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【 新NISAに迷っている方へ】

先日、楽天トウシルの山崎元氏の「ホンネの投資教育」にて、

新NISAの論理的に正しい唯一の活用法」という良い記事が公開されていました。

そして、その続編となる、

新NISAをめぐるQ&A10選」という良い記事が公開されていましたので紹介します。


〇新NISAとiDeCoの使い分けをどうしたらいいか教えて下さい。

〇高配当株式への投資は新NISAでの資産形成に有効でしょうか。

〇新NISAでのお勧めポートフォリオを、さまざまな対象者別に教えて下さい。


このような質問に対して、山崎元氏が山崎節で、いつもどおり論理的に答えています。

質問は後述しますが、もし、気になる質問や疑問ある方は是非元の記事を読むことをお勧めします。


【新NISAの原則と合理的な活用法】

簡単に内容を振り返ると、

①できるだけ早く大きくNISA口座を使う
②最も効率のいい資産のみに投資する

という2大原則のもと、

全世界株式インデックスファンド(ないしそれに準ずるもの)に投資をするのが合理的だ。というお話でした。

こちらに関してより詳しく知りたい方は、過去記事を是非。

https://etfsp500.com/archives/33041750.html



【よくある質問】

前回の記事の中で、よくありがちな(だけど合理的ではない)意見や反論を、斬っていった山崎元氏ですが、今回はその続編として、新NISAに関する10の質問に答えています。

(誰が質問を考えたのか?自作自演っぽくはないか?どこから引っ張ってきたんだろうと思える質問もありますが(笑))

【質問①】

つみたて投資枠と成長投資枠の投資対象商品の分散について教えて下さい。

例えば、インデックスファンドで、世界株、先進国株、新興国株、日経平均、S&P500など、多くに分散すると効果がありますか?

これは、初歩的な質問なので割愛しますが、当ブログの読者の方であれば、ファンドや商品の数が重要なのではなく、「その中身」や「資産配分」が重要であるということはわかると思います。

【質問②】

新NISAとiDeCoの使い分けをどうしたらいいか教えて下さい。

つい最近も、山崎元氏はほぼ同じ質問に答えていましたが、

ここについては、重要だと思うので、そのまま、一分引用させて頂きたいと思います。


原則を確認しておくと、

給料のように課税の対象になる所得が継続的にある人は、掛け金が所得から控除されるiDeCoの税制上のメリットが大きいので、先ずはiDeCoを優先的に使って、iDeCoに入りきらないお金を新NISAを使って運用していくような順位付けが合理的です。

一方、課税される所得が無い方や、お金の引き出しを遠くない時点で行いたい人は、新NISAを利用する方が便利かも知れません。

【質問3】

新NISAの出口戦略について教えて下さい。いつまで続けて、どのように取り崩すと考えたらいいのでしょうか?

原則として「必要な時に取り崩せばいい派」の私ですが、

山崎元氏はその意見に加えて、

①運用資産額を「予想される平均余命+10年」くらいの数字で割って、一年間に取り崩すことができる金額の見当を付けるといい。

②子供などの相続人と協力して、2世代で運用する

という2つの方法も提案していました。自分に合う方法を是非。


【質問④】

インデックス運用とアクティブ運用の今後の優劣について、展望をお聞かせ下さい。

「アクティブファンドの平均を、ローコストでじっと保有し続ける」戦略の強みについていつもどおりの解説しています。

「アクティブ運用の進歩」や「マーケット環境」によって、この戦略の優位性は原則的に変わることはありません。

【質問⑤】

高配当株式への投資は新NISAでの資産形成に有効でしょうか。

グロース株のあと最近の相場を受けてまた話題となってきている高配当株投資ですが、

山崎元氏はインカムゲインとキャピタルゲインで区別せずに、トータルリターンで合理的に投資をすること。

そして、配当や分配金のようなインカムゲインに拘る意思決定を早く卒業することをお勧すると述べています。

〇ポイント

トータルリターンが同じなら配当に回るよりも株価が上昇する方が節税枠をより有効に使うことができる

例)

全新NISAの投資枠の何倍もあるような個別株式のポートフォリオを運用している場合に、その一部を新NISAを利用して投資することは合理的ですが、その場合には、ポートフォリオの中の高配当株部分ではない一部を新NISA口座に充てることが合理的になるはずです。

というようなことを言われても、高配当株が好きな方の存在はよく知っています(笑)。

人間には人それぞれ、性格や考え方、選好がありますし、

理屈や理論を踏まえたうえで、数字上は、多少合理的ではないことをしているとわかったうえで(自覚しつつ)やるのであれば、私からいうことは何もありません。

そういう方であっても、というかどんな投資戦略を採用する方であっても、成功して幸せになって、良い人生を過ごせていただければなと思います。

ネットを通じて知り合ったのも何かの縁ですしね。

【質問⑥】

海外債券への投資の有効性をどのように考えていますか?

