バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。



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【ウォーレン・バフェット氏の富の源泉とは】


ウォーレン・バフェット氏の成功の秘訣について、これまで世界で2000冊以上の本が出版されてきました。


例えば、師匠のグレアム氏やフィッシャー氏から受け継いだ、バリュー投資を軸とするバフェット氏の銘柄選択のスキルを分析、解説するものや名言集。

面白いところでは、「バリュー₊小型株」ファクターに、ガイコ(保険のフロート)を使いゆるいレバレッジをかけたことが富の源泉だ、という研究もあります。


しかし、バフェット氏が四半世紀以上、14歳~90歳に渡って投資を続けたという点に焦点を当てた本はそこまで多くありません。

ただ、バフェット氏の人生の大部分、「長期間」米国株式市場を中心に資産を投じ続けたことは、間違いなくバフェット氏が資産をここまで大きくした主な理由の一つだと思います。




【バフェット氏の資産の推移】

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https://gentosha-go.com/articles/-/24829より


14歳 5000ドル
19歳 1万ドル
21歳 2万ドル
26歳 14万ドル
30歳 100万ドル
35歳 700万ドル
39歳 2500万ドル
43歳 3400万ドル
44歳 1900万ドル
47歳 6700万ドル
53歳 6億2000万ドル
56歳 14億ドル
59歳 38億ドル
66歳 170億ドル
72歳 357億ドル
83歳 590億ドル
85歳 670億ドル
89歳 870億ドル


バフェット氏の資産は、89歳時点でおよそ870億ドル。

ですが、そのうち約867億ドル50歳の誕生日以降に増えた資産だったりもします。

もし、バフェット氏が50歳で投資を止めていたら、現在の資産は99%少ない額となっていました。

その後の人生で今のように長者番付ランキングの常連になることはなかったでしょう。

またピンクで印をつけた時のように、バフェット氏は、たびたび見舞われた暴落などで資産を一時的に大きく減らしたこともありました。

この時に株式を投げうって、投資を止めてしまっていれば、やはりバフェット氏は今のような資産を築くことはできなかったでしょう。




【スノーボール】

バフェット氏はこのことを雪玉(スノーボール)に例えて以下のように語っています。


「私は小さな雪の玉をずいぶん若い時から固めた。10年遅く固め始めたら、今ごろ山の斜面のずいぶん下にいただろう。だから、私は学生たちにゲームの先を行くように勧める。何も大がかりにやることはないが、ゲームのあとをついていくよりずっといい」

「雪だるまは転がしていくだけで大きくなる。株式投資も長期に値上がりする株式を選んでじっと保有していれば雪だるまのように大きくなっていく」

スノーボール」より引用


ちょうどいい雪玉と坂道を見つけて、複利を活かし人生をかけてころころと転がしつづけたこと。

これがバフェット氏の大成功の一因であることは、本人が何度も語っています。


【早く始め、長く続けること】

「元本(₊追加貸金)」×「利回り(‐コスト)」×「時間」 

このシンプルな投資の原則はすべての投資家に当てはまります。


30年間、年率66%というものすごいリターンを残したシモンズ氏よりも、

年率約22%で最初の元本が少なかったバフェット氏の方が、資産が多いことからもわかるように、

早く投資を始めること、そして長く続けることは、多少の利回りの低さを補い余る力を発揮したりもします。

また、高い利回りを追求することは、たいていの場合追加でリスクをとることになります。またそれが成功するかどうかは運に左右される部分が多分にあります。


バフェット本人が「最初の1億ドル作るのが一番大変だった」というように、

最初に良い雪玉を用意するのは大変かもしれません。

でも、元本や追加で拠出することはものすごい力を発揮します。

本気で資産形成に取り組みたいのであれば、最も頑張るべきポイントだと思います。

それに比べれば、「投信orETF」「VTIorVOO]なんて議論は取るに足らない問題です。


【自分のペースで頑張ろう】

もちろん、個人個人の環境の差はあると思いますし、

投資期間が長く取れない投資家の方(それでも日本人の寿命は長い方なのですが)もいると思います。

そういう方であっても、自身の無理のない範囲、できる範囲で最大限の努力をすることを惜しまないことが大切だと思います。

もちろん、「いや、自分は楽に生きたい」という方はその目標に従った行動で全然いいと思います。

そういう人生や投資があってもいいと思いますし、

いずれにせよ、私は読者の皆さん全員が成功してくれればうれしいなと思っています。


最後になりましたが、バフェットは「株式市場は、忍耐力のない投資家から忍耐力のある投資家に資金を移す場所」と述べていました。

投資家であっても、時に忍耐や努力や我慢が必要です。

複利を効かせるにしても、最初の数年や元本が小さいうちはあまり目に見えた成果がでないかもしれません。

でも、長く続けることが大切です。


私は実は努力が頑張ることが好きではありませんが、

努力や頑張ることを怠ったせいで、後々自分が苦しんだり、

周囲をうらやんだり、ねたんだりするのはもっと好きではないので、

今日もコツコツ楽しく頑張っていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

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