バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。


【株式市場のリスクについて】

諸説ありますが、

全世界株式、あるいは米国株式市場(S&P500)のリスクは、

だいたい20%前後と言われています。

(参考)

00
トウシルより引用


【リスク20%ということは?】

リスク(標準偏差)20%ということは、

仮に期待リターンが5%であれば、1年後に期待リターン5%の±20%以内の範囲(‐15%~+25%)に、68.3%の確率で収まり(1標準偏差)、

5%の±40%の範囲(‐35~+45%)に95.5%の確率で収まり(2標準偏差)

5%の±60%以内に99.7%の確率で収まる(3標準偏差)という感じになります。

正規分布


基本的には「ほとんど」のことが起こる2標準偏差のリスクを想定して、

より保守的な私のような方は3標準偏差くらいのリスク(振れ幅)を想定して

自身の資産配分や投資戦略を決めるのがセオリーです。


実際には、株式市場のリターンは正規分布ではなくべき分布に近いのですが、

初心者の方のは入りとしては、一旦正規分布と仮定して考えるのも良いでしょう。


【リスク許容度を知れば100戦危うからず】

上の例で言えば、

2標準偏差の‐45%も余裕という方は株式100%でもいいでしょうし、

₋45%の下落なんて耐えられないという方であれば、

無リスク資産の割合や金額を増やすなどして、

資産全体、PF全体の期待リスクを下げることが本当に大切です。

自身のリスク許容度を正しく知り、その範囲内で投資をすることが、

株式投資を成功させる秘訣の一つです



とはいえ、初心者の方に、いきなり最初から自身のリスク許容度を正確に導けというのは無理な話。

まずは、自分が思っているよりも保守的に初めて、上昇相場と下落相場両方を経験し、自身にちょうどいい地点を探るのが個人的には良いと思います。

リスクを取りすぎて退場したり、投資をやめてしまうよりははるかにマシです。

ただ、上層相場でリスクをとって、下落した後でリスクを落とすといったことを繰り返すと、高値掴みの安値売りに繋がりますので注意しましょう。

下落した後で、後悔していたとしても、そこは一旦堪えて、資産配分や積立を維持し、下落や停滞中ではなく、株価が回復し平時に戻った後で、資産配分を調整すると良いでしょう。




あなた「自身の資産形成」であり、

あなた自身の「投資環境」と「心」が重要なファクターとなるわけですから、

無理したり、見栄を張ったり、他人と比較したりする必要は一切ありません。

正解は人それぞれ、真の答えはあなた自身にしかわからないわけですから、

自分が人生を楽しみつつ、投資ができるちょうどいい地点をゆっくり探していきましょう。


【最後に】

長期投資をしていれば、リーマンショックくらいの出来事に出くわすのは普通であり、

また、それを覚悟し、十分考慮したうえで、資産配分をすることが大切です。

そしていざそういう出来事に出くわした時は、今更特にどうこうすることもない。投資を始める前からとっくに想定済みだから。というのが、理想的かつ基本的なインデックスのスタンスかと思います。

もちろん、インデックス投資以外にもいろいろな投資戦略があると思いますが、

「何かあった」時に、あなたがやるべきことは、慌てふためいたり、騒いだり、やみくもに不安がったりすることではないはずです。

困難で難しい時ほど、各々の採用している戦略において、やるべきことを冷静に行い、やるべきではいことを徹底してやらないことが大切です。

大抵は感情に負け、投資判断を誤り、合理的な戦略を放棄したり、自分自身の手でやってはいけないことを実行しリターンを押し下げてしまうケースが多々あります。

シンプルかつ単純ですが、長期的に資産を形成するためには、苦しい時ほど基本を大切にすることが大切です。

下落相場や暴落をよくあることと楽しめるような範囲で投資をすることが大切だと思います。

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