
【トウシルの記事】
楽天トウシルに面白い記事があったので紹介します。
橘玲さん×篠田尚子Special対談
幸福な人生の最短ルートは「お金持ちになること?!」ってホント?
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/41878
『シンプルで合理的な人生設計』
橘氏は最近の著書の中で、
「幸福」を3つの資本①金融資本②人的資本③社会的資本を持っていること
そして「成功」をその3つの資本の土台を強固にすることと定義して、
「リターン>投入リソース」という合理性を追求し、
人生の土台を合理的に設計するための、3つの資本それぞれにおける戦略を述べていおり、
今回のトウシルの記事もそれをベースに展開されています。
【若いうちは人的資本を】
「幸福な人生」をおくるための最も合理的なインフラは「金融資本」だと著書で書きましたが、若いうちは「人的資本」の重要性が非常に高いと思っています。
20代人的資本の開拓に注力すべし!という項は私も賛成です。
ただ、30代であってもそうだと思いますし、
40代以降であっても(若いころと比べて効率は落ちますが)いろいろな体験をしたり、新しいことを始めるのに遅すぎることはないと思います。
【ベルカーブの仕事とロングテールの仕事】
あと仕事のところ、ベルカーブ(上位3割なら成功できる)の仕事とロングテールの仕事(テールの裾しか成功できない)仕事のくだりはとてもおもしろく感じました。

ニコラス・タレブは、公務員やサラリーマンのような安定した仕事に就きつつ、当たればでかいロングテールの仕事(副業等)をするバーベル戦略を薦めていましたが、私は昭和の人間なので割とこれが好きというか、万人向けだと思っています。
若い方やこれから進路を決める学生の方に、なんでもかんでも無責任に起業や夢を追うことを促すだけではなく、このような仕事の種類があると教え、性格や目標、取れるリスクに応じて選択させる(迷っているなら二刀流もあり)という方が大人のインフルエンサーではないのかなと思います。
ここら辺は価値観の問題にもなりますので、好き嫌いやいろいろな意見があっていいと思います。
【インデックス投資はタイパすごい】
さて、今回の記事でとても共感できたのは、
インデックス投資についてのくだりです。
インデックス投資は、タイパ(タイムパフォーマンス)、コスパ(コストパフォーマンス)、リスパ(リスクパフォーマンス)が優れている。
特に圧倒的にタイパが優れているというくだりはとても共感できました。
インデックスの積み立て投資は、コスパもリスパも高いけど、圧倒的にタイパが優れています。最初に設定してしまえば、あとはほうっておくだけですから。
金融市場では、昨日株を始めたような初心者も、投資業界のプロフェッショナルも、同じ条件で取引をするため、天才的なヘッジファンドマネージャーたちを相手に戦うことになります。
そんな個人投資家にアドバンテージがあるとすれば、時間を味方につけること、すなわち長期投資しかありません。
インデックスファンドを長期に積み立てるのが、コスパ、リスパ、タイパでもっとも合理的で、そこで生まれた時間を仕事や勉強、友人や家族との付き合いに使うほうが、全体的な幸福度が上がると思います。
太字の部分は本当にそう思います。
投資を趣味として楽しんでいる方であれば別ですが、
株式投資を金融資産を増やすための手段、幸せな人生を送るための手段の一つとしてとらえている方は、合理的だと思われる手段を徹底するのが効率的です。
私は投資コストやリスクリターンの効率はもちろん、投資に費やす時間や体力、労力、脳のリソースなども含めて、いろいろな要素を考慮して、
インデックス投資が、テールの裾に存在するずば抜けた天才ではない普通の大多数の投資家にとって、あるいは単純に資産を増やしたい方にはよい選択肢だと思っています。
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