【11月14日 米国株式市場】
ダウ 34,827 +1.43%
S&P500 4,495 +1.91%
ナスダック 14,094 +2.37%
S&P500は1.9%。Nasdaqは2.4%上昇。
インフレ指標のCPIが予想を下回ったことを受け、FRBの利上げが終了したとの観測が強まりました。
ドルは1%程急落し、国債利回りは低下しました。
ラッセル2000は+5.44%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+2.53%と上昇しました。
米10年債利回りは4.457%。‐0.175と低下。
VIX指数は14.16。‐4.07%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 150.30 ‐0.93%
NY原油 78.21 ‐0.06%
NY金 1,962 +0.87%
CPIを受けてドル円は150.30円に。
原油は小幅に下落。金は上昇しました。
ビットコインは35,587ドル。‐2.43%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】

前11セクターが上昇。
金利に敏感な不動産セクターや公益セクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると、
中小型株やグロース株が特に大きく反発しました。
【個別株】
○ホーム・デポ +5.40%
ホーム・デポは決算を受け上昇。既存店売上高は四半期連続の減収となったものの予想ほど悪くはなく、株価は上昇しました。
CPIは前月比、前年比ともに前回より鈍化し予想も下回りました。
FRBがより重要視する、価格変動の大きいエネルギーと食品を除くコアCPIも前回より低下し予想を下回りました。
まだ目標よりも高い数値ですし、今後も鈍化が続くかはわかりませんが、インフレの鈍化と利上げ停止を期待していた投資家にとってとてもよい内容となりました。

CPIを受けて、利上げ観測は1%以下まで低下。金利の予想曲線も左側にシフトし、来年5月までに利下げを予想する確率は65%を超えました。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は米国のインフレ率について、失業率の大幅な上昇を伴わずに、少なくとも過去40年で最も速いペースで低下していると述べ、市場を後押ししました。
【まとめ】
CPIを受けて米国株式市場は上昇。為替や債券市場でもインフレの鈍化と利上げの停止の期待が高まり、それぞれ反応を見せました。
ただ、ここ数年こうした金融市場の期待は裏切られ続けてきました。また、FRBの政策やインフレに対して、金融市場が先走りすぎている可能性もあるので油断しないようにしましょう。
労働市場の緩みや、インフレ鈍化の傾向はみられるものの、また予期せぬ地政学リスク等でうまくいかない可能性もあります。
とはいえ、前回の雇用統計や昨日のCPIは、FRBの政策が米国経済に効き始めており、インフレが抑制されつつあることを示唆する内容となりました。
経済はコントロールすることはできませんが、このまま米国のインフレが落ち着き、政策金利もある程度のところに落ち着けば、リーマンショック以降苦しんできた0金利、0インフレの時代から脱却し、適度な金利と適度なインフレの時代が来るのかもしれません。
長期投資をしていれば、金利や為替、景気のサイクルは変化をしていきます。むしろ未来は変化するのが当たり前と言えます。
私は自身の許容できるリスクの範囲内で、適切に分散投資をしながら、この変化を乗り切っていきたいと思います。
願わくば、世界が良い方向に変化を続けてほしいと思う今日この頃です。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 34,827 +1.43%
S&P500 4,495 +1.91%
ナスダック 14,094 +2.37%
S&P500は1.9%。Nasdaqは2.4%上昇。
インフレ指標のCPIが予想を下回ったことを受け、FRBの利上げが終了したとの観測が強まりました。
ドルは1%程急落し、国債利回りは低下しました。
ラッセル2000は+5.44%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+2.53%と上昇しました。
米10年債利回りは4.457%。‐0.175と低下。
VIX指数は14.16。‐4.07%と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 150.30 ‐0.93%
NY原油 78.21 ‐0.06%
NY金 1,962 +0.87%
CPIを受けてドル円は150.30円に。
原油は小幅に下落。金は上昇しました。
ビットコインは35,587ドル。‐2.43%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】

前11セクターが上昇。
金利に敏感な不動産セクターや公益セクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると、
中小型株やグロース株が特に大きく反発しました。
【個別株】
○ホーム・デポ +5.40%
ホーム・デポは決算を受け上昇。既存店売上高は四半期連続の減収となったものの予想ほど悪くはなく、株価は上昇しました。
【10月米国 消費者物価指数(CPI)】
○CPI
(前月比)0.0% 予想 0.1% 前回 0.4%
○CPI
(前月比)0.0% 予想 0.1% 前回 0.4%
(前年比)3.2% 予想 3.3%・前回 3.7%
CPIは前月比、前年比ともに前回より鈍化し予想も下回りました。
○コアCPI
(前月比)0.2% 予想 0.3% 前回 0.3%
(前月比)0.2% 予想 0.3% 前回 0.3%
(前年比)4.0% 予想 4.1% 前回 4.1%
FRBがより重要視する、価格変動の大きいエネルギーと食品を除くコアCPIも前回より低下し予想を下回りました。
まだ目標よりも高い数値ですし、今後も鈍化が続くかはわかりませんが、インフレの鈍化と利上げ停止を期待していた投資家にとってとてもよい内容となりました。

CPIを受けて、利上げ観測は1%以下まで低下。金利の予想曲線も左側にシフトし、来年5月までに利下げを予想する確率は65%を超えました。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は米国のインフレ率について、失業率の大幅な上昇を伴わずに、少なくとも過去40年で最も速いペースで低下していると述べ、市場を後押ししました。
【まとめ】
CPIを受けて米国株式市場は上昇。為替や債券市場でもインフレの鈍化と利上げの停止の期待が高まり、それぞれ反応を見せました。
ただ、ここ数年こうした金融市場の期待は裏切られ続けてきました。また、FRBの政策やインフレに対して、金融市場が先走りすぎている可能性もあるので油断しないようにしましょう。
労働市場の緩みや、インフレ鈍化の傾向はみられるものの、また予期せぬ地政学リスク等でうまくいかない可能性もあります。
とはいえ、前回の雇用統計や昨日のCPIは、FRBの政策が米国経済に効き始めており、インフレが抑制されつつあることを示唆する内容となりました。
経済はコントロールすることはできませんが、このまま米国のインフレが落ち着き、政策金利もある程度のところに落ち着けば、リーマンショック以降苦しんできた0金利、0インフレの時代から脱却し、適度な金利と適度なインフレの時代が来るのかもしれません。
長期投資をしていれば、金利や為替、景気のサイクルは変化をしていきます。むしろ未来は変化するのが当たり前と言えます。
長期投資をしていれば、S&P500が最高値を更新したり、一時的に株価が上昇したり、資産が増えるのは当たり前のことです。
その逆も然りで市場の雰囲気もコロコロ変わります。株価の上昇にも、下落にも、あまり一喜一憂せず投資を続けることが大切です。
私は自身の許容できるリスクの範囲内で、適切に分散投資をしながら、この変化を乗り切っていきたいと思います。
願わくば、世界が良い方向に変化を続けてほしいと思う今日この頃です。
いつもありがとうございます。
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