最近話題の外国債ですが、リスクプレミアムや長期的な期待リターンを考えると非課税枠で投資をするのは効率的ではないかな(非課税枠を使うのならまずは株式等の方が良い)とも思います。

山崎元氏は以下のような理由から、外国債券まで手を広げなくていいのではと語っています。


昨今海外の先進国の債券の利回りが一時よりも上昇してきたので、内外の株式と外国債券との分散投資の効果が得られる可能性が以前よりも大きくなったとは言えるでしょう。

ただ、債券と株式の分散投資効果は必ずしも安定していませんし、債券に資金を回すと、一定の金額の投資の中では獲得が期待できるリスクプレミアムが小さくなるので、巨額の資金を運用したり、レバレッジ運用が手軽且つ低コストに可能だったりするわけではないので、個人投資家が外債投資をポートフォリオに加えることで運用を改善できる可能性は、あるとしてもそれほど大きなものではないように思います。

外債投資に回すお金があれば一部ないし全部を内外の株式に充てる方がいい場合が多いのではないでしょうか。


太字の部分は、いくつか思いつく商品を使えばいけないこともないとも思うのですが、資金流入や信託期間などの懸念から、微妙だなとも思うため、あえて商品名はださないでおきます(笑)



【質問7】

日銀の新体制と新NISAでの投資の関連について考えを聞かせて下さい。

山崎元氏も指摘している通り、長期的に運用する場合(例えば20~30年後)その結果に対し、今の日銀やFRBの政策が与える影響は、ほとんどありません。

また、それを予測して改善しようとしても、それはなかなか困難だとも思います。

新NISAで投資を始める時、株価が下がった方がチャンスであること。

民間企業の株式は、日銀が持つよりも、普通の民間人の投資家が持つ方が企業経営上良いという指摘には同意です。

【質問8】

新NISAでのお勧めポートフォリオを、さまざまな対象者別に教えて下さい。山崎さんが勧める「全世界株式のインデックスファンド1本」以外の商品・組み合わせで答えて下さい。

ここの行がおもしろかったので引用します。

前半部分は、タイプ別アプローチの否定。

原則、どんな投資家であっても、最も効率のよいと思われる方法で運用するのが合理的であるということが指摘されています。



若い人と退職者などの高齢者、少額の投資家と富裕層、経験豊富な投資家と初心者など、投資家のタイプによって選ぶべき運用商品が異なるはずだという考えは基本的に間違いで、いわゆる「カモ」になりやすい気持ちの持ち方でもあります。

金融機関の対面営業ばかりでなく、新聞や雑誌の記事でも「投資家のタイプ別のお勧め運用」というアプローチがよく見られます。理解が不十分な専門家は、ついそうしたアプローチに付き合って何種類もお勧め商品を提示してしまったりするのですが、これは愚かで格好が悪いことだと思った方がいい。


はっきり言い切っていて気持ちがいいですね。

そのうえで、山崎元氏が個人的に運用してみたいと思うポートフォリオについてヒントが述べられていて、興味深かったりもします。

(個人的には、時価総額加重よりも、割安な地域の株式が多めになるであろうと予想します。)



たぶん、株式の外に内外のREITを少々使うと思います。

しかし、例えば私が運用してみたいと思うアロケーションのポートフォリオは存在しますが、そのポートフォリオと全世界株式一本の運用との優劣は、そもそも微差のはずですし、どちらが優れているかは何とも言えないのが現実です。

【質問9】


既に特定口座あるいは既存のNISA口座で運用している資産の新NISA口座への振替の考え方と方法について教えて下さい。

原則、できるだけ早く埋める事。詳しくは元記事を読んでみてください。

【質問10】

.私はアーリーリタイアと同時に投資を始めました。リタイア層における新NISAの使い方について教えて下さい。

これは、質問8の答えと重複しますね。「高齢だから」「リタイアしているから」といった理由で適切な運用のやり方が他の条件の人と変わることはありません。

普通の人と同じように、普通に合理的に運用すればいい。山崎元氏は述べています。

【まとめ】

さて、すこし長くなりましたがいかがだったでしょうか?

いつもどおりの山崎元節で、バッサリ斬っていて清々しいなと感じました。

新NISAの使い方で悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

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