【9月13日 米国株式市場】
ダウ 34,575 ‐0.20%
S&P500 4,467 +0.12%
ナスダック 13,813 +0.29%
米国株式市場は小幅に上昇。
主要株価指数ではダウがマイナス。S&P500とNasdaqは上昇しました。
コアCPIが2年ぶりの小幅な伸びにとどまったことで、
FRBが来週の9月のFOMCで金利を据え置くとの予想が確実視されました。
ラッセル2000は‐0.37%と小幅に下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.22%と小幅に下げました。
米10年債利回りは4.248%。‐0.016と低下。
VIX指数は13.48。‐0.75と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.46 +0.29%
NY原油 88.85 +0.01%
NY金 1,908 ‐0.27%
ドル円は147円台中盤。原油はほぼ横ばい。
ビットコインは26,279ドル。+1.70%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
公益 +1.21%
一般消費財 +0.90%
通信 +0.39%
情報技術 +0.31%
生活必需品 +0.26%
ヘルスケア +0.03%
金融 ‐0.10%
素材 ‐0.59%
資本財 ‐0.67%
エネルギー ‐0.76%
不動産 ‐1.03%
11セクター中9セクターが上昇。
公益や一般消費財が買われました。
【スタイルボックス】

大型株が小幅に上昇で終える中、中小型株は下落しました。
【個別株】
〇アメリカン航空 ‐5.76%
〇スピリット航空 ‐6.25%
両社は燃料費やその他のコストの上昇が、第3四半期の航空会社の利益を圧迫するとして、今夏の利益予想を下方修正しました。
先週はアラスカ航空とサウスウェスト航空が同様の発表をしており、航空株が売られました。
【8月のCPI】
前月比 結果 0.6% 予想 0.4% 前回 0.2%
〇コアCPI(エネルギーと食品除く
結果 0.3% 予想 0.1% 前回 0.2%(コア・前月比)
8月のCPIは前年比3.7%上昇。伸びは2カ月連続で加速し、市場予想の3.6%も上回りました。
食品とエネルギーを除くコア指数は前年比4.3%上昇と、伸びは7月の4.7%から鈍化し、21年9月来で最少となりました。ただ、前月比では0.3%上昇と半年ぶりに加速。
まちまちの内容ですが、全体的には予想を上回る内容となりました。
パウエル議長が注目しているスーパーコア(住居費を除くサービス業)も前月比で0.4%の上昇となりました。

市場の反応を見ると発表直後に動揺が見られましたが、その後すぐに落ち着きほとんど影響はありませんでした。
短期金融市場の予想をみると、9月のFOMCで金利を据え置く可能性は前日の92%から97%に上昇。
11月以降の利上げ確率もやや下がりましたが、それでももう一段利上げがあるという意見とおおよそ半々になっており、発表前までとほとんど変わらない状況となっています。
CPIは喜ぶべき良い内容ではないが、FRBや金融市場の基本的な見通しを変えるほどのものでもなかったという印象です。
JPモルガン・アセット・マネジメントは、これまで主要なインフレ指標の低下傾向が続いていること受け、FRBは今回のサイクルの中で追加利上げは行わない。一段の衝撃がない限り、2024年第4・四半期までに総合インフレ率はFRBが目標とする2%を下回るとの見方を示しています。
そうなるといいのですが、どうなるかはわかりません。
【まとめ】
発表前はいろいろ騒がれていた8月のCPIも無事に通過。
市場は来週の9月のFOMCに注目しています。
金融市場ではFRBが一旦利上げを停止し、FF金利は据え置きとなることが確実視されています。
ただ、ここを乗り切っても11月でどうなるかは、市場参加者も予想しきれておらず、FRBの言う通り、今後の経済指標次第というところでしょう。
ここ数か月の市場がそうだったように、インフレと金利、経済指標との戦いはもうしばらく続きそうです。
来週のFOMCも通過点に過ぎませんので、長期的な視点を失わないようにしましょう。
また、もし、FRBが金利を上げるなど予想と異なることが起きれば市場は荒れるかもしれません。
が、長期投資家の方であればそれに慌てることなく、それぞれのやるべきことをやるのが良いと思います。
アクティブに投資をしている方も、パッシブ運用をしている方も、
みんなが慌てたり、混乱しているときに、一緒になって混乱していては良い判断ができるはずもありません。
「常」に予想外のことが起きる可能性、最悪の事態に陥る可能性があることも考慮しておくことが大切です。
そうすれば、予想が外れたり、株式市場が暴落しても、慌てることはありません。というか何十年と長期投資をしていれば、その過程で予想が外れたり、何度か暴落に出会うことは当たり前のことですらあります。
月並みですが、まずは平常心を維持すること。そのために、自身の許容できる範囲で投資をすることが大切だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 34,575 ‐0.20%
S&P500 4,467 +0.12%
ナスダック 13,813 +0.29%
米国株式市場は小幅に上昇。
主要株価指数ではダウがマイナス。S&P500とNasdaqは上昇しました。
コアCPIが2年ぶりの小幅な伸びにとどまったことで、
FRBが来週の9月のFOMCで金利を据え置くとの予想が確実視されました。
ラッセル2000は‐0.37%と小幅に下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.22%と小幅に下げました。
米10年債利回りは4.248%。‐0.016と低下。
VIX指数は13.48。‐0.75と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.46 +0.29%
NY原油 88.85 +0.01%
NY金 1,908 ‐0.27%
ドル円は147円台中盤。原油はほぼ横ばい。
ビットコインは26,279ドル。+1.70%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
公益 +1.21%
一般消費財 +0.90%
通信 +0.39%
情報技術 +0.31%
生活必需品 +0.26%
ヘルスケア +0.03%
金融 ‐0.10%
素材 ‐0.59%
資本財 ‐0.67%
エネルギー ‐0.76%
不動産 ‐1.03%
11セクター中9セクターが上昇。
公益や一般消費財が買われました。
【スタイルボックス】

