【9月6日 米国株式市場】
ダウ 34,443 ‐0.57%
S&P500 4,465 ‐0.70%
ナスダック 13,872 ‐1.06%
6日の米国株式市場は続落。
ISM非製造業景況指数が予想以上に強かったことを受けて、FRBが高い金利をより長期にわたって維持するとの観測が強まりました。
ラッセル2000は1,874。‐0.33%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.34%と下げました。
米10年債利回りは4.288%。+0.02と上昇。
VIX指数は14.45。+0.44と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.68 ‐0.02%
NY原油 87.56 +1.00%
NY金 1,916 ‐0.48%
ドル円は147円台中盤。
為替介入が話題になっていますが、長期的にインデックス投資をしている方は特に気にすることはないでしょう。
原油は引き続き上昇。米国債利回りの上昇に押されて金は続落。
ビットコインは25,657ドル。‐0.49%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
公益 +0.20%
エネルギー +0.14%
金融 ‐0.17%
生活必需品 ‐0.19%
不動産 ‐0.22%
素材 ‐0.33%
資本財 ‐0.48%
通信 ‐0.54%
ヘルスケア ‐0.61%
一般消費財 ‐0.97%
情報技術 ‐1.37%
公益とエネルギーを除く9セクタ―が下落。
米国債利回りが上昇。IT・ハイテク株中心に売られました。
【スタイルボックス】
小型グロース株を除く全てのカテゴリーが下落。
小型バリュー株が特に下落しました。
【個別株】
〇アップル ‐3.58%
中国の一部の政府機関がアップルの「iPhone」をはじめとする外国ブランドのデバイスを職場で使用することを禁じているとの報道を受け、1カ月ぶりの安値となりました。
【ISM非製造業景況指数】
非製造業は米経済の3分の2以上を占めます。
サブ指数では、新規受注が堅調に推移したほか、価格指数も上昇しました。
予想外の上昇となり、米国の個人消費と経済全体の強さを示唆する内容となりました。
堅調な消費や家計支出は雇用増につながり、米国がリセッションを回避できるとの見方もある一方で、
資材費と賃金は加速の継続や、仕入価格指数が4カ月ぶりの水準に上昇するなど、インフレが長期化することが懸念される内容となりました。
これを受けて10年債利回りは上昇。株式市場は下落しました。
【ベージュブック】
米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されました。
ベージュブックによると、米国の経済と雇用市場の伸びは7月と8月に鈍化したこと。
また、多くの企業は賃金上昇が短期的に広い範囲で減速するとみていることが分かりました。
ただ、ベージュブック公表後も、株価はマイナス圏で推移しました。
【FRB関係者の発言】
ボストン連銀のコリンズ総裁は、次のステップを検討するために経済データを見極める中、忍耐強くあることが求められる。トレンドが示すところに基づけば、一段の引き締めがなお必要かもしれないと語りました。
前セントルイス連銀総裁のジェームズ・ブラード氏は、年内もう1回の利上げの可能性を引き続き示すべきだと述べました。
【市場の反応】
金融市場では、ほとんどの参加者が9月のFOMCでは金利を据え置くと予想していますが、11月以降に関しては、金利が据え置きか、あと1段の利上げがあるかで意見が分かれている状況です。
ISM非製造業指数の発表後、2年債利回りは5%を超え、11月の利上げ確率が約60%に上昇する場面もありました。
利下げに関しては来年以降になるというのが大方の見方のようです。
【まとめ】
今日は、ISM非製造業景況指数が6カ月ぶり高水準となったのを受け、FF金利がより長い期間、高い水準に据え置かれるとの見方が強まりました。
これを受けて債券利回りが上昇、株価は下落しました。
先週まで発表された経済指標は、悪いものが多く、利上げ停止と将来的な利下げを期待させる内容でしたが、今日は強い経済指標が高い水準の金利を正当化する内容となりました。
市場では「データを踏まえれば、次回のFOMC会合はタカ派的な据え置きとなる可能性が高い」との意見も出ています。
このように、今後数カ月間は経済指標の結果次第で、市場の雰囲気が楽観的になったり、悲観的になったりするかもしれませんが、躁うつ病のミスターマーケットに振り回されて、日常生活に支障をきたさないように注意しましょう。
また、初心者の方は、経済指標は過去を、株価は未来を映すため、そのギャップに混乱しないようにしましょう。
経済指標の発表とFRBの政策に注目が集まっている米国株式市場ですが、景気や金利にサイクルがあるのは当たり前のことです。
私はいつもどおりインデックス投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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ダウ 34,443 ‐0.57%
S&P500 4,465 ‐0.70%
ナスダック 13,872 ‐1.06%
