バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【11月2日 米国株式市場】

ダウ    33,839 +1.70%
S&P500     4,317 +1.89%
ナスダック 13,294 +1.78%

米国株式市場は大きく上昇。

S&P500は4日、Nasdaqは5営業日続伸しました。

利上げ終了の期待や企業の好決算が株式市場を押し上げました。

ラッセル2000は2.67%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+2.03%と上昇しました。

米10年債利回りは4.661%。‐0.130と低下。

VIX指数は15.66。‐1.21と低下しました。

FOMCや、米財務省が発表した長期債入札の増額規模が予想よりも少なかったことを受け、債券買いが続き、10年債利回りは3週間ぶりの低水準となりました。

【為替・コモディティー】

ドル円  150.48 ‐0.31%
NY原油  82.48 +2.54%
NY金   1,985 +0.16%

原油は4日ぶりに反発。金も4日ぶりに小反発しました。

ビットコインは34,927ドル。‐1.45%と下落しました。


【S&P500マップ】

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【セクター】

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全てのセクターが上昇しました。

【スタイルボックス】
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全てのカテゴリーが上昇しました。

【個別株】

スターバックスは決算を受け+9.5%。世界既存店売上高や利益が市場予想を上回りました。

半導体大手クアルコムも決算が良く+5.8%。

パランティアは決算を受け+20%と大きく上昇。人工知能(AI)関連サービスへの旺盛な需要で4半期連続の黒字となり、過去最高益を記録しました。


【FOMCについて】

昨日のFOMCで、FRBはFF金利の据え置きを決定。

パウエルFRB議長は追加利上げの可能性を排除しなかったものの、最近の債券利回りの上昇による経済への影響にも言及。

これを受けて投資家の間では、米金利はピークに達したとの見方が強まっており、FF金利先物市場は12月FOMCでの利上げ確率を20%以下と予想しています。

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今日発表された新規失業保険申請件数では労働市場は緩みつつあるものの、未だ堅調ということが示唆されました。

・米新規失業保険申請件数(10/28までの週)

結果 21.7万件 予想 21.0万件・前回 21.2万件

・米失業保険継続受給者数(10/21までの週)

結果 181.8万人 予想 180.0万人・前回 178.3万人

【アップル決算】
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アップルが決算を発表。

1株利益、売上高とも予想を上回りました。

アイフォーンの売上が好調だったほか、サービス部門の売上高も予想を上回りました。

アイフォーンの売上は四半期で過去最高を記録し、サービス部門の売上高も過去最高を更新。

ただ売上高は減少。これで4四半期連続での減収と、2001年以来の長期低迷となりました。パソコン「Mac」の低調な需要や中国スマートフォン市場を巡る不安が響いた。

ガイダンスはなく、今後の見通しについての懸念から株価は下落しています。

○EPS(調整後):1.46ドル(予想:1.39ドル)
○売上高:895.0億ドル(予想:893.5億ドル)

・サービス:223.1億ドル(予想:213.7億ドル) 
・製品:671.8億ドル(予想:678.2億ドル)
  ・アイフォーン:438.1億ドル(予想:437.3億ドル)
  ・マック:76.1億ドル(予想:87.6億ドル)
  ・アイパッド:64.4億ドル(予想:61.2億ドル)
  ・ウェアラブル・アクセサリー:93.2億ドル(予想:84.1億ドル)
    
・中華圏売上高:150.8億ドル(予想:170.1億ドル)


【まとめ】

米国株式市場は4日上昇。先週の下落やイスラエルの戦闘による不確実性の悪化で暗い雰囲気だったのが嘘のように一転しました。

米国株は今年20%下落するといっていた素人インフルエンサーが少し強気になったり、米国株はオワコンと言っていた有名インフルエンサーが、FOMCを受けて年末にかけて米国株は上昇に転じると言ったり、なかなかSNS上も面白い反応を見せています。

こんな感じで、市場もネット情報も短期的にはクルクルと手のひら返しを繰り返していくものですが、

それにいちいち付き合っては手首がねじきれそうになります。腱鞘炎になって余計なコストを支払わなくていいように、そういうノイズとは一定の距離を置き、振り回されたり心を乱されないようにしましょう。

冗談はさておき、市場では思ったよりもFRBがタカ派ではなく、安心感が広がっていますが、

当のFRBは金融状況が既に十分制約的になっているのか、予想以上に堅調な経済をさらに抑制する必要があるのか判断に苦慮していることが声明やパウエル議長の講演から伺えます。

市場は3日に発表される10月米雇用統計に注目しています。雇用統計の内容次第では、この楽観的な空気が一旦落ち着く可能性があります。加速する可能性もあります。

ただ、12月のFOMCまでに雇用統計がもう一回あるほか、まだまだ経済指標の発表が続きます。

インフレが抑制されたとFRBが判断するのはまだもう数か月先の事でしょうから、今晩もあまり力まず気長に見守っていくことが大切です。

影響力の大きいアップルの決算を受けて、今夜は主要株価指数の伸びが一旦止まるかもしれません。

ただ、私にとっては明日株価がどうなるかや数か月後の米国の金利がどうなるかはあまり重要ではないので、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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