【11月6日 米国株式市場】
ダウ 34,095 +0.10%
S&P500 4,362 +0.11%
ナスダック 13,507 +0.22%
S&P500は6日続伸。先週S&P500は週間ベースで今年最高の上昇率を見せた1週間となりましたが、今日も大型グロース株を中心に小幅に上昇。
ただ、米国債利回りの上昇もあり、買いの勢いは落ち着きました。
ラッセル2000は‐1.29%と小型株は下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.11%と小幅に下げました。
米10年債利回りは4.651%。+0.093と小幅に上昇。
VIX指数は14.91と低下しました。VIX指数は過去5営業日で23%も下げています。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.97 +0.40%
NY原油 80.89 +0.47%
NY金 1,978 ‐0.69%
ドル円は150円付近。
原油は、サウジアラビアとロシアが年末まで日量100万バレル以上の原油供給削減を維持すると改めて表明したことで上昇しました。
ビットコインは34,974ドル。‐0.10%小幅に下げました。
【S&P500マップ】
【セクター】
グロース系のセクターが上昇する一方で、金融、エネルギー、不動産などは下落しました。
【スタイルボックス】
大型グロースやコアは上昇。
中小型株は売られました。
【個別株】
○ブルーグリーン<BVH> +106.78%
タイムシェアリゾートを手掛けるブルーグリーン・バケーションズが100%以上急伸。ヒルトン・グランド・バケーションズが同社を1株75ドルの現金で買収することで合意しました。
○バークシャー・ハサウェイ ‐1.38%
バフェット率いるバークシャーは、決算で赤字を発表し下落。この損失の大部分は投資PFの価値が下落したことによるもので、これは短期的には非常に上下しますからあまり気にすることはないでしょう。
注目すべき本業の方では、保険事業の業績改善により営業利益は予想89.5億ドルに対し107.6億ドルと過去最高と達成。アナリストの予想を大きく上回りました。
【ポイント】
○アノマリー
「セルインメイ(5月に売れ)」とよく言われてますが、アノマリーとしては、その5月までの11月から4月まではS&P500は強い季節と言われています。
1950年以来11月以降のS&P500は11月から4月まで平均7%のリターンを記録しています(どこから切り取るかで変化します)。
○アノマリー
「セルインメイ(5月に売れ)」とよく言われてますが、アノマリーとしては、その5月までの11月から4月まではS&P500は強い季節と言われています。
1950年以来11月以降のS&P500は11月から4月まで平均7%のリターンを記録しています(どこから切り取るかで変化します)。
○決算シーズンは終盤へ
決算シーズンはS&P500のうち400社が既に発表を終えており、多くの企業が利益予想を上回る業績を発表。現時点では1年ぶりに1株当たり利益が増加するペースにあります。
今週は、S&P500企業のうち50社が決算を発表予定。(先週は150社)
○米国債利回りの低下
○米国債利回りの低下
先月、米10年債利回りは2007年以来となる5%を超える高い水準をつけていましたが、今月に入り4.65%まで低下しました。
高い米国債利回りは株式やその他の投資商品の価格に打撃を与え、経済を減速させ、金融システムへの圧力を高めます。
○融資サイクルも引き締めに
○融資サイクルも引き締めに
FRBが月曜日に発表した報告書によると、米銀行の融資担当者のかなりの数が融資基準を引き締めたと報告しており、多くの銀行が、景気に対する見通しの甘さや不透明さを理由に挙げている。貸し出しが減速すれば、景気にさらにブレーキがかかる可能性があります
【まとめ】
先週S&P500は今年最高の1週間となりました。
10月はイスラエルの戦闘とインフレの懸念などから株式市場は大きく下落しましたが、市場に居続ける大切さが改めてわかる1週間となったのではないでしょうか?
さて、今週ですが、大きなイベントはあまり予定されていません。
今週はパウエルFRB議長やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、ダラス地区連銀のローガン総裁などFRBメンバーの発言が予定されていますが、ここで予想外の発言が飛び出せばマーケットが多少反応するかもしれません。
また週末には、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)が発表されます。高すぎるインフレ期待は、インフレを高止まりさせる悪循環の引き金になりかねないと懸念されています。
ただ、中東情勢やその他予想されていない出来事が起こるかもしれませんので油断せず、いつもどおり望みましょう。
ここ数年、ウォール街は利下げが近いかもしれないという期待を何度も膨らませてきましたが、そのたびFRB当局者がインフレを確実に抑えるために長期にわたって金利を高く維持すると判断してきたため、その期待は打ち砕かれてきました。
現状金融市場では来年の半ばくらいの利下げが予想されていますが、今後もまたどうなるかわかりませんし、それが当たっているとしても半年以上先のこととなります。
その間、経済指標、決算など様々なイベントが続きますし、予期せぬ事件や事後、災害などが起こるかもしれません。
いろいろな考え方や投資戦略があると思いますが、
長期的にS&P500やオルカンなどにインデックス投資をされている方であれば、数カ月や半年程度の見通しに左右されることなく、規律ある投資を続けることが大切です。
長期的によく分散されたPFで運用する場合、市場タイミングではなくタイムが重要です。
今後も気長に市場に居続けましょう。
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