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【米株市場のバブル、過去は当てにならず】

2月14日のウォールストリートジャーナルにとても良い記事があったので紹介します。

米株市場のバブル、過去は当てにならず。株価はまれにみる割高水準にあるが、暴落に向かうとは限らない

この記事の筆者は、2010年1月16日の記事にて、

当時の全米調査で、今後10年間の米国株式市場のリターン年平均13.7%と予想されていることをとりあげ、それは馬鹿げていると指摘

鋭く批判をしたことを振り返っています。


“「何を寝ぼけたことを言っているんだ、いつになったらやめるんだ」と。

 6%であれば上出来だと思った。

「夢のような高リターンへの信仰」は「おとぎ話のような期待」に等しい、とも書いた”


【想像できない、未来の可能性】

しかし、その後、2019年12月31日までの10年間で、S&P500のリターンは年率平均13.6%となりました。

筆者がばかにした投資家たちの予想とほぼ一致したことを振り返り、こう回想しています。

“筆者は、フラッキング(水圧破砕)とクラウドコンピューティングが経済を活性化させることも、10年にわたる超低金利によって多くの投資家が株式に代わるものはないと感じるようになることも、予見していなかった。

2017年の法人税減税で自社株買いが急増し、投資家の懐にお金が入ることも予想していなかった。

その上、さらに基本的な間違いまで犯していた。過剰なほど機械的に過去に頼って、将来を予測していたのだ

2010年時点で、賢明なWSJのコラムニストでさえ、米国株式市場のその後の黄金の10年を予想することはできませんでした。




【未来の振れ幅~2010年より】

未来は予想よりも良くも悪くも振れ動きます。

この10年、多くの技術の進歩やイノベーションが生まれ、人々の生活や投資家に影響を与えました。金利や制度改正も米国投資家の有利に働きました。

でも、2010年時点で私は、コロナショックや未知ウイルスに対して、ワクチンが1年以内にできる世界を想像だにしていませんでした。

そもそも2010年1月の時点で、翌2011年の東日本大震災すら想像していませんでした。何も考えずに、普通にのだめカンタービレファイナルを見ているような日常でした。

未来は、過去の平均や予想よりも、上振れしたり、下振れするのが普通です。将来を予想する難しさを思い出させてくれます。


【過去は未来の巻き尺ではない】

“過去の実績は巻き尺ではない”

“過去を現在に重ね合わせて、米国株のエクスポージャーを大幅に減らすような大胆な決断をするための明確な根拠があると断言することはできない。”

と同記事で筆者は述べています。私も本当に同意します。

70年代や世界恐慌と重ね合わせて、大暴落や景気後退を予想する方も最近では増えてきました。

その中には一理あると思える意見もいくつかあります。

しかし、そうならない理由や可能性もまた同じくらいあるわけです。

私はレジームシフトが起きていると考えています。

故に、戦術的アセットアロケーション戦略を用いる方であれば、10%程度PFを調整してもいいかもしれないとも思います。

個人的には、最悪景気後退や暴落も起こる可能性はあると思いますし、存外、そこまでひどいことにはならない気もしています。

そんな感じなので、じゃあ米国株から全降りするくらい明確かつ強い理由があるかと問われると・・・私には何も断言することはできません。

だからこそ、どちらに転んでもよいように、よく分散しつつ、自身の許容できるリスクの範囲内で適切に資産を配分し、株式市場にエクスポージャーを取り続けることが大切だと思います。


【ジェイソン・ツバイク氏の記事はおすすめ】

ああ、なんて言い記事を書くのだろう。著者を見て、なるほど、納得しました。

ジェイソン・ツバイク氏の記事ですね。

ツバイク氏の記事やコラムは、おもしろく、とても参考になるのでとてもお勧めです。

彼の記事は、チャールズ・エリス氏、ハワード・マークス氏、ロバート・シラー教授他、名だたる著系投資家が推薦してています。

日本の投資家の方は、ベンジャミン・グレアムの『新 賢明なる投資家』の編著者として名前を見たことのある方もいるかもしれませんね。

個人的にはこっちがお勧めですが(笑)

金融版 悪魔の辞典

うわさ「名詞」 ウォール街では事実と同義語。

データ「名詞」 ウォール街でマーケティングのためにねじ曲げた解釈をねつ造するための原材料。

そんなこんなで、

もしどこかで、ジェイソン・ツバイク氏の記事を見かけたら是非読んでみてください。

ユーモアたっぷりに、とても勉強になる、おもしろい記事に出会えると思います。

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