【3月8日 米国株式市場】
ダウ 38,791 +0.34%
S&P500 5,157 +1.03%
ナスダック 16,273 +1.51%
米国株式市場は続伸。S&P500は終値で最高値を更新しました。
昨日に続き、パウエル議長が上院で講演。「利下げに着手するために必要なインフレ低下に対する確信は、そう遠くない将来に得られる」との考えを示したことで、利下げへの期待が高まりました。
これを受けて、米国株式市場は上昇。債券利回りは低下。ドル円は148円台となりました。
ラッセル2000は+0.81%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.96%と上昇しました。
米10年債利回りは4.114%、+0.01%と小幅に上昇。
VIX指数は14.44。‐0.41%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 148.08 ‐0.86%
NY原油 78.90 ‐0.29%
NY金 2,159 +0.51%
パウエル議長の発言を受けて、ドル円は148円台前半に。
原油は小幅に下落。金は7営業日続伸しています。
ビットコインは67,408ドル。+1.94%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全てのセクターが上昇。利下げへの期待を受けて、テクロノジーや通信などグロース系のセクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが上昇。
特に小型株やグロース株が上昇しました。
【個別株】
○クローガー<KR> +9.88%
決算を受けて上昇。2025年度通期の1株利益の見通しが予想を上回りました。配当は維持されたものの、いずれ増配するとの意向も示しました。
○リビアン +13.42%
電気自動車のリビアンが大幅高。ジョージア州でのEV新工場の建設計画を中止すると発表しました。
【パウエル議長の証言】
FRBのパウエル議長は、昨日の下院に続き今日は上院銀行委員会の公聴会で証言を行いました。
「インフレ率が持続的に(目標の)2%に向かっていると確信が得られるのを待っている」
「その確信が得られるまでそう遠くない。確信が得られれば、景気後退を引き起こさないよう、制約的な政策の水準を引き下げ始めるのが適切になる」
「利下げが遅くなり過ぎるリスクを十分に認識している。経済が予想通りに進展すれば、今年中に利下げを開始できる」
と述べ、年内利下げの可能性に言及。
欧州では、ECBラガルド総裁が6月に政策緩和を行う可能性を匂わし、世界的に利下げへの期待が高まり、株価は上昇しました。
【経済指標】
○米失業保険継続受給者数
(2/24までの週)190.6万人 予想 188.0万人・前回 189.8万人
雇用統計を前に新規失業保険申請件数が発表となりました。
新規失業申請件数は前回から横ばい。予想よりやや緩みましたが、労働市場の状況は悪化していないことが示唆されました。
【まとめ】
パウエル議長の発言を受けて、米国株式市場は続伸。利下げへの期待が高まりました。
金融市場はパウエル議長が年内の利下げに前向きであることに安心しましたが、いつ、どれくらいの幅で、何回利下げを行うかに関しては意見がわれています。
企業の決算シーズンを終え、インフレ指標やパウエル議長の発言など、FF金利の行方に市場の関心が集まる中、今日は雇用統計が発表されます。
インフレの鈍化と利下げに向けて、ある程度緩むことが期待されている米労働市場ですが、前回の雇用統計では予想外に強さを示し、市場を動揺させました。
昨日のADP雇用統計や米求人件数では、雇用の落ち着きが示唆されましたが、雇用統計はどうなるのか注目が集まっています。
さて、S&P500(円ベース)を見てみると、過去1カ月で7.2%、過去3カ月で17%、過去1年で40%、過去3年で90%上昇しました(1月末時点 イーマクシススリム月次レポート参照)。
為替も相まって、ものすごく良い数字だと思います。資産を株式に投じている人とそうでない人で差がついてしまった数年となりました。
その一方で、これからも良い相場が続くとは限りません。調子の良い時ほど、リスクを忘れないように、自身のリスク許容度を守りながら投資を続けていきましょう。
S&P500やインデックス投資の基本は、退場しない、長く投資を続ける、話はそれからだ。と思います。
いつもありがとうございます。
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米国株式市場は続伸。S&P500は終値で最高値を更新しました。
