【 2月10日 米国株式市場】
ダウ 38,272 ‐1.35%
S&P500 4,953 ‐1.37%
ナスダック 15,655 ‐1.80%
米国株式市場は下落。1月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びだったことを受け、インフレの鈍化が続くとの期待と早期利下げ観測が後退。米国債利回りも上昇し株式市場の重しとなりました。
1月のCPIは前年同月比3.1%の上昇。前月の3.4%から鈍化したものの、市場予想の2.9%を上回る形となりました。
ラッセル2000は‐3.96%と小型株も大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.77%と下落しました。
米10年債利回りは4.285%。+0.115%と上昇。
VIX指数は15.85。+13.78%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 150.76 +0.95%
NY原油 77.78 +1.12%
NY金 1,992 ‐1.35%
CPIを受けて、ドル円は約3カ月ぶりに1ドル150円台に。
原油は中東や東欧で地政学的緊張が続く中上昇。金もCPIを受けて下落しました。
ビットコインは49,713ドル。-0.45%とやや下げました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全11セクターが下落。金利に敏感なグロース系のセクターや不動産が特に大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが下落しました。
【1月米国 消費者物価指数(CPI)】
米国株式市場は下落。1月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びだったことを受け、インフレの鈍化が続くとの期待と早期利下げ観測が後退。米国債利回りも上昇し株式市場の重しとなりました。
1月のCPIは前年同月比3.1%の上昇。前月の3.4%から鈍化したものの、市場予想の2.9%を上回る形となりました。
ラッセル2000は‐3.96%と小型株も大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.77%と下落しました。
米10年債利回りは4.285%。+0.115%と上昇。
VIX指数は15.85。+13.78%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 150.76 +0.95%
NY原油 77.78 +1.12%
NY金 1,992 ‐1.35%
CPIを受けて、ドル円は約3カ月ぶりに1ドル150円台に。
原油は中東や東欧で地政学的緊張が続く中上昇。金もCPIを受けて下落しました。
ビットコインは49,713ドル。-0.45%とやや下げました。
【S&P500マップ】
【セクター】
全11セクターが下落。金利に敏感なグロース系のセクターや不動産が特に大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが下落しました。
【1月米国 消費者物価指数(CPI)】
1月米国 消費者物価指数(CPI)
(前月比)0.3% 予想 0.2% 前回 0.3%
(前月比)0.3% 予想 0.2% 前回 0.3%
(前年比)3.1% 予想 2.9% 前回 3.4%
1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.1%上昇。伸びは前月の3.4%から鈍化したものの、市場予想の2.9%を上回りました。
主に住居費の上昇が要因。財は横ばいだったのに対し、サービス価格の上昇も見られました。
・エネルギー(前月比) ‐0.9%(前回 ‐0.2%)
・サービス(前月比) 0.7%(前回 0.4%)
・食品飲料(前月比) 0.4%(前回 0.2%)
・居住費(前月比) 0.6%(前回 0.3%)
・娯楽費(前月比) 0.5%(前回 0.4%)
主に住居費の上昇が要因。財は横ばいだったのに対し、サービス価格の上昇も見られました。
コアCPI
(前月比)0.4% 予想 0.3% 前回 0.3%
(前月比)0.4% 予想 0.3% 前回 0.3%
(前年比)3.9% 予想 3.7% 前回 3.9%
FRBがより重要視する、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比3.9%上昇と、伸びは12月から横ばいでした。市場は3.7%と低下と予想していました。
CPIを受け、金利先物市場では5月の利下げ観測が後退。利下げ開始は6月になるとの見方が強まりました。
【まとめ】
CPIが根強いインフレを示唆したことで金融市場では利下げ観測が後退。
株価や為替など広い範囲で調整が入りました。
米国株式市場に関して言えば、FRBおよびバンガードなど一部の機関投資家は、利下げは今年半ば以降など慎重なメッセージを発していたにも関わらず、金融市場が勝手に期待して先走っていたところに、経済指標によって現実が示され、現実に即した形で調整が入ったという印象です。
でも、根強いインフレなど不安要素を無視して、やみくもに走り続けるよりは大分好感が持てます。
為替では日銀は3月~4月にマイナス金利を解除する可能性が意識されていますが、内田真一副総裁は解除後も「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」と発言。パウエル議長も3月の利下げに否定的な見解を示しており、日米金利差が続くとの見方が円売り・ドル買いを促しました。
また、日銀の為替介入も意識されています。
市場では29日の米個人消費支出(PCE)の発表に注目が集まっています。モルガン・スタンレーのエコノミストは1月のPCEコア指数は0.29%上昇になると予想しています。
こちらも予想に対してギャップのある結果となれば、調整が入る可能性があります。あまり慌てないように注意しましょう。
株価が下落しましたが、S&P500やオルカンに投資をしている方は特に心配することはありません。
インフレが金融市場の予想よりも根強い可能性があった。高い金利水準を維持する可能性が浮上し、早期利下げの観測が後退した。それで一旦調整が入った。それだけのことです。
長く投資をしていれば、未来の予想と現実との間にギャップが生まれることも、予想より強弱のある経済指標の結果に出くわすのも普通によくあることです。
そういうよくあるイベントに振り回されて、やるべきことを放棄したり、やらない方がよいとされている投資行動をとったりして、自身の航路や規律を見失わないように注意しましょう。
私は今回のCPIの結果に流されず、いつも通り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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