【マーケットタイミングについて】

日々大きく値動きするマーケットを見ていると、マーケットタイミング戦略に手を出したくなる誘惑にかられます。

この戦略は一見すると魅力的な投資手法に見れますが、将来の値動きは全く予想ができず、プロであってもコストを正当化しつつ当てることは容易ではありません。


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過去15年でS&P500を上回ったファンドは10.6%に過ぎません。

9割が長期的にはベンチ-マークをただ黙って持っていた時に比べて悪い成績となっている事実と鑑みるに、

マーケットタイミングを計る戦略は、うまくいくかどうかはやってみないとわからない、博打のような戦略だと言えます。

なぜ、普通の能力の方や最近投資を始めたばかりの方が、自分だけは10%(途中で消えていったファンドも含めるともっと低い)側に自分だけは入ることができると確信を持つことができるのでしょう。

短期的で衝動的な判断で運用するのではなく、長期で規律を守った戦略を堅持することが重要であると言えます。

長期的に分散したPFで運用する場合運用、資産配分がそのリスクとリターンの大部分を決定することも忘れないで下さい。


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【インデックスファンドを用いたアクティブ投資】

もちろん。いろいろな投資戦略があるので、一概には言えませんが、

もし、パッシブ運用の利点、理念に共感してインデックスファンド投資をしているのなら

市場の予測やタイミングを計り、インデックスファンドを用いてアクティブな投資をするのではなく、

しっかりと資産配分を守り、規律ある投資を続けることが大切です。

インデックスファンドを用いたアクティブ投資が悪いとはいいませんが、それもまた上手くいく時もあればいかないときもある戦略です。

運や腕のある投資家の方は別ですが、長期的には多くの投資家が、ただ黙ってインデックスファンドを保有したときに比べて、自らの手でリターンを押し下げています。


【航路を逸らそうとする誘惑に注意】

また、直近の各銘柄のパフォーマンスを追いかけるような投資戦略も好ましくありません。

過去のパフォーマンスは未来のリターンとは「ほぼ」無関係です(多少モメンタムがある場合があります)

日々メディアを賑わす金融商品や投資手法をその都度取り入れるような投資手法も、投資家のリターンの低下につながります。

長期投資家は不確かなマーケットに流されてプランを立てるのではなく、設定した合理的な計画や資産配分を見失うことなく、堅実に投資をすることが大切です

【昔話】

ここで、少し昔話をしましょう。

時は「漫画キングダム」でも有名な古代中国の戦国時代の話です。

「信賞必罰」「矛盾」「逆鱗」などの元ネタとして知られる「韓非子」の著者、

韓非は凡人が成功するための秘訣をこう語っています。

「どんなに名のある職人でも定規を捨て勝手な推量をすれば、車輪を作ることはできない」

「これと同じように、法律を捨てて人の心で国を治めようとすれば、どんな成人君主であろうと一国を正すことはできない」

平凡な指導者こそ、規律やルールをしっかりと守り、平凡な職人こそ、定規で計る事である。確実な道を通れば、余計な失敗をすることがない。」

「平凡であっても、下手であっても良いのだ」

「間違いのない方法を守りさえすれば、能力が発揮され成功を手にすることができるだろう」

【解説】

つまり、どれだけ知恵があっても、解けない問題があり、

どれだけ力があっても、持ち上げられないものがあり、

どれだけ勇気があっても、勝てない戦いがあるということ。

つまり、人間一人の力でできることには限界があるということをよく理解しておきましょう。

学び、鍛え、能力を高めることは非常に大切ですが、過信は禁物です。

能力が高くても失敗する人はいるし、能力が低くても成功する人もいます。


人間は自信過剰になると奇をてらった方法に手を出したくなりますし、

一方で、自身のない方や状況が悪くなると、不安になり、追い詰められ、一発逆転に賭けたくもなります。

ですが、特に投資家はこういった誘惑に駆られてはいけません。

この世界の大多数を占める普通の人。あるいは凡人の方であれば、


何か特別な方法を試したり、独自の戦略を編み出そうとするよりも、

間違いや失敗を避け、王道かつ概ね合理的な当たり前の道を歩き「続ける」事。

これが平凡な人が非凡な成果を残す秘訣だと思います。

天才的な頭脳やカリスマ性、リーダーシップ、プロや市場を圧倒する知識、毎日世界の情報を収入・分析する体力と労力と能力、

これらがなくても、普通の凡人でも、当たり前の努力を普通に続ければ、数千万から1~2億くらいの資産を築くことは可能なのです(余程運が悪くない限り)


【まとめ】

さて、長く投資を続けていると忘れがちになりますが、

計画的に、貯蓄を続けるだけでも大変な時代に、

今まで全くお金や投資に興味のなかった方が、

投資や資産運用を始めたことはものすごい、素晴らしいことだと思います。


インデックス投資を始めた方、NISAやイデコを始めた方は、

本当に、それだけでも、よく手間や勇気を惜しまず頑張りました。素晴らしい

と褒め称えてあげたい気持ちでいっぱいです。

ただ、インデックス投資や資産形成はそこがゴールというわけではありません。

人生を通じて長く続けることが大切です。


市場には好況・不況など、サイクルがあるため、

投資は時に大きな感情の波をもたらします。

マーケットの混乱の中では、投資家の中には衝動的な行動をとってしまう人や、逆に思考停止に陥る方もいます。

感情やマーケットの波に負けないよう、無理のない範囲で投資をすること。

日頃から規律を守った資産運用を行うことが大切だと思います。

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