6日の米国株式市場は続落。
ISM非製造業景況指数が予想以上に強かったことを受けて、FRBが高い金利をより長期にわたって維持するとの観測が強まりました。
ラッセル2000は1,874。‐0.33%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.34%と下げました。
米10年債利回りは4.288%。+0.02と上昇。
VIX指数は14.45。+0.44と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.68 ‐0.02%
NY原油 87.56 +1.00%
NY金 1,916 ‐0.48%
ドル円は147円台中盤。
為替介入が話題になっていますが、長期的にインデックス投資をしている方は特に気にすることはないでしょう。
原油は引き続き上昇。米国債利回りの上昇に押されて金は続落。
ビットコインは25,657ドル。‐0.49%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
公益 +0.20%
エネルギー +0.14%
金融 ‐0.17%
生活必需品 ‐0.19%
不動産 ‐0.22%
素材 ‐0.33%
資本財 ‐0.48%
通信 ‐0.54%
ヘルスケア ‐0.61%
一般消費財 ‐0.97%
情報技術 ‐1.37%
公益とエネルギーを除く9セクタ―が下落。
米国債利回りが上昇。IT・ハイテク株中心に売られました。
【スタイルボックス】
小型グロース株を除く全てのカテゴリーが下落。
小型バリュー株が特に下落しました。
【個別株】
〇アップル ‐3.58%
中国の一部の政府機関がアップルの「iPhone」をはじめとする外国ブランドのデバイスを職場で使用することを禁じているとの報道を受け、1カ月ぶりの安値となりました。
【ISM非製造業景況指数】
8月の非製造業総合指数は54.5と前月の52.7から上昇し2月以来の高水準となりました。
市場予想は52.5。53.9超える数値を予想するエコノミストはいませんでした。
市場予想は52.5。53.9超える数値を予想するエコノミストはいませんでした。
非製造業は米経済の3分の2以上を占めます。
サブ指数では、新規受注が堅調に推移したほか、価格指数も上昇しました。
予想外の上昇となり、米国の個人消費と経済全体の強さを示唆する内容となりました。
堅調な消費や家計支出は雇用増につながり、米国がリセッションを回避できるとの見方もある一方で、
資材費と賃金は加速の継続や、仕入価格指数が4カ月ぶりの水準に上昇するなど、インフレが長期化することが懸念される内容となりました。
これを受けて10年債利回りは上昇。株式市場は下落しました。
【ベージュブック】
米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されました。
ベージュブックによると、米国の経済と雇用市場の伸びは7月と8月に鈍化したこと。
また、多くの企業は賃金上昇が短期的に広い範囲で減速するとみていることが分かりました。
ただ、ベージュブック公表後も、株価はマイナス圏で推移しました。
【FRB関係者の発言】
ボストン連銀のコリンズ総裁は、次のステップを検討するために経済データを見極める中、忍耐強くあることが求められる。トレンドが示すところに基づけば、一段の引き締めがなお必要かもしれないと語りました。
前セントルイス連銀総裁のジェームズ・ブラード氏は、年内もう1回の利上げの可能性を引き続き示すべきだと述べました。
【市場の反応】
金融市場では、ほとんどの参加者が9月のFOMCでは金利を据え置くと予想していますが、11月以降に関しては、金利が据え置きか、あと1段の利上げがあるかで意見が分かれている状況です。
ISM非製造業指数の発表後、2年債利回りは5%を超え、11月の利上げ確率が約60%に上昇する場面もありました。
利下げに関しては来年以降になるというのが大方の見方のようです。
【まとめ】
今日は、ISM非製造業景況指数が6カ月ぶり高水準となったのを受け、FF金利がより長い期間、高い水準に据え置かれるとの見方が強まりました。
これを受けて債券利回りが上昇、株価は下落しました。
先週まで発表された経済指標は、悪いものが多く、利上げ停止と将来的な利下げを期待させる内容でしたが、今日は強い経済指標が高い水準の金利を正当化する内容となりました。
市場では「データを踏まえれば、次回のFOMC会合はタカ派的な据え置きとなる可能性が高い」との意見も出ています。
このように、今後数カ月間は経済指標の結果次第で、市場の雰囲気が楽観的になったり、悲観的になったりするかもしれませんが、躁うつ病のミスターマーケットに振り回されて、日常生活に支障をきたさないように注意しましょう。
また、初心者の方は、経済指標は過去を、株価は未来を映すため、そのギャップに混乱しないようにしましょう。
経済指標の発表とFRBの政策に注目が集まっている米国株式市場ですが、景気や金利にサイクルがあるのは当たり前のことです。
私はいつもどおりインデックス投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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