昨日に続き、パウエル議長が上院で講演。「利下げに着手するために必要なインフレ低下に対する確信は、そう遠くない将来に得られる」との考えを示したことで、利下げへの期待が高まりました。
これを受けて、米国株式市場は上昇。債券利回りは低下。ドル円は148円台となりました。
ラッセル2000は+0.81%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.96%と上昇しました。
米10年債利回りは4.114%、+0.01%と小幅に上昇。
VIX指数は14.44。‐0.41%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 148.08 ‐0.86%
NY原油 78.90 ‐0.29%
NY金 2,159 +0.51%
パウエル議長の発言を受けて、ドル円は148円台前半に。
原油は小幅に下落。金は7営業日続伸しています。
ビットコインは67,408ドル。+1.94%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全てのセクターが上昇。利下げへの期待を受けて、テクロノジーや通信などグロース系のセクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが上昇。
特に小型株やグロース株が上昇しました。
【個別株】
○クローガー<KR> +9.88%
決算を受けて上昇。2025年度通期の1株利益の見通しが予想を上回りました。配当は維持されたものの、いずれ増配するとの意向も示しました。
○リビアン +13.42%
電気自動車のリビアンが大幅高。ジョージア州でのEV新工場の建設計画を中止すると発表しました。
【パウエル議長の証言】
FRBのパウエル議長は、昨日の下院に続き今日は上院銀行委員会の公聴会で証言を行いました。
「インフレ率が持続的に(目標の)2%に向かっていると確信が得られるのを待っている」
「その確信が得られるまでそう遠くない。確信が得られれば、景気後退を引き起こさないよう、制約的な政策の水準を引き下げ始めるのが適切になる」
「利下げが遅くなり過ぎるリスクを十分に認識している。経済が予想通りに進展すれば、今年中に利下げを開始できる」
と述べ、年内利下げの可能性に言及。
これを受けて、金融市場では6月の利下げ確率が、昨日の約70%から約75%に上昇しました。
欧州では、ECBラガルド総裁が6月に政策緩和を行う可能性を匂わし、世界的に利下げへの期待が高まり、株価は上昇しました。
【経済指標】
○米新規失業保険申請件数
(3/2までの週)21.7万件 予想 21.6万件・前回 21.7万件
(3/2までの週)21.7万件 予想 21.6万件・前回 21.7万件
○米失業保険継続受給者数
(2/24までの週)190.6万人 予想 188.0万人・前回 189.8万人
雇用統計を前に新規失業保険申請件数が発表となりました。
新規失業申請件数は前回から横ばい。予想よりやや緩みましたが、労働市場の状況は悪化していないことが示唆されました。
【まとめ】
パウエル議長の発言を受けて、米国株式市場は続伸。利下げへの期待が高まりました。
金融市場はパウエル議長が年内の利下げに前向きであることに安心しましたが、いつ、どれくらいの幅で、何回利下げを行うかに関しては意見がわれています。
企業の決算シーズンを終え、インフレ指標やパウエル議長の発言など、FF金利の行方に市場の関心が集まる中、今日は雇用統計が発表されます。
インフレの鈍化と利下げに向けて、ある程度緩むことが期待されている米労働市場ですが、前回の雇用統計では予想外に強さを示し、市場を動揺させました。
昨日のADP雇用統計や米求人件数では、雇用の落ち着きが示唆されましたが、雇用統計はどうなるのか注目が集まっています。
さて、S&P500(円ベース)を見てみると、過去1カ月で7.2%、過去3カ月で17%、過去1年で40%、過去3年で90%上昇しました(1月末時点 イーマクシススリム月次レポート参照)。
為替も相まって、ものすごく良い数字だと思います。資産を株式に投じている人とそうでない人で差がついてしまった数年となりました。
その一方で、これからも良い相場が続くとは限りません。調子の良い時ほど、リスクを忘れないように、自身のリスク許容度を守りながら投資を続けていきましょう。
S&P500やインデックス投資の基本は、退場しない、長く投資を続ける、話はそれからだ。と思います。
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