが、こんな悲観的な予想の中で、
GMOのCEOジェレミー・グランサム氏は、米国株については、クオリティーファクターとエネルギーセクターを推していました。
米国のクオリティ株については「強気市場ではわずかにアンダーパフォームし、弱気市場では大幅にアウトパフォームしてきた長い歴史があります (ただし、最近の上昇局面では異常に好調でした)」
「AAA株は、倒産リスクが低く、ボラティリティが低く、単純にリスクが低いため、歴史的に S&P 500よりも年間 0.5%~1.0% 上回っています 」
エネルギーセクターについては、株式市場全体と負の相関関係にあり分を抜いて分散効果があるセクターなことと資源や原材料の貴重性の向上、最近の下落により比較的割安なこと。などを理由にあげていました。
どちらも、各セクターやファクターを学んでいる方にとっては至極当たり前の意見だと思います。
興味のある方はこちらの入門書がお勧めです。
米国株にアクティブ投資をしている方は必読!インデックス投資家もおもしろい。ランダムウォーカーのマルキール氏推薦『ファクター投資入門』
【まとめ】
予想が当たるかどうかは別ですが、
米国株式市場のひどいリターンを始め、各資産クラスのリターンが今後10年でパッとしないということは、全然あり得る可能性の一つだと思います。
過去のS&P500が最高値を更新した回数をみても、「0」が何年も続く期間は普通にありました。
最近投資を始めた方はまだ経験していないと思いますが、また今すぐそうなる、必ずそうなるというわけでもありませんが、S&P500が下落後年年か停滞する可能性は普通にあります。
@charliebilello
長期的に株式投資のリターンが低かったり、横ばい、あるいはマイナスとなっても、自身の生活や投資に支障がでないよう、各々のとれるリスクの範囲内で投資をすることが大切だと思います。
いざその時になって慌てないよう、あり得ないと決めつけずに、もし、そうなったらどうするか想定しておくことも大切だと思います。
もちろん、予想はあくまで予想なので、あまり振り回されることなく、各々上手い距離感を持って、料理して頂ければと思います。
個人的には、予想の数字は違うのもの、米国より米国外の地域の方がマシ。米グロース株より米バリュー株がマシという点では、バンガード社の予測と似ているなとも思いました。
私自身はいつも通り、自身の目標とする資産配分を維持しながら今後も投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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