【9月22日 米国株式市場】
ダウ 33,963 ‐0.31%
S&P500 4,320 ‐0.23%
ナスダック 13,211 ‐0.09%
米国株式市場は小幅に下落。
9月のFOMCでFRBがタカ派の予測を示したことから、
週間ベースではS&P500とNasdaqは3月以来の下落率となりました。
ラッセル2000は‐0.30%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.39%と上昇。
米10年債利回りは4.44%。‐0.04と低下。
VIX指数は17.20。‐1.94%と低下しました。
10年債利回りは一時過去10年で最高の4.5%台に達しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 148.37 +0.54%
NY原油 90.33 +0.78%
NY金 1,924 +0.28%
ドル・円は148円台前半と週間ベースで3週連続高。
昨日は、日銀の植田和男総裁がマイナス金利政策の解除への距離感にそれほど変化はないとの認識を示しました。
原油は週間ベースでは0.8%安となり、4週ぶりに下げました。
ビットコインは26,566ドル。+0.01%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】

今日は原油高を受けてエネルギーが反発。売られていたテクロノジー株も買い戻しがありました。
週間では全セクターが1%以上マイナスとなりました。
【スタイルボックス】

今日は大型コアと中型グロースを除くカテゴリーが小幅に下げました。
【個別株】
〇アリババが+5.0%と急伸。物流部門が早ければ来週にも香港市場への新規上場申請を計画しているとの報道がありました。
〇フォードが+1.9%と上昇。ストライキ突入が懸念されている全米自動車労働組合(UAW)が同社との交渉に実質的な進展があったとコメントしました。
【FRB関係者のコメント】

また、この予想、見通しと現実とのギャップがあれば、良い方向にも悪い方向にも調整が起こる可能性があります。
今までFRBの警告を無視して、勝手に楽観的に先走り、先行して株価を上昇させたあと「やっぱりFRBのいう通りインフレがきついので、調整します」ということを、1年以上繰り返してきた金融市場。
今度はどうなるのかわかりませんが、あまり振り回されてはいけません。
【まとめ】

@charliebilello
S&P500が1928年以来(インフレ調整前、配当込み、ドルベースのトータルリターン)で年率約10%、(インフレ調整後で6%台後半)のリターンを残してきたことはよく知られています。
シーゲル教授の研究や右肩上がりのグラフが有名ですね。
ただ、以前このブログでも紹介しましたが、
その間、年平均で16%のドローダウンがあったということを知る人はあまり多くありません。
今年はドルベースで最大で‐7.8%しか下落しておらず、更に昨年の‐25%同様為替が味方して、日本人にはそれほど大きな下落感はないかと思います。
もちろん、平均なのでより大きく下落する年も小さい年もあるのですが、過去100年間で、一度もドローダウンしなかった年なんてありません。
S&P500に投資をしているのなら下落するのも、年10%の下落もよくあることです。更に日本人であれば為替リスクが加わります。
このことをよく覚えて、些細な下落でイチイチ一喜一憂しないこと。リスクの取れる範囲で投資をすることが大切です。
為替に関して言えば、為替が戻せば、全世界株式やS&P500に投じている資産価値が減るという方が増えてきました。その意見は一理あります。
しかしながら、為替が戻しているということはFRBが利下げに転じている可能性が高く、そうなれば米国の株価が上昇している「可能性」もあるわけですし、日本市場は一旦下げるかもしれません(あくまで可能性です)。
まあ、どうなるかはわかりませんが、言いたいことは2点。
些細な、長期投資をしているのであれば当たり前に起きうる程度(過去普通に起きた程度)の下落や停滞でイチイチ騒いだり、騒ぐ情報発信者やニュースに惑わされないようにしましょう。
インフレや為替や株式市場の動向は、FRBですらわからず、意思決定を先送りにしています。にも拘らずSNS上では素人が「為替がこうなるから・・・株価は○○だ」といった決めつけの意見とそれに同調するコメントがたくさん見られます。
別にそれが正解となる「可能性」もあるのですが、洗練された投資家の皆様であれば、未来の可能性、不確実性をよく理解し、決めつけすぎず、柔軟に思考を回すことが大切だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 33,963 ‐0.31%
S&P500 4,320 ‐0.23%
ナスダック 13,211 ‐0.09%
米国株式市場は小幅に下落。
9月のFOMCでFRBがタカ派の予測を示したことから、
週間ベースではS&P500とNasdaqは3月以来の下落率となりました。
ラッセル2000は‐0.30%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.39%と上昇。
米10年債利回りは4.44%。‐0.04と低下。
VIX指数は17.20。‐1.94%と低下しました。
10年債利回りは一時過去10年で最高の4.5%台に達しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 148.37 +0.54%
NY原油 90.33 +0.78%
NY金 1,924 +0.28%
ドル・円は148円台前半と週間ベースで3週連続高。
昨日は、日銀の植田和男総裁がマイナス金利政策の解除への距離感にそれほど変化はないとの認識を示しました。
原油は週間ベースでは0.8%安となり、4週ぶりに下げました。
ビットコインは26,566ドル。+0.01%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】

