【6月9日 米国株式市場】

ダウ    33,876 +0.13% 
S&P500     4,298 +0.11%
ナスダック 13,259 +0.16%

米国株式市場は上昇。

影響力の大きいテスラが+4%と大きく上昇し、S&P500やNasdaqを牽引。

週間ベースではS&P500は+0.38%と4週連続で上昇。

Nasdaqも+0.13%で、7週連続の上昇となりました。

ラッセル2000は‐0.80%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.71%と上昇しました。

米10年債利回りは3.743%。‐0.002とほぼ横ばい。

VIX指数は13.83。+0.18と小幅に上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  139.41 +0.35%
NY原油  70.35 ‐1.32%
NY金   1,960 ‐0.17%

ドル円は139円台中盤。

原油は週ベースで2週連続の下落となりました。

ビットコインは26,468ドル。‐0.15%と小幅に下げました。


【S&P500マップ】
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【セクター】

情報技術  +0.46%
一般消費財 +0.44%
ヘルスケア +0.19%
通信    +0.14%
金融    +0.08%
生活必需品 ‐0.12%
資本財   ‐0.26%
不動産   ‐0.56%
公益    ‐0.57%
エネルギー ‐0.58%
素材    ‐0.82%

全11セクター中5セクターが上昇。

情報技術やテスラがけん引した一般消費財が上昇しました。

【スタイルボックス】


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大型グロース株の上昇が各指数を牽引。小型株が下落しました。

【個別株】

〇テスラ +4.1%

GMが自社のEVで、テスラの急速充電施設「スーパーチャージャー」のネットワークを利用することに合意したと発表しました。

〇アドビ +3.4%

アドビが3.4%上昇。ウェルズ・ファーゴがアドビが生成人工知能(AI)から恩恵を受けるとして、投資判断を「オーバーウェート」に引き上げました。

〇ネットフリックス 2.6%

ネットフリックス2.6%上昇。パスワード共有への対応が奏功し、契約者数が急増したという調査報告が材料となりました。


【FEDウォッチ】
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市場は6月のFOMCでの利上げ停止を71.2%。

7月の0.25%の利上げ停止の確率を53.0%と織り込んでいます。

来週の13~14日のFOMCでは利上げ停止が大筋で織り込まれています。また来週はCPIの発表があります。

ここで予想外の結果となれば、強気相場入りしたS&P500が冷や水を浴びせられる可能性があります。

ただ、元々インフレが高止まりするようであれば、7月に利上げを実施する可能性を示唆する公算が大きいとみられていますから、そこまで混乱や動揺することもないと思います。


【まとめ】

S&P500は4週連続で上昇。

こうやって振り返ってみると、債務上限問題や地銀問題であれほど騒いでいたのはなんだったのかと思われるのではないでしょうか。

今日は、5月米消費者物価指数(CPI)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えるなか、主要株価指数は小幅な動きとなりました。

ただ、来週のイベントを超えても、7月には更に予想が割れているFOMCや、米企業の決算シーズンが始まります。

ここで予想よりも悪い結果なら、株価は下がるでしょうし、予想を上回る結果となれば更に株価は上がるかもしれません。

結局、ここ数カ月市場を振り回してきた、インフレ、FRBの政策、景気後退や企業利益の鈍化といった問題と、もうしばらく投資家は付き合っていくことになります。

目先は来週のことで、そしてそれを超えれば7月のFOMCや決算でとイベントが続きますが、

そもそも長期投資家にとっては、来週や数か月先のことなど所詮単なる通過点に過ぎません。

予めリスクの許容できる範囲で投資をしている方は、今まで通り、目先の上下に振り回されることなく、自身にコントロールできることに注力しながら、気長に投資を続けていきましょう。

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