【10月27日 米国株式市場】
ダウ 32,417 ‐1.12%
S&P500 4,117 ‐0.48%
ダウ 32,417 ‐1.12%
S&P500 4,117 ‐0.48%
ナスダック 12,643 +0.38%
米主要株価指数はまちまち。
アマゾンやアップル、メタなどの上昇を受け、ハイテク株の比率の高いNasdaqは上昇。
S&P500は3日続落。7月の直近高値から下落率が10%を超え、調整局面入りとなりました。
ラッセル2000は‐1.21%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.27%と小幅に下落しました。
米10年債利回りは4.849%。+0.004とほぼ横ばい。
VIX指数は21.27。+2.85%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.60 ‐0.52%
NY原油 85.17 +2.36%
NY金 90.10 +2.47%
ドル円は149円台後半。
原油は+2.3%と2週間ぶりの大幅高。イスラエル軍がガザ地区での地上活動を拡大していると明らかにし、戦争拡大への警戒が再び強まりました。
金も安全資産として再び上昇。
ビットコインは33,856ドル。‐0.87%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】

アマゾンやテスラの上昇を受け、一般消費財が上昇。
IT・ハイテク株に買い戻しも入りました。
【スタイルボックス】

大型グロース株以外の全てのカテゴリーが下落。
特にバリュー株や小型株が売られました。
【個別株】
JPモルガン・チェース ‐3.6%
ウォール街や金融当局からも信頼の厚いジェイミー・ダイモンCEOが、
18年弱のCEO在任期間中初めて、自身と家族が保有するJPモルガン株の860万株のうち100万株(1.4億ドル相当)を売却する計画を明らかにしました。
売却の目的を「資産の分散と税金対策」とし、「会社の先行きは引き続き非常に力強いと確信している」としたものの株価は下落。
ダイモン氏の年齢(67歳)や自身のJPモルガン株に資産が集中しすぎていることなどを考えると、
売却はダイモン氏視点で普通に考えれば理にかなっている行動ですが、ネットではいろいろな憶測が飛んでいます(笑)
【経済指標】
FRBが重要視する変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びは前年同月比3.7%と、8月の3.8%から低下し、2年余りぶりの低水準となりました。
前月比でみるとPCEは+0.7%と8月の0.4%から増加。個人支出も増加したものの、所得は0.3%増と、前月の0.4%増から鈍化。賃金の伸びも先月の0.5%から0.4%に減速。
貯蓄率は3.4%と8月は4.0%から低下しています。
コロナショック後の緩和政策による過剰所得が解消されつつあることや、9月の支出は貯蓄切り崩しによるものである可能性が示唆されました。
これまで米国経済を支えてきた強い支出が今後失速する可能性がある一方で、インフレやFRBの政策にとってはよい兆候となりました。
ただ、全米自動車労組のストライキが10月の米国の非農業部門雇用者数を少なくとも2.9万減少させる可能性があることが、米労働省の月次ストライキ報告によって指摘されています。
今回の雇用統計は予想と結果が乖離する可能性がありますが、慌てないようにしましょう。
【まとめ】
まず、いきなり余談ですが、初心者の中には決算発表「直後」の株価の上下だけで、決算の良し悪しや市場が決算をどう判断したかを決めつけてしまう方もいますが、
(もちろん直後に反応する投資家も多くいますが)大口の機関投資家は、投資判断に時間を要したり、売買を何回かに分けて行うことも普通にあるため、トレーダーや短期売買をする方でなければ、あまり「直後」の株価の動きに過剰反応しすぎない方がよいでしょう。
さて、今週は週間でダウ、S&P500、Nasdaqともに2%以上下げ、
ただ、長期インデックス投資をしている方に思い出してほしいのは、長期的に分散されたPFを運用する場合、そのリスクとリターンの大部分を資産配分が決定します。
投資タイミングの影響はそこまで大きくありません。

リスクの取りすぎは良くありませんが、とらなすぎも効率的、合理的とは言えません。
もちろん、投資を始めたばかりの方に、自身の許容できるリスクを「正確に測れ」というのは難しいので最初はやや保守的でいいと思いますが、
もし、自身の許容できるリスクに余裕があるのであれば、目標とする資産配分や自身にとって適切なリスクを目指し、投資を続けていくとが大切だと思います。
私はS&P500が3カ月連続下落しても、1年以上下落しても、普通に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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米主要株価指数はまちまち。
アマゾンやアップル、メタなどの上昇を受け、ハイテク株の比率の高いNasdaqは上昇。
S&P500は3日続落。7月の直近高値から下落率が10%を超え、調整局面入りとなりました。
ラッセル2000は‐1.21%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.27%と小幅に下落しました。
米10年債利回りは4.849%。+0.004とほぼ横ばい。
VIX指数は21.27。+2.85%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.60 ‐0.52%
NY原油 85.17 +2.36%
NY金 90.10 +2.47%
ドル円は149円台後半。
原油は+2.3%と2週間ぶりの大幅高。イスラエル軍がガザ地区での地上活動を拡大していると明らかにし、戦争拡大への警戒が再び強まりました。
金も安全資産として再び上昇。
ビットコインは33,856ドル。‐0.87%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】