大型株が小幅に上昇で終える中、中小型株は下落しました。
【個別株】
〇アメリカン航空 ‐5.76%
〇スピリット航空 ‐6.25%
両社は燃料費やその他のコストの上昇が、第3四半期の航空会社の利益を圧迫するとして、今夏の利益予想を下方修正しました。
先週はアラスカ航空とサウスウェスト航空が同様の発表をしており、航空株が売られました。
【8月のCPI】
〇米消費者物価指数(CPI)
前月比 結果 0.6% 予想 0.4% 前回 0.2%
前年比 結果 3.7% 予想 3.6% 前回 3.2%
〇コアCPI(エネルギーと食品除く
結果 0.3% 予想 0.1% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 4.3% 予想 4.3% 前回 4.7%(コア・前年比)
8月のCPIは前年比3.7%上昇。伸びは2カ月連続で加速し、市場予想の3.6%も上回りました。
食品とエネルギーを除くコア指数は前年比4.3%上昇と、伸びは7月の4.7%から鈍化し、21年9月来で最少となりました。ただ、前月比では0.3%上昇と半年ぶりに加速。
まちまちの内容ですが、全体的には予想を上回る内容となりました。
パウエル議長が注目しているスーパーコア(住居費を除くサービス業)も前月比で0.4%の上昇となりました。

市場の反応を見ると発表直後に動揺が見られましたが、その後すぐに落ち着きほとんど影響はありませんでした。
短期金融市場の予想をみると、9月のFOMCで金利を据え置く可能性は前日の92%から97%に上昇。
11月以降の利上げ確率もやや下がりましたが、それでももう一段利上げがあるという意見とおおよそ半々になっており、発表前までとほとんど変わらない状況となっています。
CPIは喜ぶべき良い内容ではないが、FRBや金融市場の基本的な見通しを変えるほどのものでもなかったという印象です。
JPモルガン・アセット・マネジメントは、これまで主要なインフレ指標の低下傾向が続いていること受け、FRBは今回のサイクルの中で追加利上げは行わない。一段の衝撃がない限り、2024年第4・四半期までに総合インフレ率はFRBが目標とする2%を下回るとの見方を示しています。
そうなるといいのですが、どうなるかはわかりません。
【まとめ】
発表前はいろいろ騒がれていた8月のCPIも無事に通過。
市場は来週の9月のFOMCに注目しています。
金融市場ではFRBが一旦利上げを停止し、FF金利は据え置きとなることが確実視されています。
ただ、ここを乗り切っても11月でどうなるかは、市場参加者も予想しきれておらず、FRBの言う通り、今後の経済指標次第というところでしょう。
ここ数か月の市場がそうだったように、インフレと金利、経済指標との戦いはもうしばらく続きそうです。
来週のFOMCも通過点に過ぎませんので、長期的な視点を失わないようにしましょう。
また、もし、FRBが金利を上げるなど予想と異なることが起きれば市場は荒れるかもしれません。
が、長期投資家の方であればそれに慌てることなく、それぞれのやるべきことをやるのが良いと思います。
アクティブに投資をしている方も、パッシブ運用をしている方も、
みんなが慌てたり、混乱しているときに、一緒になって混乱していては良い判断ができるはずもありません。
「常」に予想外のことが起きる可能性、最悪の事態に陥る可能性があることも考慮しておくことが大切です。
そうすれば、予想が外れたり、株式市場が暴落しても、慌てることはありません。というか何十年と長期投資をしていれば、その過程で予想が外れたり、何度か暴落に出会うことは当たり前のことですらあります。
月並みですが、まずは平常心を維持すること。そのために、自身の許容できる範囲で投資をすることが大切だと思います。
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