今日は原油高を受けてエネルギーが反発。売られていたテクロノジー株も買い戻しがありました。
週間では全セクターが1%以上マイナスとなりました。
【スタイルボックス】

今日は大型コアと中型グロースを除くカテゴリーが小幅に下げました。
【個別株】
〇アリババが+5.0%と急伸。物流部門が早ければ来週にも香港市場への新規上場申請を計画しているとの報道がありました。
〇フォードが+1.9%と上昇。ストライキ突入が懸念されている全米自動車労働組合(UAW)が同社との交渉に実質的な進展があったとコメントしました。
【FRB関係者のコメント】
ボストン連銀のコリンズ総裁は「更なる引き締めの可能性も全く排除されていない」と発言。
FRBのボウマン理事は「複数回の追加利上げが望ましい」と発言
FRBのボウマン理事は「複数回の追加利上げが望ましい」と発言
サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は「インフレとの闘いで勝利を宣言する用意はまだできていない」「米金融当局は引き続き可能な限り優しく物価上昇圧力を抑制することに注力している」と発言しました。
言い方に強弱はあれど、3名ともインフレとの戦いが終わってないこと、少なくとももう一度金利を引き上げる可能性を示唆しました。
ただ、金融市場では、利上げ停止を予想する人が大半で、11月には約75%の確率で据え置きが織り込まれています。もう一段利上げは12月以降では40%程度ほど織り込まれています。
利下げは来年6月以降というのが現在の見通しです。
言い方に強弱はあれど、3名ともインフレとの戦いが終わってないこと、少なくとももう一度金利を引き上げる可能性を示唆しました。
ただ、金融市場では、利上げ停止を予想する人が大半で、11月には約75%の確率で据え置きが織り込まれています。もう一段利上げは12月以降では40%程度ほど織り込まれています。
利下げは来年6月以降というのが現在の見通しです。

また、この予想、見通しと現実とのギャップがあれば、良い方向にも悪い方向にも調整が起こる可能性があります。
今までFRBの警告を無視して、勝手に楽観的に先走り、先行して株価を上昇させたあと「やっぱりFRBのいう通りインフレがきついので、調整します」ということを、1年以上繰り返してきた金融市場。
今度はどうなるのかわかりませんが、あまり振り回されてはいけません。
【まとめ】

@charliebilello
S&P500が1928年以来(インフレ調整前、配当込み、ドルベースのトータルリターン)で年率約10%、(インフレ調整後で6%台後半)のリターンを残してきたことはよく知られています。
シーゲル教授の研究や右肩上がりのグラフが有名ですね。
ただ、以前このブログでも紹介しましたが、
その間、年平均で16%のドローダウンがあったということを知る人はあまり多くありません。
今年はドルベースで最大で‐7.8%しか下落しておらず、更に昨年の‐25%同様為替が味方して、日本人にはそれほど大きな下落感はないかと思います。
もちろん、平均なのでより大きく下落する年も小さい年もあるのですが、過去100年間で、一度もドローダウンしなかった年なんてありません。
S&P500に投資をしているのなら下落するのも、年10%の下落もよくあることです。更に日本人であれば為替リスクが加わります。
このことをよく覚えて、些細な下落でイチイチ一喜一憂しないこと。リスクの取れる範囲で投資をすることが大切です。
為替に関して言えば、為替が戻せば、全世界株式やS&P500に投じている資産価値が減るという方が増えてきました。その意見は一理あります。
しかしながら、為替が戻しているということはFRBが利下げに転じている可能性が高く、そうなれば米国の株価が上昇している「可能性」もあるわけですし、日本市場は一旦下げるかもしれません(あくまで可能性です)。
まあ、どうなるかはわかりませんが、言いたいことは2点。
些細な、長期投資をしているのであれば当たり前に起きうる程度(過去普通に起きた程度)の下落や停滞でイチイチ騒いだり、騒ぐ情報発信者やニュースに惑わされないようにしましょう。
インフレや為替や株式市場の動向は、FRBですらわからず、意思決定を先送りにしています。にも拘らずSNS上では素人が「為替がこうなるから・・・株価は○○だ」といった決めつけの意見とそれに同調するコメントがたくさん見られます。
別にそれが正解となる「可能性」もあるのですが、洗練された投資家の皆様であれば、未来の可能性、不確実性をよく理解し、決めつけすぎず、柔軟に思考を回すことが大切だと思います。
いつもありがとうございます。
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