アマゾンやテスラの上昇を受け、一般消費財が上昇。
IT・ハイテク株に買い戻しも入りました。
【スタイルボックス】

大型グロース株以外の全てのカテゴリーが下落。
特にバリュー株や小型株が売られました。
【個別株】
JPモルガン・チェース ‐3.6%
ウォール街や金融当局からも信頼の厚いジェイミー・ダイモンCEOが、
18年弱のCEO在任期間中初めて、自身と家族が保有するJPモルガン株の860万株のうち100万株(1.4億ドル相当)を売却する計画を明らかにしました。
売却の目的を「資産の分散と税金対策」とし、「会社の先行きは引き続き非常に力強いと確信している」としたものの株価は下落。
ダイモン氏の年齢(67歳)や自身のJPモルガン株に資産が集中しすぎていることなどを考えると、
売却はダイモン氏視点で普通に考えれば理にかなっている行動ですが、ネットではいろいろな憶測が飛んでいます(笑)
【経済指標】
○9月PCE (前年比)3.4%(予想 3.4%・前回 3.5%)
○9月 PCEコア(前年比)3.7%(予想 3.7%・前回 3.9%)
FRBが重要視する変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びは前年同月比3.7%と、8月の3.8%から低下し、2年余りぶりの低水準となりました。
○9月米国 個人所得(前月比)0.3%(予想 0.4%・前回 0.4%)
○9月米国 個人支出(前月比)0.7%(予想 0.5%・前回 0.4%)
前月比でみるとPCEは+0.7%と8月の0.4%から増加。個人支出も増加したものの、所得は0.3%増と、前月の0.4%増から鈍化。賃金の伸びも先月の0.5%から0.4%に減速。
貯蓄率は3.4%と8月は4.0%から低下しています。
コロナショック後の緩和政策による過剰所得が解消されつつあることや、9月の支出は貯蓄切り崩しによるものである可能性が示唆されました。
これまで米国経済を支えてきた強い支出が今後失速する可能性がある一方で、インフレやFRBの政策にとってはよい兆候となりました。
【雇用統計について】
10月の米雇用統計は来週11月3日に発表されます。
ロイターによると非農業部門雇用者数は17.2万増が見込まれています。
ただ、全米自動車労組のストライキが10月の米国の非農業部門雇用者数を少なくとも2.9万減少させる可能性があることが、米労働省の月次ストライキ報告によって指摘されています。
今回の雇用統計は予想と結果が乖離する可能性がありますが、慌てないようにしましょう。
【まとめ】
まず、いきなり余談ですが、初心者の中には決算発表「直後」の株価の上下だけで、決算の良し悪しや市場が決算をどう判断したかを決めつけてしまう方もいますが、
(もちろん直後に反応する投資家も多くいますが)大口の機関投資家は、投資判断に時間を要したり、売買を何回かに分けて行うことも普通にあるため、トレーダーや短期売買をする方でなければ、あまり「直後」の株価の動きに過剰反応しすぎない方がよいでしょう。
さて、今週は週間でダウ、S&P500、Nasdaqともに2%以上下げ、
先日のNasdaqに続き、S&P500も直近最高値の7月31日の終値から10.28%下落し調整局面入りしました。
S&P500の2/3の銘柄が200日移動平均線を下回っており、S&P500は月間ベースで3カ月連続の下落が見えてきました。
個別株やハイテク株を安く買いたかった投資家は喜んで資金を投じているわけですね。
投資タイミングはわかりませんし、短期的なこともわかりません。これからもう1段避ける可能性もあります。まあ、ただ、個人的には少なくとも今が順風満帆のバブルのピークで絶対買っちゃダメな時期かと言われればそうではないとも思います。
S&P500の2/3の銘柄が200日移動平均線を下回っており、S&P500は月間ベースで3カ月連続の下落が見えてきました。
その一方で、調査会社バンダリサーチによると、個人投資家は米国の大型ハイテク株やグロース株の押し目を拾っているということが明らかになり、
リッパーのデータによると、今月25日までの1週間に米ハイテク株のETFのiシェアーズUSテクノロジーETFに6.94億ドルの純流入があり、1年以上ぶり大きさで資金流入があったことがわかっています。
個別株やハイテク株を安く買いたかった投資家は喜んで資金を投じているわけですね。
投資タイミングはわかりませんし、短期的なこともわかりません。これからもう1段避ける可能性もあります。まあ、ただ、個人的には少なくとも今が順風満帆のバブルのピークで絶対買っちゃダメな時期かと言われればそうではないとも思います。
ただ、長期インデックス投資をしている方に思い出してほしいのは、長期的に分散されたPFを運用する場合、そのリスクとリターンの大部分を資産配分が決定します。
投資タイミングの影響はそこまで大きくありません。

リスクの取りすぎは良くありませんが、とらなすぎも効率的、合理的とは言えません。
もちろん、投資を始めたばかりの方に、自身の許容できるリスクを「正確に測れ」というのは難しいので最初はやや保守的でいいと思いますが、
もし、自身の許容できるリスクに余裕があるのであれば、目標とする資産配分や自身にとって適切なリスクを目指し、投資を続けていくとが大切だと思います。
私はS&P500が3カ月連続下落しても、1年以上下落しても、普通に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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